Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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フォーマル・ホール

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あちこちで水仙が風に揺られていますが、まだまだ肌寒い一日でした。

今日はまたもやフォーマル・ホール。学期最後のフォーマル・ラッシュです。さすがに3コースのお料理を頻繁に食べていると、多少疲れてくるのですが、それぞれのコレッジが独自の気風と習慣を持っているので、いろいろなコレッジのフォーマルに行くのは楽しいです。今日のコレッジは、あのコレッジ。ケンブリッジに31あるコレッジの中でも、観光客が訪れる可能性の高い(つまり、観光客から料金を取って、内部を公開している)コレッジの一つです。(普通のコレッジには、メンバー(別のコレッジでもOK。大学関係者という意味です)以外は入れません。)ガイドブックにもたいてい載っている、有名コレッジの一つです。今週は、もう一つ有名コレッジのフォーマルに行くことになっています♪♪どちらも、最後を締めくくるにふさわしい大きな、素敵なコレッジです。

写真は今日のディナーから。これが今日のコースのメインでした。"Grilled Rib Eye Steak with Smoked Tomato Marmalade, Carrot&Beetroot Stack, horseradish Dauphinoise"というのがこのお料理のお名前(笑)。お肉は多少固かったものの、香ばしくグリルされていて、トマトとタマネギをじっくりローストしたものにマーマレードで風味を付けたソースもとっても美味しかったです☆

さて、今日のコレッジはどこでしょう?帰りが遅かったので、詳細は明日に回します♪おやすみなさい☆
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# by ellisbell | 2007-03-08 08:56 | Cambridge life

古典と伝統

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今日もいいお天気で、春らしい日差しにあふれていました。

先日、ニュースを聞いていたら、World Book Dayにちなんで、「英国人がこれなしでは生きていけないと思う本」(笑)のアンケート結果が発表されていました☆第1位はジェイン・オースティンの「高慢と偏見」。最近、映画化されたばかりだし、キーラ・ナイトレイ主演のこの映画も大ヒットしたからということもあるのでしょうけれど、もっとも英国らしいなぁと思う小説がトップに来たことが何となくとってもうれしいですね。オースティンの予定調和的な、そして素晴らしく英国らしい、美しい田園世界には時代を超えた魅力があるのですね。しかも、オースティンの人気は群を抜いていて、18歳以下というカテゴリーでハリポタに負けたものの、それ以外のグループですべてトップに入ったそうです!優雅でコミカルでウィットの効いたオースティン。もうすぐオースティン自身を主人公にした映画も公開されます。もう200年も前の作家なのに、彼女の魅力は今が旬なのですね!

第2位はトールキンの「指輪物語」。こちらもアカデミー賞を取ったあの映画がかなり知名度を上げるのに貢献しているのでしょうね。そして第3位に入ったのがシャーロット・ブロンテの「ジェイン・エア」。去年はウエストエンドで舞台もありましたし、秋にBBCがドラマ化もしましたから、こちらも知名度、人気ともにずいぶん高いようです☆カビの生えそうな(と言うと蹴飛ばされそうですが)大昔の遺品だけでなく、4位に食い込んだのは「ハリー・ポッター」シリーズ。(映画で主演したダニエル・ラドクリフさんは、今、ウェストエンドで「エクウス」という問題劇に取り組んでいて、オールヌードとその演技力が話題を呼んでいますね!)5位には異色のハーパー・リーの「アラバマ物語」が入っていました。(英国の作家ばかりではないのですね!なかなかおもしろい選択・・見たことはありませんが、社会派アラン・パクラの映画が有名ですが、やっぱり視覚メディアがここにも貢献しているのでしょうか?)6位にようやく聖書が入っていました。

活字離れとは言いますが、ケンブリッジという街の特殊性を別にしても、英国では本を読んでいる人をよく見かけます。電車の中や芝生の上で、みんなしゃべっているか、本を読んでいるかの人が多く、日本のように携帯で遊んでいる人はほとんど見かけたことがありません。この調査結果はbook loversを対象にしているそうですから、必ずしも国民的とは言えないかも知れませんが、これだけいわゆる「古典」が入っていることに軽い驚きとうれしさを覚えます。「ダ・ヴィンチ・コード」じゃなくてオースティンだものねえ・・・同時に、日本で同じように愛されている作家って誰かしら?と思いました。村上春樹?紫式部?三島由紀夫?

