Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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百塔の都(4)

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今日は朝から郵便屋さんが来ていました。

いつも思うのですが、うちに来る郵便屋さん、クリントン前大統領にそっくりなのです!そういえばアメリカも大統領選に向けていよいよ走り出しているようですが、気になるのはアカデミー賞。今年は私の愛するジュディ・デンチを始め、英国女優が目白押しなのです。前哨戦のゴールデン・グローブ賞を始め、英国アカデミー賞でも強いのはヘレン・ミレンの"The Queen"。プラハでも大々的に宣伝されていて、帰ったら見ようと思っていたら、こちらではもう終わっていました・・・orz。(郵便といえば、クリスマス前に日本に送ったのに届いていなかったプレゼント、調査依頼を出して2週間、出してから2ヶ月経って、ビリビリに破れた小包が戻ってきました・・・払い戻しもされず、再度送りましたが怒り心頭ですっっ!まぁ見つかっただけ良かったかしら・・・)

c0105386_6222511.jpgさて、プラハ最終日は、ユダヤ人街を訪ねて過ごしました。今度こそ、と旧市街広場の北側、カフカの生家からスタートです。小さなお部屋で生まれたフランツ・カフカ。彼が生まれた当時のチェコはオーストリア(ハプスブルク)帝国の勢力下にあり、彼はチェコ語文化圏の中の少数派である、ドイツ語を母語とするユダヤ人の家系に生まれます。生家は小さな博物館になっていて、彼の生い立ちを順に読んでいると、よく知られている父親との確執や、フェリーチェとの2度の婚約破棄などの伝記に混じって、彼が読み書きも含めてチェコ語も完璧にあやつっていたとの記述があって、少し驚きました。考えてみれば当然なのですけれど、やっぱり彼はチェコに生きた、チェコの作家なのですね。何となく時代や文化を超越したようなところがある作家だとは思いますが、同時にある一つの地域に暮らし、そこで運命を全うしたひとりの人間であったことにも思い至ります。エミリ・ブロンテの家を見たときにも同じように思いました。ひとりの、生きた人間だったのですね、彼らも。極めて当然の事実ながら、改めて感じたことでした。

c0105386_6265128.jpgカフカの生家から北に上がると、ユダヤ人地区に入ります。ゲットーという言葉は、通常ナチスドイツの政策として強制的にユダヤ人を居住させた地域を呼ぶ言葉として使われることが多いですが、プラハのゲットーは、その前からユダヤ人居住区として存在したようです。古い入り組んだゲットーは、カフカの小説にも出てきますが、19世紀に整備され、今のような形になりました。その際にユダヤ教の祈りの家であるシナゴーグなどには手をつけられなかったため、この小さな地域にはたくさんのシナゴーグが存在します。カフカの生家を少し上がったところにはマイゼル・シナゴーグ。現在は、宗教的宝物の展示館として使われています。 (抱き合わせ販売で(笑)、ユダヤ人地区シナゴーグ共通券のようなものを買わなくては拝観できず、いくつかシナゴーグを回ることになりました。写真は旧新シナゴーグ。今も祈りの家として使われるシナゴーグです。切り込みの入った屋根の形が珍しく、現存するヨーロッパ最古として有名なシナゴーグでもあります。)

そこから通りを一つ上がったところにあるのがピンカス・シナゴーグ。これは有名なユダヤ人墓地に隣接する建物で、現在は、第二次大戦のホロコーストで亡くなった、ボヘミアおよびモラビア地方のユダヤ人のための記念館として使われています。中に入ると、白い美しい建物の内部はびっしりと小さな文字で書かれた犠牲者の名前と生没年で埋め尽くされているのです。その数9万人。二階には、有名なプラハ郊外のテレジン収容所で作られた子供たちの絵画作品などが展示されています。素晴らしい絵を描いている子供たちのほとんどが、生きて戻ってくることはなかったことを考えると、改めて歴史の苛酷さ、人間の恐ろしさが胸に迫ってきます。ドイツを回った時に、ミュンヘン郊外にある最初の強制収容所ダッハウに行きましたが、真夏の素晴らしい青空の下、そこで行われた非人間的な行為と、「働けば自由になれる」という有名な文字を持つ門、その門を見ながら生きた人々のことを考えて、言葉にならない衝撃を受けたことを思い出しました。プラハからポーランドはもう、すぐ。オシフィエンチム(アウシュビッツ)もすぐ近くなのです。次回はポーランドにも是非行きたいと思いました。