伝統と言えば、英国ではもうすぐMother's Day。英国の母の日はイースター・サンデーの二週間前ですから、街中にはイースター関連用品と一緒に、母の日のカードやお花があふれかえっています。日本ではアメリカと同じ5月なのよ、というと、友達からはおもしろいね、とのお返事。父の日は英国も日本と同じ6月の第三日曜日なのに、母の日が違うというのは興味深いですね。(オーストラリアでは、母の日は日本と同じなのに、父の日は9月だそうです。世界中で、同じような日があるのに、その日が全く違うのはおもしろいですね。)復活祭をお祝いするヨーロッパでは、春と一緒にいろんな行事がやってくるのですね。
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# by ellisbell | 2007-03-07 05:06 | society

Shabbat

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日中は春の日差しがまぶしいくらいですが、まだまだ風が強くて肌寒い日が続いています。

先週の金曜日の夜までは快調に使えていたインターネットですが、土曜の朝に起きてみると、突然死を遂げていましたorz。パソコンの設定にも問題はないし、前にも1,2度あったことなので、またかという感じではありますが・・・私のインターネットはコレッジ経由で大学のサーバーに接続していますから、原因がコレッジにあるのか大学にあるのかは分かりませんが、どちらにしても、ネットワークがダウンしてしまうと土日は誰もいないので、涙を飲んで不便に耐えるしかありません。メッセージやコメントをくださった皆さま、お返事が遅くなってごめんなさい。(しかしネットが使えないとなると、ものすご〜く不便ですが、時間ができるのも事実。軽い本ですが2晩で600ページ読了してしまいました!←ネット中毒orz)とにかく復旧して一安心です!

金曜の夜、お友達のお誘いで特別なディナーに行ってきました。Shabbat--ユダヤ教の安息日(土曜日)をさす言葉ですが、古い宗教らしく、ユダヤ教では一日は日没とともに始まります。だから、金曜の晩からシャバットは始まっていて、その日には家族で集まり、祈りを捧げて食事をします。ケンブリッジでは、ここに家族を持たない学生が多いので、金曜日に呼んでいただいたのはケンブリッジ在住のラビのお宅。学生やゲストを含め、30人ほどの集まりでした。安息日はユダヤ教徒にとって大切な祝日ですので、ご招待は嬉しいものの、そして呼んでくれたSは何も難しいことはないし、楽しめばいいと言ってくれていたものの、多少緊張もしていました。シャバットは仕事をしてはいけない日であるのは有名ですが、その「仕事」というのにはものを運んだり、電気製品を使ったりすることも含まれるそうです(だからお食事にお呼ばれするのにも、手みやげを持っていくことができません!)。そして、どの部屋も、電気を消してはいけないので、電気はつけっぱなしにしておくのだとか。そしてもう一つ、お食事の前に浄めの意味で手を洗いますが、その時から祈りとともにパンが切られるまでしゃべってはいけないという戒律があるそうです。

電灯とともに部屋にはろうそくが置かれています。ひとりずつ順番に手を洗って、白いクロスを敷かれたテーブルに着き、まずは全員にワインが注がれます。そして全員で祈祷の歌を歌うのです。ラビが祝祷を捧げてパンを配るまで、たくさんの歌が歌われていました。お祈りそれ自体が歌、あるいは節を付けた祈りなのですね。(仏教での読経を少し思い出しました!)そして、実際のお食事。冷たい前菜からスープ、お肉、そしてパウンドケーキのようなデザートまでしっかりとしたお料理をいただきます。さらにそれと一緒にまわってくるのがワインとウィスキー!!ユダヤのお食事でウィスキーがまわってくるとは驚きましたが、シャバットは楽しむものでもありますから、お食事をして、みんなで楽しく語り合って、そしてたくさんお酒を飲むのです。これはちょっと意外でした。ウィスキーが普通なの?ときくと、隣の男の子はウォッカも多いよ、と教えてくれました(特に東欧系のアシュケナージ←たぶんこれを教えてくれた男の子がそうなのでしょう!)。途中、ラビの演説も挟みながら飲んで食べて、最後の祈りが終わったのはもう夜の11時過ぎでした。この日はちょうどプリムという春のお祭りの直前だったから、みんなが大騒ぎをする日だったそうですが、友達が言うには「多かれ少なかれ毎回こんな感じ」だそうです。