シナゴーグを出ると、ユダヤ人墓地に入ります。15世紀にさかのぼるユダヤ人地区唯一の墓地は、死者を埋める場所がなくなって、どんどん上に積み重ねていったと言われ、確かに盛り上がった場所がたくさんあります。18世紀にもう使われなくなった墓地ですが、古く傾いた墓石が立ち並ぶ古めかしい墓地でした。ユダヤの歴史なのですね。私は幸福に生きた人々が葬られる墓地を歩くのは好きなのですが、この墓地は何とも言えない感じがしました。ユダヤという一つの虐げられ、同時に自分たちだけの誇りに生きた民族の歴史。東欧の歴史もまたユダヤと密接に関係するのです。

c0105386_6283157.jpgそこを出てから、クラウス・シナゴーグへ。これもまた展示館として使われている建物でした。少し疲れたのでまたまたカフェ・フランツ・カフカで温かいチョコレートを飲んで、元気を回復し、もう少しユダヤ人地区を歩いて建物を外側から眺めました。プラハのもう一つの顔。ますますプラハという街に魅了された1日でした。 写真は先日ケーキを楽しんだカフェ・グランド・プラハ。プラハは格調高い文化の都らしく、カフェ文化が花開いた場所です。前衛的かつ優美なアールヌーヴォー調の装飾が施されたお店の中も素晴らしく美しく、ゆったりヨーロッパらしい香りを楽しめる場所ですが、同時にケーキも結構おいしいのです♪特にチーズケーキは絶品でした☆

c0105386_6252582.jpg夜は19世紀に建てられたホテルでゆっくりお食事。食べたのは伝統的なチェコ料理。内陸部ですから、やっぱりお肉が中心です。








c0105386_624475.jpgローストポークにザウアークラウト、たっぷりのグレイヴィと一緒に出てきます。お味が濃いので必ずついているのが左側に乗っているクネドリーキ(ジャガイモのお団子)。蒸しパンのようなヴァージョンもあり、一緒に食べるとなかなかおいしいです。

素晴らしいチェコ旅行でした。また、絶対、訪れたい国です☆
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# by ellisbell | 2007-02-13 06:16 | trip

百塔の都(3)

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今日も晴れ渡った気持ちのいい日曜日でした。

先週はこちらも寒い日が続いていたそうですが、クルムロフから戻ったプラハも曇天の下、寒く凍えていました。雪が降るほどではなかったのですが、やっぱり底冷えします。大陸らしい寒さ。それでも限られた時間しかいられない観光客ですから、元気に外を歩き回ることに変わりはありません。この日のプランはカフカ・デイ。クルムロフを代表する芸術家がエゴン・シーレだとすれば、(シーレも好きなのに、エゴン・シーレ文化センターという建物は閉まっていました。残念。ウィーンでたくさん見たから今回は諦めました。)プラハはもちろんミュシャとカフカの街(もちろんスメタナとドヴォルザークの街でもあります!)。朝から張り切って、旧市街広場の北側にあるカフカの生家を訪れてみると、残念ながら休館日orz。出鼻をくじかれましたが、気を取り直してプラハ城へ歩いて行きました。そう、今日の観光の目玉はプラハ城。そして、夜の観劇です。

ボヘミア王国の歴代の王の居城として建てられたプラハ城。この姿をカレル橋から見上げると、プラハに来たことをしみじみと実感します。16世紀まで王の居城として使われていたそうですが、現在では厳密に言うとお城というのは難しいのかも知れません。一部は大統領府として使われていますが、それ以外の部分は大聖堂(ひときわ高くそびえる塔が大聖堂です)、修道院、そして小さな家々が立ち並ぶ、小さな街のようなところなのです。
c0105386_5514590.jpgブルタヴァ川を越えて、丘の上に上がっていくと見えてくるのは大きな門。カフカの小説とは違って、この「お城」にはちゃんと入れます(笑)。今回は裏側から入ったので、まず最初に目指したのは「黄金の小路」と呼ばれる可愛らしい街並み。中世、ここには錬金術師たちが住み、様々な実験を行っていたことからこう呼ばれるそうです。可愛らしいこの家々の中の22番、手前の水色に塗られた家が、カフカの妹のもので、彼が小説を書く仕事部屋として使っていた家。今はこの家々はおみやげ物屋さんとして使われていて、カフカの仕事部屋は本屋さんになっています。小さな小さな仕事部屋。ここで彼は様々な人間の不条理な存在を鋭くえぐり出すあのような小説を書いたのですね。

c0105386_5524392.jpg並びにある、その名もカフェ・フランツ・カフカで簡単なランチを食べた後、聖イジー教会を見てから、中央にそびえ立つ聖ヴィート大聖堂へ。あまりにも巨大な大聖堂で、とても写真に収まりません。(前回来たときも、これを撮るのには魚眼レンズみたいな広角がいるよね、と友達と話したことを思い出しました。)素晴らしいゴシック様式の大聖堂です。中に入ってステンドグラスを眺めると、やっぱり西欧のカトリック教会とは少し趣が違います。そして左側に美しいステンドグラス発見。







c0105386_553896.jpgなんだかミュシャみたい、と言って、はっと思い出しました。そう、このステンドグラスは本当にミュシャ(チェコ語ではムハ)の作ったものなのです。優しい美しさを持ったステンドグラスです。そして、この大聖堂をくるりと回った出口近くには、塔への登り階段が。"Attention! 287 steps!"と書かれています。もちろん高いところが好きな私は喜んで上ることにしたのですが、古い建物ですから、くるくる回る螺旋階段に、途中で目が回ってしまいました(笑)。でも、上る価値は十分にあります!素晴らしい眺めでした。真ん中にブルタヴァ川が見え、カレル橋も、ティーン教会の尖塔も、みごとなオレンジ色の家々の立ち並ぶ中に美しい姿を現しています。こうして見ると、オレンジ色の美しい屋根から、たくさんの教会の尖塔がそびえ立ち、プラハが「百塔の都」と呼ばれるのもよく分かります。ため息が出るほど美しい街です。階段を下りながら(またもや目が回りました 笑 途中で出会う人に「後どれくらい?」と聞かれ、「うーん、1/3かな」と言うと、大きなため息が返ってきました!)やっぱり石の文化ってすごいなぁと思いました。(その代わり、ぬくもりは絶対に木の文化の方があると思います!)

c0105386_5533672.jpgプラハ城から、マラーストラナと呼ばれる地域の方へ降りていく階段。階段自体にとっても風情があり、そして美しい景色が広がります。いったんホテルに戻って荷物を置いて、その晩はチェコの伝統、マリオネット劇を予約していたので、大急ぎでごはんを食べに。演目は、モーツァルトのドン・ジョヴァンニ。プラハととても縁の深い作品です。国立マリオネット劇場にチケットを買いに行ったときに、親切な受付のおじさんがいろいろ劇場内を見せてくれましたが、彼の話では今もチェコにはマリオネットを作ったり動かしたりするための専門の学校がちゃんとあるそうです。スピーカーから流れるオペラに乗って、人形たちが自在に動き回る姿は素晴らしかったです。悲劇なのですが、人形劇らしくユーモラスな部分も強調してあって、中にシュールな演出もあり、本物のお水や火まで使われる、人形遣いたちの息づかいが聞こえるような素敵な舞台でした。文楽や浄瑠璃もそうですが、手が見えているのに人形に意識が集中するところがすごいですよね。そして文楽と違って、マリオネットをひとりの人間が操るのではなく、舞台を自在に動かすために何人もに一体の人形が手渡され、交換されながら、舞台が進んでいきます。本当に息のあったメンバーでないと難しいのでしょうね。チェコらしい、素敵な夜でした。 c0105386_554323.jpg人形劇の帰りに通った旧市街広場。ティーン教会がライトアップされています。寒いのに、人々はストーブを焚いて、カフェのテラス席でおしゃべりを楽しんでいるのが驚きです。夜のプラハも美しいですね。
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# by ellisbell | 2007-02-12 05:56 | trip

つれづれ

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クリスマス前にプレゼントでもらった、アマリリスのお花が咲きました♪

英語では、植物を育てるのが上手な人を「green fingers(green thumb)を持っている」といいますが、私はとても植物と相性が悪いのです。orz 観葉植物ですら枯れてしまうのが常だったのですが、ガーデニングの本場に来てから、少し植物と仲良くなったのかしら。今、お部屋には多肉系のピンク色のお花(名前は知りません)とアマリリスが咲いていて、もう一つ別の鉢に入ったアマリリスも順調に育っています☆(しかしこうアマリリスばっかりくれるSもねぇ・・彼はきっとアマリリスが好きなのでしょう。)そういえばクリスマス前には、アマリリスがとてもたくさん売られていました。イギリス人の好きなお花なのかも知れません。

プラハ旅行記はまだ続きを書きたいのですけれど、なんだか今日は少し旅行記とは違う気分。先日プラハのカフェで80年代の音楽が流れていて、そこで聞いたBlackの"Wonderful Life"がずっと頭を離れないからかも知れません。(「素晴らしい人生」というタイトルが、皮肉なまでに切ない曲だと思います・・Blackはリバプール出身のアーティストだそうです。聞きたい方はこちら http://www.youtube.com/watch?v=iyfu_mU-dmo)あるいは昨日、友達と、Kazuo Ishiguroの"Never Let Me Go"について話をしていて、人間とは何かという恐ろしいまでの根本的な問いと、存在の圧倒的な孤独と、小説の基調に流れる人生への諦観について、いろいろ考えを巡らせていたからかもしれません。(どちらにしても、この静かな諦観もイギリス文化の基調を、大きな流れでないとしても、流れているのでしょうか。あるいは、Ishiguroは、完全な英国人としてのアイデンティティを持たないがゆえに、日本的な諦念をも帯びているのでしょうか。おもしろい問題ですね。)