お祈りは(小さな冊子も回してくれましたが)ヘブライ語で行われるので、私には何が言われているのかさっぱり分かりませんでしたが、大きな声で朗々とたくさんの人たちがうたっているのはとても印象に残りました。(お祈りを歌うだけでなく、途中からお酒も入って、そばでミュージカルの大合唱をしてくれたのはおもしろかったですけれど(笑)。またみんなsweet voiceなのです!!)祈りが歌であるというのは、多くの宗教に共通していることなのでしょうけれど、とても心に響く経験でした。ユダヤ教というと、すぐに例えばホロコーストや嘆きの壁を思い浮かべてしまいますし、メディアの影響もあって、なんだか特殊な宗教であるような感じがしますけれど、このシャバットで同じ時間を楽しんだ人たちはとてもフレンドリーで、私のような不案内な東洋人を歓迎して、彼らの文化を惜しみなく見せてくれた、素晴らしい人たちでした。お食事自体も、もっと厳格で宗教的かと思っていましたが、もちろん彼らが敬虔であることは疑いませんが、とても楽しい夜だったことが少し驚きでもありました。キリスト教文化のことはそれなりに勉強もし、それなりに知っていることもありますが、ほとんどその内実を知らない、ユダヤ教という別の宗教を経験できた素晴らしい夜でした。
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# by ellisbell | 2007-03-06 05:48 | culture

St David's Day

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今日はSt.David's Day。

英国(the UK)という国が、England, Scotland, Wales, Northern Irelandの4つの国(地域)による緩やかな連合体だというのはよく知られたことですが、それぞれの地域はそれぞれの守護聖人(the patron Saint)を持っています。そして今日、3月1日はウェールズの守護聖人、St Davidの日。この日はウェールズを象徴する花、黄水仙がウェールズ中にあふれかえり、人々は民族衣装を着てお祝いするそうです。今年は例年になく暖かい冬ですので、もうすでに黄水仙は花盛り。先週通ったときには、まだつぼみだったジーザス・グリーンの水仙も、みごとに黄色い花を咲かせていました。春のお花は春に活動する虫を惹きつけるために、彼らの一番見やすい色である黄色を持つことが多いと読んだことがありますが、今年は早くも春色でいっぱい。英国の春は、多くの人が待ちわびる水仙で始まります。日本の春が桜で始まるのと同じですね。今年は桜も早いそうですけれど。

c0105386_643815.jpgこの4つの地域、それぞれの守護聖人(とthe patron Saints' days)は、イングランドがSt George(4月23日)、スコットランドがSt Andrew(11月30日)、ウェールズがSt David(3月1日)、そして北アイルランドがSt Patrick(3月17日)。それぞれの旗を組み合わせたのがユニオン・ジャックなのですよね(ウェールズのドラゴンがいないのはかわいそうですけれど!)。それぞれが国花も持っていますが、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、北アイルランドのシャムロック(三つ葉のクローバーみたいな草)はいいのですが、ウェールズは正式にはリーク(長ネギ)だというのがいつも気にかかります(笑)。でも、それと並んで黄水仙もウェールズの国花として愛されているので、少し安心しますよね☆ウェールズには様々な文化と伝統がありますが、独特な美しい文化の一つがラブスプーン。ウェールズに行ったときに、私もお土産に買いましたが、様々な模様を彫り込んだ木彫りのスプーンのことです。これが伝統的に愛の印としてウェールズでは贈られるのだとか。結婚の時に贈られるのが一番伝統的ですが、ヴァレンタインデイなどにもよく贈られているようですね。それぞれの文様(蹄鉄、ベル、リボン、ハート、結び目、等々いろいろあります)が一つずつ意味を持っているというのは、お隣アイルランドの複雑で緻密なケルト文様と同じですね。

c0105386_6435252.jpgガーデニングを愛する人が多いこの国では、チャールズ皇太子をはじめとして、自分の植物に名前を付けて話しかけてあげる人が多いそうです(チャールズさん、オーガニックを愛するのは分かりますが、名指しでマクドナルドを批判して大きな問題になったそうですね・・・)。昨日も友達と話していたら、いきなり「うちのルーシーが」というので、「?」と思ったらお庭の鉢植えの木でした(笑)。同じく自分のお庭が自慢のガーデナーSが、自分のお庭から植え替えた、鉢植えの黄水仙を持ってきてくれました↑。暖かいお部屋の中では1週間ほどしかもたないだろうけど、ということですが、明るい春の日差しの中、黄色い可愛いお花を楽しませてもらっています♪
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# by ellisbell | 2007-03-02 06:44 | culture

SNS

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今日は晴れ渡った春らしい一日でした。

ケンブリッジはいつも風が強いのですが、今日も晴れているのに風が冷たかったです。気温は最高気温で12度程度。まだコートは手放せませんが、日差しはすっかり春になっています。お店のショウウィンドウも、春らしい色になり↑、街中はイースター商戦真っ盛り。
c0105386_619337.jpg今日もスーパーでふと視線を感じて見上げると、この人たちがいました←(笑)。こういうの、日本にもいましたよね・・・そのお隣にはうさぎさん↓。イースターの卵を隠してくれるうさぎ(Easter Hare)ですね。明日から3月ですが、「不思議の国のアリス」に出てくる「3月ウサギ(March Hare)」を思い出します。Mad Tea Partyで狂った帽子屋と一緒にお茶を飲んでいるウサギですが、ウサギはヨーロッパでは多産のシンボル。3月はウサギの繁殖期だそうで、As mad as a March hareという表現から生まれたキャラクターです。春と結びつく動物なのですね。(日本とのイメージの違いもおもしろいですよね!干支に戻れば、前にアメリカ人友達に、「あなたは蛇年だよ」と言ってかなりショックを与えてしまったことがあるのですが、動物のイメージも文化によってずいぶん違うようです。)

c0105386_6194657.jpgmixiが3周年だそうです。mixiは2004年の2月にスタートしたそうですが、わずか3年で急成長したのですね。日本ではmixiが最大手だそうですが、SNSというのは世界的なブームだそうです。韓国人の友達が言うには、韓国では3人に1人はSNSをやっていて、みんな実名を公開し、写真もたくさん載せているのだとか。もちろんこちら英国でもSNSは大人気。一番多いのはやっぱりアメリカ発祥の学生用SNSである"Facebook"でしょうか。ハーバードの大学生が始めたSNSだそうですが、英語圏の大学では今、一番広がっているようです。mixiと同じく、自分のプロフィールをどこまで公開するかは各自が選べるようですが、ほとんどのメンバーは実名を公開していて、中には電話番号や住所まで公開している人たちもいるようです。仕組みはmixiと同じですが、気軽にメッセージや写真を送りあうこともできるので、多くの学生が利用しています。学生らしいなぁと思うのが、プロフィールで自分に彼・彼女がいるかどうかを公開しているところ(笑)。「いる」「いない」だけでなく、「微妙」という選択肢があるのに笑ってしまいました!

ブログを書くというのは、「人に読んでもらう」という意識が働く分、日記を書くよりも脳の活性化につながると読んだことがあります。そして、mixiやブログを通して、英国にいながらにして、日本の懐かしい家族や友達だけでなく、世界中の様々な方たちと交流できるというのは素晴らしいことですよね!世界が本当に広がります。ラジオの登場によって、多くの人が情報を共有できるようになったのはすごいことだと思うし、写真の発明によって昔なら名前も残らなかった一般の人々が、自分の姿を後世に残せるようになったことも素晴らしいことだと思います。そして、インターネットの普及によって、たくさんの人が情報の受信だけでなく、発信もできるようになっている世界は、きっと変化に加速度を増していくのでしょうね。情報を選択することは大切ですが、このような機会が誰にでも気軽に与えられていることがすごいなぁと思いつつ、今日もブログを書いているのでした。
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# by ellisbell | 2007-03-01 06:20 | society