今日は午後からお友達3人が、お茶をしに来てくれました。残念なことに、袱紗も何も持ってきていないので、単に点てたお茶を味わってもらっただけだったのですが、とても楽しい時間でした。そしてお茶のいただき方を説明しつつ、今、このときは一生に一度しかないのだから、この一瞬を慈しみ、大切にしなくてはならないという「一期一会」のお話をしていました。お茶の心の一番の基本ですよね。ちゃんとしたお茶会は用意できず、本当にお抹茶だけ味わってもらった略式の集まりでしたが、その考えをどの国の友達も尊重してくれることがとても素晴らしい午後でした。最近、こちらの友達と、いつ帰るのか(次はいつ来るのか、と聞いてくれるのが嬉しいですね!)という話をするのですが、私の英国滞在も後2ヶ月。What a wonderful life!と心から言いたい時間です。英国に来る前は、何か形あるものを成し遂げることが留学の最大目的であるようにずっと考えていましたが、サン=テグジュペリの言ったことが、やっぱり正しかったのかも知れません。"On ne voit bien qu'avec le coeur. L'essentiel est invisible pour les yeux."(心でしか見えないんだ。本当に大事なものは、目には見えないんだよ。)←綴りにイマイチ自信なしですorz 覚えたの、ずいぶん昔だからなぁ・・・

訳もなく(笑)ちょっぴりしんみりした、母の誕生日でした。

写真は、プラハへ発つ時のスタンステッド空港の夕焼け。きれいな夕焼け空に、飛行機が飛び立って行きます。
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# by ellisbell | 2007-02-11 05:46 | miscellaneous

Magdalene College

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今日のケンブリッジは霧雨の続く寒い一日でした。

お友達とcity centreでベトナム料理でランチをして、おうちにおじゃまし、ケンブリッジ大学でもっとも有名な研究所であるキャベンディッシュ研究所(Cavendish Laboratory)を初めて見ました。c0105386_8212116.jpgここは、世界最多のノーベル賞受賞者を排出している物理学の権威。自然科学に強いケンブリッジでももっとも実績ある研究所です。有名なところでは、例えばDNAの二重らせん構造の発見によって、後にノーベル賞を受賞した研究者たちもこの研究所にいたようです。彼らの論はcity centreの歴史あるパブで展開されたそうで、そのパブにはそれを記念したプレートが掛けられています↑。こういうのを毎日お買い物で通り過ぎる時にちらっと眺める時が、歴史ある大学街に住んでいるのだなぁと、少しばかり感激する瞬間です。

お友達と楽しい時間を過ごした後は、フォーマル・ホールに。プラハ旅行記はいったんお休みして、今日はフォーマルの様子のご報告日記を書きます☆今日行ったコレッジは、city centreにあるMagdalene College。Oxfordと同じ名前を持つコレッジはCambridgeにたくさんあるのですが、微妙に違っているのがおもしろいところ。例えばOxfordではQueen's Collegeですが、CambridgeではQueens' College(アポストロフィーの位置が違いますよね!)、OxfordにはSt.Catherine's Collegeがありますが、ここにあるのはSt.Catharine's(綴りがちょっと違います!)そして今日行ったコレッジもそういうコレッジ。Oxfordにあるのは(Oscar Wildeが行ったコレッジです・・・いいなぁ)はMagdalen College。ちょっとずつ違うのがおもしろいですね。このコレッジはケンブリッジでは「モードリン」と発音しますが、1428年に創立された伝統あるコレッジの一つ。「ナルニア」を書いたC.S.ルイスの出身校です。噂によると、ここのフォーマルはキャンドルライトだけで催されるのだとか・・・絶対に行ってみたい♪と思っていたコレッジでした。(企画者のJに「行ってみたい〜!!」と訴えていたのですが、本当に実現するとは♪♪)

c0105386_8221395.jpgさて、フォーマルホール。噂は本当でした。それほど広くないホールにはろうそくの明かりだけがともされています。ここはケンブリッジの中でももっとも保守的とされるコレッジの一つで、ドラが鳴ってフェローが入ると起立、ラテン語のお祈り、そしてお食事、と伝統をきっちり守っています。何と言ってもろうそくの炎だけというのがとっても雰囲気があって素敵なホールでした☆ワインまでがMagdalene Collegeのワインなのです!!お料理は、前菜にはニョッキ、メインはチキンのグリル、デザートにはチョコレートのタルトが出ましたが、どれもとってもおいしくて素敵なフォーマルでした。今まで行ったフォーマルの中で一番おいしかったと思います。一緒に行った友達とも大絶賛☆コーヒーは薄かったですが、シェリーもおいしかったし、マディラ酒まで食後に出て、優雅な中世の大学晩餐会という感じを満喫して帰ってきました☆
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# by ellisbell | 2007-02-10 08:23 | Cambridge life