Peterhouse College

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ピーターハウス・コレッジに行ってきました。

今日はお天気が悪く寒い一日でしたが、夕方には星も見えるほどにお天気も回復。さすが英国のお天気は気まぐれです。今日行ったフォーマルもコレッジのexchange formal企画の一環なのですが、予約もすぐに埋まってしまったようで、なかなか人気のあるコレッジのようです。何と言っても、ここはケンブリッジ大学発祥の地。1284年にイーリー大聖堂の司教が建てたコレッジで、オックスフォード大学に不満を覚えた学生たちがこちらに移ってケンブリッジという大学ができたというのが定説です。学部をオックスフォードで過ごした友達は、向こうの方が雰囲気がフレンドリーだと言っていましたが、その意見に実はちょっとびっくり。ケンブリッジはより、学生が勉強や研究に没頭しているイメージだそうです。私が昔、観光で訪れたオックスフォードは、明るく緑にあふれたケンブリッジとは対照的に、重厚な石造りの建物が建ち並ぶ、重々しい、歴史と伝統ある雰囲気の場所だったように記憶しています(やっぱりケンブリッジにちょっとひいき目??笑 どちらも素晴らしい街なのですけれど!)。Oxbridgeの対抗意識というのはよく話題になりますが、確かにここでは、オックスフォード大学を指して(名前を呼ぶかわりに)、"the other place"(もう一つの場所)と言うのですよね。もっともこれはふざけて呼ぶ場合の呼称で、実際にはたくさん共同研究や交流がありますので、そんなに敵対意識があるようには感じられません。さて、ピーターハウスは、伝統あるケンブリッジの中でももっとも古いコレッジですから、どんなフォーマルかしら、と期待して行ってきました。

ピーターハウスの入り口は、さすがに8世紀に渡って学生が通ってきただけのことがあって、敷石がすっかりすり減ってしまっています。今日のように雨が降っていると、その深いくぼみに雨水がたまっているのも、「おお、さすが」と思ってしまうのは伝統のすごさですよね(笑)。コレッジに入り、食事の前にシェリーなどを楽しむのは同じですが、ずいぶん一つ一つのお部屋が小さい印象を受けます。ドアも、とっても小さいのです。その辺りもいかにも中世♪という感じですよね。ホールに移る時には、ひとりひとりにチケットが手渡され、それがホールの入り口で回収されています。こういうの、今まで行ったコレッジにはなかったので、これまた伝統かしら??と期待します。天井が高く、こぢんまりとしたホールには、キャンドルがともされ、窓ガラスは一面のステンドグラス(夜なので何も見えないのが残念!)。ハイテーブルにはフェローの姿はひとりもなく、ゲストも全員で40人ほどの小さなディナーでした。ところが、並べてある食器がとってもみすぼらしいのです!お食事も少し期待はずれ・・・(笑 というと、ピーターハウスにかわいそうですね!)前菜にカマンベールのフライ、メインはポーク・ピカタのトマトソース、そしてブルーベリーパイでした。

オックスフォードとケンブリッジのコレッジ群は、その発表された財政状況によって、ランキングがついているそうです(コレッジは私立の施設ですから!)。そして所属コレッジが裕福かどうかによって、学生に対する補助が全然違うらしく、学生生活が大きく変わってくるというのはよく聞く話です。(もっとも貧乏なコレッジも、二番目に貧乏なコレッジも、ケンブリッジです(笑)。かわいそうに、二番目に貧乏なコレッジは、去年までポーター(門番)さんも雇えなかったそうです!今年からPorter's Lodge(コレッジの受付のような門衛所)ができたから、きっと財政状況が改善したんだね、というのが今日の友達との話題でした。)その影響は様々なところに及んでいて、例えばフォーマルホールの代金も、お金持ちのコレッジの方が補助がたくさん出るから安いのだと聞いたことがあります(真偽のほどは分かりません。学生の無責任な、でも割と言い得た噂です)。今日のフォーマルは、フォーマル史上一番安かったので、ピーターハウスはお金持ちなのかな、とは思っていました(しかも、○ポンド○○ペンス、という端数まであったのは初めての経験!!)。ところが、どうもそうではなさそう・・・お味は悪くないのですが、お食事も、食器やその他も、とっても質素なコレッジだという印象を受けました。うーん、ケンブリッジの謎は深まるばかりです。もうすぐ帰るのに・・・orz。

でも、天井の高いホールにはたくさんの古めかしい肖像画が飾られ、歴史の重みを感じさせてくれました。そして、伝統あるコレッジでの雰囲気を十分に楽しんだ夜でした☆次のフォーマルは、いよいよ待望のあのコレッジです!!!
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# by ellisbell | 2007-02-28 07:37 | Cambridge life

語源とイメージ

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昨日はアカデミー賞の授賞式でしたね。

今回は主演女優賞にノミネートされた5人のうち、3人までが英国女優だったということで、こちらでも割とその話を聞くことが多かったです。(もちろん日本でも、日本勢の活躍がずいぶん話題になっていたことでしょう。)みごと受賞したのはヘレン・ミレン。私の好きなジュディ・デンチと同じ、Dame(男性のSirにあたる称号)です。映画自体はまだ見ていませんが、ポスターなどで、女王にそっくり!と思ってはいました。アカデミー賞特集で再上映されているので、機会があれば見てみたいと思っています。

最近の日記にはしょっちゅう「郵便局」が出てきていますけれど(笑)、今日も母と電話していたら、「そういえば小包届いたよ」とのこと。船便で1ヶ月半ほど前に送ったものがついたのだろうと思って確認すると、中身は全然違います。よくよく聞いてみると到着したのは、先週の木曜日に「船便で」出した小包。びっくりするような早さで着いてしまったのですね(笑)。つまり、船便の料金で、航空便と間違えて送られたのでしょう(それにしても早いですけど)!!ふふ、たまにはラッキーもないとね、と思っている今日このごろ☆今週の土曜日に郵便屋さんが来ても、玄関を開けてあげることにしましょう(笑)(郵便局が敵だというわけではないのですが、最近この話題を出すたびに、意味もなくOscar Wildeの言葉を思い出します。"Always forgive your enemies--nothing annoys them so much!")

さて、最近の発見。英国には二種類の横断歩道があるのです。一つは普通の信号と一緒にある横断歩道で、もう一つは信号のない横断歩道↑。後者は、写真にあるように、ロリポップのようなサインが一緒に立っていて、ここは絶対的な歩行者優先。概して運転マナーのいい英国では、ここに行くと車はみんな必ず停まってくれます。そしてこの二種類の横断歩道、名前も違うのです。ロリポップのあるこの写真は"zebra (crossing)"、そして信号と一緒にある横断歩道はイギリス英語では"pelican (crossing)"。先日友達に、ゼブラ(シマウマ)は分かるけど、どうしてこっちはペリカンなの?と聞いたところ、どうしてかしら?と彼女が辞書を調べてくれました。すると判明したのは、もともとは"pe"destrian "li"ght "con"trolled crossingだったということ。その頭を取って"pelicon"、それが音韻変化で"pelican"になったのですね!あの鳥のペリカンとは全然関係なかったのです。おもしろくて、思わず興奮してしまいました(笑)。

そういえば今年は亥年。英語のChinese signs of the zodiacでは"pig"の年。「豚年」ってなんだかちょっとイメージが違いますよね!(たぶん中国でも豚なのでしょうけれど・・明日、台湾人の友達に確かめてみようっと。)猪突猛進、というイメージが崩れてしまいます・・・
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# by ellisbell | 2007-02-27 06:11 | miscellaneous

アロマと漢方

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今日は2月最後の日曜日ですね。

ケンブリッジは、近郊の村々からみると割と大きな街なので、土日にcity centreに出かけると、たくさんのお買い物客がきています。ケンブリッジにこんなに人がいたかしら?というくらいたくさんの人なので、ちょっぴり週末のcity centreは苦手。いつものマーケットも日曜はクラフトなどを売るマーケットに早変わりします。ダチョウバーガーの屋台は相変わらず盛況のご様子(割とおいしいです)。オーガニックのお店で、Dr Stuart'sの機能性ハーブティー、"Detox"を購入。タンポポの根とかゴボウとか、アザミ、リコリス、アーティチョークや各種ミントがブレンドされたハーブティ。お味は・・・「良薬、口に苦し」(笑)。

英国はアロマセラピーの本場です。日本でもここ数年、話題になっていますが、こちらはどこででもエッセンシャルオイルを手に入れることができるし、誰もがアロマに親しんでいます。植物から抽出した精油(エッセンシャルオイル)を主に香りを通して体内に取り入れることで、メンタル、フィジカル両面での効用を得るのですよね。(資生堂が数年前に開発したグレープフルーツの香りで痩せる、とかそういうのもアロマの効用を利用したものです。)お香もアロマも大好きな私はこちらでも何種類かの精油を持っていて、その名もアロマ・バイブルと一緒に使っています。