百塔の都(2)--チェスキー・クルムロフ編

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ケンブリッジは、今日は雪。

昨日から、雪の予報は出ていましたが、朝一番に窓の外をのぞいてみると、外は銀世界。先日よりもたくさん積もっている上に、午前中はまだ降り続いていました。これは二度目のケンブリッジ雪景色を写真に納めなくては、と、朝からカメラを持ってcity centreへ。その途中に写真を撮ってみると、何と画面には「メモリーカードがありません」の文字が・・・!!そう、昨日、パソコンに読み込んだ時に、カードを抜いたままにしてしまっていたのです(涙)。人と会う予定があったので、取りに戻る時間もなく、今日の雪景色は眺めるのみでした・・orz でも、歩道も雪が溶けかけて滑りやすくなっていたので、いつも以上にのろのろと景色を楽しみながらお散歩した一日でした。(今日は空港が大混乱です。帰ってきたのが昨日で良かった♪)

c0105386_5495916.jpgさて、チェコ旅行。プラハを1日楽しんだ後は、前回行きたくて果たせなかったボヘミア街道を辿るショート・トリップに出かけることに。今回の目的地は、プラハと並ぶチェコの世界遺産として名高い街、チェスキー・クルムロフ。チェコは大きくボヘミア地方とモラヴィア地方に分かれますが、クルムロフは西側、ボヘミア地方を南下していったオーストリアとの国境にほど近い街です。プラハから200キロの旅は、とりあえずプラハ中央駅からスタート。EU参加以前と比べて、ずいぶん英語が通じるようになった(前回は私の恐ろしいフランス語の方が、英語より通じました!前回、ビアホールで素敵な姉弟+伯母さんと仲良くなった時には、意思疎通が本当に大変だったのです!!)という印象ですが、やっぱり駅などでは少し苦労します。それでも乗り換え時間を含めて5時間弱の旅で、ふたりで1500円ほどとは、本当に物価の安さに驚愕。(←ロンドンーケンブリッジは片道4000円します!)電車は古い形で、今もコンパートメントに分かれているのも新鮮。そういえば、昔ウィーンに移動した時もそうだったなぁ・・・

c0105386_5505585.jpg途中、チェスケー・ブデヨヴィツェ(バドワイザーで有名な街です!バドワイザーって、私も前回行ったときまで、ドイツ起源のアメリカの会社だと思っていました。チェコなんです!!)で乗り換え、チェスキー・クルムロフまでは二両編成の各駅電車でゴトゴトと行きます。山手ですから、雪も多く残っているし、凍った小さな池などもありました。電車の駅から街までは歩いて20分ほど。街の入り口には門があって、いかにも古い街の風情が漂います。蛇行するブルタヴァ川に沿って発展した小さな小さな街ですが、この街にはボヘミア地方ではプラハ城に次ぐ大きさのお城があるのです。そのお城はどこからもよく見え、名実ともにクルムロフのシンボルの風格を持っていました。

街の印象は、本当に小さくて可愛らしい街だということに尽きます。ベルギーのブリュージュもこぢんまりした素晴らしく美しい街ですが、少し感じが似ているでしょうか。オレンジ色の屋根を持ったカラフルな家が建ち並び、中世そのままの細い入り組んだ路地が家々をつないでいます。チェコ屈指の観光地で、夏は観光客も多いそうですけれど、今は季節外れの上に、プラハからの日帰り観光客が多いようなので、私が着いた時にはほとんど人がいなくて、街並みを貸し切り状態で楽しめました。街のどこからも見えるルネサンス様式のお城を眺めつつ、ホテルへ向かいましたが、この日泊まったホテルは、昔の修道院を改築したもの。素晴らしく美しく、雰囲気のあるホテルで大満足♪c0105386_5513289.jpg夕食もこのホテルで取りましたが、修道院らしくあちこちに宗教的なモチーフの装飾がなされている、美しいレストランでした。お食事もとってもおいしかったし(チェコ料理って、前はあんまりいいイメージがなかったのですが・・・ジャガイモ団子が必ず付いて来るのです!!)、しかもオフシーズンでお食事は何と50%オフ!!とっても素敵な夜でした☆c0105386_5521434.jpg

次の日は、街をのんびり歩いて散策を楽しみ、お店をのぞいたり、教会をのぞいたり。チェコはボヘミア盆地で採掘されるガーネットと琥珀が有名なようで、あちこちに宝石店があります。本場だということで、私の誕生石でもあるガーネットのピアスをゲットしました♪うきうき♪♪♪旅先で買ったものって、眺めたり身につけるたびにその土地を思い出すからいいですよね☆☆☆その後、街をくるっと歩いて、お城に入りました。このお城にはクマが飼われているのが有名だそうですが、残念ながらお城の中を見せてくれるツアーはシーズンオフでやっていなかったので、クマを見ることも、お城の塔に上ることもできませんでした。けれども、お城からの街の眺めは壮観!!素晴らしく美しい眺めでした。本当にこぢんまりした可愛らしい街なのです。石の文化って、古いものがそのままの形で残っていくのが素晴らしいですね。また行きたい、大好きな街が一つ増えました。名残を惜しみつつ、プラハまでバスで戻りました。

c0105386_5531723.jpg人口も少なく、観光で生きているような街のようで、あちこちにおみやげ物屋さんがあります。あまり人が住んでいるような感じを受けない旧市街です。マリオネット屋さんの入り口では、ここでも、大きなマリオネットが「おいでおいで」をしています。
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# by ellisbell | 2007-02-09 05:54 | trip

百塔の都(1)

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冬の似合う美しい中欧の古都、プラハに行っていました。

プラハへはこれが二度目の訪問。前回訪れたのは、EU加盟前の東欧の雰囲気が色濃く漂う頃でした。時期は同じ2月。ただ、2月末に行った前回と比べて、今回は2月の頭ですから、寒いだろうと覚悟して行きました。出発の日のケンブリッジは快晴。厚手のセーターを着てコート、手袋、ショールを持っているのは私ひとりという暖かい冬の日でした。ケンブリッジにほど近い、ロンドン・スタンステッド空港からプラハ・ルズィニエ空港までは2時間弱の空の旅です。緯度は下がるものの、プラハの方が気温はぐっと下がって、ホテルへ向かう車の中からは、夜の闇に光る白い雪の残りが見えていました。

c0105386_664816.jpg街の中央をブルタヴァ川がゆったりと流れる、中世そのもののプラハの街並みは、ヨーロッパでもっとも美しい街の一つだと思います。石畳の細い路地、曲がりくねった迷路のような小道の一つ一つが美しい建物に彩られ、芸術の香りを漂わせている、風情のある街です。2度目なので、観光にあくせくすることもなく、ゆったりと街を歩いて楽しんで来ました。ブルタヴァ川の右岸には旧市街が広がり、旧市街広場にある、旧市庁舎の美しい天文時計は毎時にからくり人形が出てくることでも有名←。死神のならす鐘の音とともに、12人の使徒が現れます。チェコの様々な歴史の舞台となった場所でもあり、広場の中心にはチェコの宗教改革指導者、ヤン・フスの像もあります。


c0105386_672410.jpg東側にそびえ立つティーン聖母教会の形を見ると、やっぱり英国とは違う国を旅行していると実感します←。この北側に広がるユダヤ人地区も、今回はゆっくり回りたいと思っていた場所の一つなのですが、とにかく初日はプラハでもっとも美しい場所(だと私が思っている)カレル橋まで街並みを見ながら歩いていきました。

カレル橋(冒頭)。プラハ屈指の観光名所ですが、どんな時間に訪れても言葉を失うくらいに美しい場所です。欄干には30体の聖人像が建ち並び、両岸にオレンジ色の屋根を持った壮麗な建物が見え、遠景にはプラハのシンボルであるプラハ城が見えます。そして、ゆったりと流れるブルタヴァ川。歩行者専用の橋なので、橋の上ではたくさんのおみやげ物屋さんや、似顔絵描き、ストリートパフォーマーがにぎやかに観光客を惹きつけています。5年前の大洪水でカレル橋もダメージを受けた映像をテレビで見ましたが、洪水前と同じく美しい姿は健在で安心しました。

プラハは芸術の街でもあります。モーツァルトが訪れ、ドン・ジョヴァンニの初演をした場所としても有名ですが、街中にあるたくさんの教会で、ほとんど毎日ミニ・コンサートが催されています。この日は聖イジー教会で行われていたオルガンコンサートを聞きに行きました。小さな教会の礼拝堂は、思ったよりも音響が良く、オルガンとヴァイオリン、ソプラノが融合した素敵なコンサートでした。気軽に音楽を楽しめるのは、やっぱりヨーロッパの良さですね。そして、画家アルフォンス・ミュシャをうんだ街でもありますから、街中がアール・ヌーヴォー的な美しさを持った街でした。

c0105386_69416.jpgチェコは芸術としてのマリオネットがとても盛んで有名です。街なかにもたくさんのマリオネット屋さんがあり、観光客向けのおもちゃから、本格的な手作りの素晴らしいお人形まで、たくさん売られています。前回来たときにも素敵なマリオネットを買いましたが、見ているだけでも楽しいお店がたくさんです。道を歩いているとマリオネットが呼び込みをしていたりもします♪










c0105386_684290.jpgプラハは芸術の街らしく、カフェ文化も発達した街です。あちこちのきれいなカフェに入りました。ミュシャに代表されるアール・ヌーヴォーの街ですから、特にガイドブックに載っていないようなカフェでも、天井が高く、装飾的な美しいカフェがたくさんあります。これは夜にごはんを食べた旧市街広場の片隅にあるホテルのレストラン。シャンデリアがきれいでした。

書きたいことはたくさんありますので、数日に分けて書こうと思います♪
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# by ellisbell | 2007-02-08 06:09 | trip

Sidney Sussex College

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昨日のフォーマルは、Sidney Sussex Collegeでした。

1596年創立の歴史あるコレッジ。あの悪名高きOliver Cromwellのいたコレッジでもあるそうですが、大型スーパーマーケットの前に立地しているので、「ケンブリッジで一番大きな冷蔵庫(=Sainsbury's)を持つコレッジ」として有名です(笑)。春にはみごとなフジが咲いていたので、一度入ってみたいと思っていたコレッジのバーンズ・ナイト。楽しんできました。