実は、この1ヶ月ほど、断続的な軽い咳が続いています。ヨーロッパの乾燥も関係しているのでしょうけれど、先日ロンドンに行ったのは、念のために病院に行ってきたのでした。検査の結果は、大きな異常がないので、様子を見ましょうとのこと。体調も特に変化なく、ただ時々思い出したように乾いた咳が出るのだけが困りものです。臨床医である叔父にメイルで相談したところ、原因のない咳は体力の低下によることが多いから、西洋医学ではどうしようもない、とのお返事が来ました。叔父は中医学(漢方)にも手を出しているので、こういう漢方が効くよ、とも教えてくれました。西洋医学は偉大ですが、確かに、原因が分からない慢性的な症状には、漢方や民間療法が案外効いたりすることもありますよね。去年風邪を引いたとき、中国系英国人のRがイチジクを煮出したジュースを作ってくれたなぁと、懐かしく思い出しました。先日会った英国人Sも、「咳にはタイムとユーカリプタスと・・」とアロマの処方を教えてくれました。日本にもいろんな民間療法がありますよね。

英国では、また、ホメオパシーもとても身近です。ホメオパシーというのは、科学的にはその効果が立証されていないため、日本ではあまり知られていない療法ですが、同種療法と訳され、私が理解しているところでは、「毒をもって毒を制す」というタイプの療法。健康体に取り入れると異常を引き起こす物質を、ほんの少しだけ病気の身体に取り入れることで、その病気を治療するという考え方だと思います。例えば、日本の風邪薬の宣伝で、「ベラドンナ配合」と聞くたびに、ベラドンナというそれだけでは有毒な物質(シェイクスピアにも出てくる由緒正しき毒物!)を、発熱などの症状に用いるのは、ホメオパシーの考え方なのじゃないかしら、と思っています。実際にホメオパシーのレメディを試したことはありませんが、こちらでこれだけ身近で保険まで適応されているのを見ていると、ヨーロッパでは広く受け入れられているのだなぁと思います。きっと、アロマもホメオパシーも、東洋の漢方の西洋版みたいなものかしら、と勝手に思いつつ、今もラヴェンダー+ユーカリプタスをそばに置いて、カモミールティーを飲んでいるのでした。
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# by ellisbell | 2007-02-26 05:30 | society

Teri-Aki

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毎日、目に見えて日照時間が長くなるケンブリッジ。

後ひと月でまた夏時間が始まります。毎日5,6分日が長くなっているのですから、10日で1時間日が長くなる訳ですよね。最近ではもう夕方5時半頃までカーテンを閉める必要もなく(2ヶ月前は3時半過ぎでした)、朝も明るくなるのが早いです。とは言っても、朝7時に私の部屋のベルを鳴らすのはやめて欲しいです、郵便屋さん。英国人は概して朝が早くて、道路工事などでも8時には始まっていますが、土曜の朝7時(まだ完全に明るくはない)に、いらだったように「ビッビッビッ」とブザーを押されると(ちゃんとビーって鳴るんですよ、普通は!!!)、「誰?」とかなり怪しんでしまいます。クリントンさん似の人じゃない配達屋さんの方で、顔を見たことはないのですが、今朝も念のためにフラットの玄関まで行ってみたら、中に小包を入れてくれてもう帰っていました・・・が、私宛の小包じゃない!!もう、どういうこと??どうしてよりにもよって私の部屋のブザーを鳴らすかなあ??と、ますます郵便局に対する不満を募らせた朝でした(笑)。

さて、昨日は、お友達のお誕生日会を兼ねて、前から行ってみたかったケンブリッジの和食レストラン"Teri-Aki"へ。入ってみると「いらっしゃいませ」と書いてあって、意味もなく感激(笑)。お寿司のカウンターがありますから、酢飯の香りがして、なんだかお寿司が食べたくなります。ごはんがないと生きていけないタイプでもないし、自分でも和食を作りますから、それほど和食が恋しいと思っていませんでしたが、お酢の香りをかぐと、お寿司がとっても食べたくなるのは条件反射でしょうね(笑)。日本酒も「上善」(って漢字合ってます?)とか「久保田」とかがあるのですが、私は梅酒をオーダー(オンザロックの梅酒(日本のものより薄かったです)にストローをつけて出してくれました 笑)。お料理は、揚げ出し豆腐や枝豆、唐揚げや天ぷら、そしてお寿司。ここはもう一軒のヌードルバー、DOJOと違って、「照り焼きサーモンうどん」などの珍妙メニューはなく、上品な感じのお店です。運ばれてきたお料理たちもこんな感じ↑。お味も期待していたよりおいしかったし、特にこの太巻きがおいしかったです。満足でした♪

お店の名前からも分かるように、海外で日本食といえば、みんなが思い浮かべるのがsushiとteri-aki。キッコーマンのお醤油(とMizkanのお酢)は今や世界ブランドで、どこででも簡単に手に入りますが、キッコーマンは"teri-aki sauce"というものも出していて、特にアメリカで大人気だとか。甘辛い味付けが人気の秘密のようです。一般的に言って、海外の和食はお味が濃い(関西出身の私にとっては、です)と思うのですが、はっきりした味付けが受け入れてもらいやすい様子。春に、エンドウ豆の卵とじを味見したお隣さんは、「甘い」と驚いていましたが(笑)。昨日のお店は割とちゃんとした日本食のお店でしたが、ロンドンなどでもたくさん中国系の経営する和食のお店があって、結構おもしろいメニューがあったりもします。そしてお料理もちょっと違ったりするのがおもしろいところ。前にロンドンで連れて行ってもらったお店でカレーうどんを頼んだところ、大きく切ったジャガイモや人参の入った「日本風カレー」をそのままおうどんにのっけて出してくれたことがありました(笑)。前にこちらのインド料理のお店で、お店のインド人店員さんに、「日本のインド料理は本物とはちょっと違う」と言われたことがありますが、まさにそんな感じですね。

最後はデザートに「雪見だいふく」や「抹茶アイス」が(笑)。いろんな話に花が咲いて、とても楽しい3時間ほどのお食事でした。日本食が恋しくなっている日本人の方には、お勧めしようと思ったお店でした♪
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# by ellisbell | 2007-02-25 05:20 | Cambridge life

和食

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今日も朝はお天気の良かったケンブリッジ。

ぽかぽか晴れ渡った青い空と、たくさんの小さな花を見ていると、春が来たなぁと思います。季節がまた一回りしたのですね。朝、市場でお野菜を買いながらも、一緒に売られている黄水仙やチューリップの切り花が目に入ります。そして、ケンブリッジではもう桜がずいぶんと咲いています。前に咲いていた、花弁の細いタイプはもう散ってしまいましたが、今は日本でも見慣れたふっくらとしたお花を持つ桜が咲いています。これは近くのカトリック教会の桜。トリニティのバックヤードには、クロッカスが一面に咲いているそうです。春ですね。

c0105386_9132767.jpg今日はお友達の誕生日お祝いを兼ねて、ケンブリッジの日本食レストランに行ってきました。海外の日本食ってほとんどが中国系のオーナーだということもあって、あまり期待していませんでしたが、おいしかったです。久しぶりに梅酒もいただきました♪遅くなったので、詳細レポートはまた明日にします。和食といえば、昨日、ひじきの炊き込みごはんを作ったのですが(山盛りorz)、今週末一緒にごはん食べない?と言いに来たインド人Nが「ひじき」に目をとめました。「これ何?」と聞くから「海藻だよ、カルシウムも鉄分もたくさんあって身体にいいんだよ」と言うと、「日本人は海藻を食べるんだってね〜。海藻のクッキーがあるって聞いたけどホント?」と聞いてきました。たぶん海苔巻きあられ?と思って、「クラッカーはあるよ」というとうぇ〜っ><という顔をするN。食べてみる?と、炊きあがったひじきごはんをタッパーに入れて、ちょっぴりだけお裾分けしてみましたが、今日、廊下で会っても何も言わなかったところを見ると、あまり好きではなかったようですね(笑)。日本食はヘルシーだと有名な割に、sushiしかよく知られていないので、ちょっと虫のように見えるグロテスクな黒い物体はダメだったのでしょうか♪異文化体験っておもしろいですね。
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# by ellisbell | 2007-02-24 09:13 | miscellaneous


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