昨日のフォーマルはBlack tie。男性はすべて蝶ネクタイです。最初のお部屋でシャンパンをいただいた後、いつものごとくホールに移動。ここのコレッジもちゃんとハイテーブルがあります。(でも、昨日はフェローはひとりも参加していませんでした。スコットランド出身のフェローはいないのかしら!)とてもこぢんまりしたホールでしたが、歴代のマスターたち(と思われる)の肖像画がずらりと並んだ伝統的なホール。しかし、ドラもなく、ラテン語のお祈りもなく(我がコレッジ(1473年創立)の方がずっと伝統に固執しているようです)、着席してしばらく待っていると、入り口からバグパイプの音が鳴り響きました↑。ハギスの入場です。(MCR曰く、我がコレッジは資金面でバグパイプを諦めたそうです!)くるりとテーブルの周りを二周してくれた後、もちろん、Address to a Haggisの朗読↑。そして、今回もちゃんとナイフがハギスに突き刺さりました。前菜にはチーズとトマトのサラダ(なぜかイタリアン??)、そしてメインがハギスです↑。ヴェジタリアン・ハギスを試してみたかったのですが、お味の違いも試してみたかったので、今回もオーソドックスなハギスをチョイス。そう、羊の内臓です。こちらのハギスは・・ずいぶん塩が強くて、私には少し厳しかったです。やっぱり作る人によって、お味が違うのですね。デザートにはラズベリーのトライフル。こちらはおいしかったです。

そして、お食事の後はもちろんceilidh。おじさんが楽しげに説明してくれるのにあわせて、2,3曲踊りましたが、やっぱりなかなかハードでした(笑)。何と言ってもこちらは長いドレスを着ていましたから、それほどバタバタ走り回る訳にもいかず・・・コドモヒコーキはナシ(笑)。スコティッシュ・ダンスもいろんな種類があるのですね。先週踊ったものもあれば、全く違うのもあり、楽しい夜でした。

Lent Termはexchange formalがたくさん企画されているそうなので、とっても楽しみです♪いろんなコレッジ、すべてが違う雰囲気を持っているので、違うコレッジに遊びに行くのは楽しいです。また随時ご報告いたします〜☆

明日から、またもや姿をくらまします☆しばらく日記を更新しませんが、皆さま、楽しい時をお過ごしくださいね♪
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# by ellisbell | 2007-02-01 05:49 | Cambridge life

またもや

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先ほど帰ってきました。

2度目の、Burns Night Formal Hall。(電車に閉じこめられて行けなかったPembrokeのフォーマルも、本来ならBurns Nightだったはずだったのですけれど。いずれにしても、2回目です。)またまた違うコレッジのフォーマルだったので、雰囲気も全然違うし、楽しかったです。そして、またまた試してきました、例のハギス。先週の我がコレッジのフォーマルに来られなかった友達のLと歩いてコレッジに向かいながら、「ハギスって何?」と聞かれ、「ハギスって言うのはね、スコットランドにしかいない特別の動物で、心の汚い人には見えないんだよ」とからかっていたのですが(「あなたは見えたの?」と聞かれ、「もちろん♪」と答えたところでした!)、フォーマル最初の挨拶で、"The 'stomach' is waiting for us"と言われてしまってあっさりバレてしまいました(笑)。お味は・・・やっぱり、作る人によって違うのですね!!

再度ceilidh(ダンス)も楽しみ、疲れて帰ってきました(今日は、ウィスキーはナシ!!健全です☆)。詳細ご報告の日記は、また明日ゆっくり書きます。皆さま、おやすみなさい。

写真は今日のケム川。Magdalene Collegeです。
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# by ellisbell | 2007-01-31 08:46 | Cambridge life

スーパーマーケット

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英国は私の大好きな国です。

でも、やっぱり文句はたくさんあります。特にこの国で許せないのは、サービス業の質の低さ(いつもいつも愚痴っていますが)と、サランラップ!!!先ほども晩ごはんの後片付けをしながら、あまりに質の悪いサランラップにイライラさせられました!!切れないし、くっつくし、このひどさはこちらで住んでいる日本人の方、誰でも文句をおっしゃいます。ここにいると、日本製品というのがどんな分野でもどんなに素晴らしいのか、つくづく思い知らされます。(最近、私の頭の中では"Made in Britain"というのは「粗悪品」と自動翻訳されています。orz)そして、日本の消費者は世界一厳しいというのもよく分かります。ここではスーパーなどでも、カビの生えたお野菜が堂々と売られているのを見かけることはしょっちゅう。しっかり自分の目で見て確かめないと、お野菜一つ買えません。お菓子の袋が破けているなんていうのもよくあることだし、お砂糖や小麦粉もしょっちゅう漏れだしています。

1ポンドが240円を超えた(らしい)現在、こちらの物価は本当に驚愕するほど高いです。先日、「日本から来てもそう思う?」と聞かれましたが、(住んだことはないけれど)東京の物価と比べてもこちらの方がずっと高いと思います。税金が18%もかかることももちろん大きな理由なのでしょう。ただしこれもよく分からない話で、staple foodには税金が低く設定されていて、贅沢品には高く設定されていると言われます。例えばミルクは安いけれど、チョコレート入りのミルク飲料は高い、とかそういうことですが、何が必需品で何が贅沢かは誰がどうやって決めているのか、実際にはさっぱり分かりません!!!ただ、この異常に高い税金が社会福祉の充実に回されているのも確かで、例えば外国人の私でも、この国に半年以上住んでいれば無料で医療を受けることができます。(逆に社会問題にもなっていて、シングルマザーは福祉費をたっぷりもらえるから、結婚しないカップルも多いそうだし、仕事をしない若い人も増えているとは聞きます。)居心地のいい個人主義はイギリスの特徴ですが、本当に個人主義が社会経済や倫理面でも徹底しているアメリカとは違って、政府が国民のために何とかするべきだという風潮は根底にあります。

昨日、友達と話していた中で、大手スーパーマーケット・チェーンのセインズベリーズが文化事業を行っているという話が出ていました。例えばビル・ゲイツさんのように、チャリティが個人のレベルで行われるべきアメリカと、国、大企業のレベルで行われるべきイギリスでは、考え方もずいぶん違うというのが昨日の話の中心点だったのですが、例えばフェア・トレードがこれほど当たり前になっているのも考え方は近いのでしょうね。スーパーが日本と同じく小売店を逼迫している状況も考えつつ、今日は地元の市場でお野菜を買って帰ってきました。

街はすっかりヴァレンタイン商戦。新しいチョコレート・ショップができていたので、今度試してみなくては!!
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# by ellisbell | 2007-01-30 05:43 | society

本屋さん

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英国の乾燥はひどいです。

それほど気温が下がっていないこともあって、夜にはお部屋の暖房は切っています(バスルームだけつけっぱなし)が、フラットにはセントラルヒーティングが入っているので、建物自体が冷えることはないせいか、夜にぬらしたタオルを掛けておいても、朝には乾いているほど。ここしばらく軽い咳が続いているので、飲み物が手放せません。お茶アディクトなので、日本のお茶4,5種類+紅茶、コーヒー、ハーブティーをお部屋にも取りそろえていますが、最近のお気に入りはオーガニック・ペパーミントティー、トワイニングのオレンジ・マンゴー・シナモンのブレンドティー、そしてドクター・スチュワートのグリーンティー・チャイ。身体が暖まります♪

昨日はお天気が良すぎておうちにいるのがもったいなくなって、ぶらぶらとcity centreの本屋さんを回っていました。京都で、あの丸善が撤退して悲しい思いをしたことは以前に書いたことがありますが、ここケンブリッジはまだまだ本屋さんがたくさんあって、どの本屋さんも繁盛しています。大型の本屋さんだけでも4つが歩いて5分ですべて回れる円の中に入っているのですが、小さな本屋さんや専門書を扱うお店、そしてもちろんケンブリッジ大学出版局(Cambridge UP)、古本屋さんなど数えるときりがないくらいたくさんの本屋さんがあるので、本好きには格好の街だと思います。小さな路地の古本屋さんなども好きなのですが、昨日は探している本があったので、Galloway&Porterという本屋さんから、本屋サーフィンをスタートしました。

日本の書籍は再販制度によって定価販売が義務づけられています。だから本屋さんは出版社との契約によって、本の値引きをすることができません。その代わり、仕入れた本が売れなかった場合、出版社に戻すことができるのですよね。これによって流通している本の種類の多様性が守られていて、本屋さんにベストセラーしか並ばない、などという事態を避けることができるのです。ところがここ英国では再販制度はありませんので、本は簡単に値下がりします。(アマゾンが今ほど普及していなかった学生時代は、イギリスやアメリカに行くと、出会った本を「再販制度がないから」「出会いものだから」といってよく買いました・・・おかげで読まないままの洋書が家にはたくさん積んであります!)昔、初めて来た英国で"£○OFF"という本を見たときにはびっくりしました。今も、たくさんの本が、大型の本屋さんで、英国名物"3 for 2"(と勝手に呼んでいます)で売られていて、つい読まない本まで買ってしまいます(笑)。その上、在庫として余った本をまとめて安売りする専門の本屋さんもあるのです。それがGalloway&Porter。お店の前には"£1"で投げ売りされている(傷物)新刊本がずらり。ごちゃごちゃした店内ですが、掘り出し物を見つけられたらラッキーなので、とても楽しい時間つぶしになります。

昨日探していたのは友達お勧めのお紅茶とお菓子の本。古いから、ここにならあるかも知れないと言われて探しに行ったのですが、残念ながら、見つかりませんでした。(ジェイミーのイタリアンを発見、1500円のお値段に心がぐらっと動きましたが、イタリアンが欲しい訳じゃないしなぁ・・・)それでも2時間ほど見回って3冊の本を購入、計£12.95。定価の半額以下です。古かったり、ちょっと折れたり、線が入ったりしているものですが、旅行に持っていく読み切り本には十分。日本にもこんな制度があればいいのになぁ・・と思ったお昼下がりでした。
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# by ellisbell | 2007-01-29 06:07 | society


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