Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
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フォーマル・ホール

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あちこちで水仙が風に揺られていますが、まだまだ肌寒い一日でした。

今日はまたもやフォーマル・ホール。学期最後のフォーマル・ラッシュです。さすがに3コースのお料理を頻繁に食べていると、多少疲れてくるのですが、それぞれのコレッジが独自の気風と習慣を持っているので、いろいろなコレッジのフォーマルに行くのは楽しいです。今日のコレッジは、あのコレッジ。ケンブリッジに31あるコレッジの中でも、観光客が訪れる可能性の高い(つまり、観光客から料金を取って、内部を公開している)コレッジの一つです。(普通のコレッジには、メンバー(別のコレッジでもOK。大学関係者という意味です)以外は入れません。)ガイドブックにもたいてい載っている、有名コレッジの一つです。今週は、もう一つ有名コレッジのフォーマルに行くことになっています♪♪どちらも、最後を締めくくるにふさわしい大きな、素敵なコレッジです。

写真は今日のディナーから。これが今日のコースのメインでした。"Grilled Rib Eye Steak with Smoked Tomato Marmalade, Carrot&Beetroot Stack, horseradish Dauphinoise"というのがこのお料理のお名前(笑)。お肉は多少固かったものの、香ばしくグリルされていて、トマトとタマネギをじっくりローストしたものにマーマレードで風味を付けたソースもとっても美味しかったです☆

さて、今日のコレッジはどこでしょう?帰りが遅かったので、詳細は明日に回します♪おやすみなさい☆
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by ellisbell | 2007-03-08 08:56 | Cambridge life

古典と伝統

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今日もいいお天気で、春らしい日差しにあふれていました。

先日、ニュースを聞いていたら、World Book Dayにちなんで、「英国人がこれなしでは生きていけないと思う本」(笑)のアンケート結果が発表されていました☆第1位はジェイン・オースティンの「高慢と偏見」。最近、映画化されたばかりだし、キーラ・ナイトレイ主演のこの映画も大ヒットしたからということもあるのでしょうけれど、もっとも英国らしいなぁと思う小説がトップに来たことが何となくとってもうれしいですね。オースティンの予定調和的な、そして素晴らしく英国らしい、美しい田園世界には時代を超えた魅力があるのですね。しかも、オースティンの人気は群を抜いていて、18歳以下というカテゴリーでハリポタに負けたものの、それ以外のグループですべてトップに入ったそうです!優雅でコミカルでウィットの効いたオースティン。もうすぐオースティン自身を主人公にした映画も公開されます。もう200年も前の作家なのに、彼女の魅力は今が旬なのですね!

第2位はトールキンの「指輪物語」。こちらもアカデミー賞を取ったあの映画がかなり知名度を上げるのに貢献しているのでしょうね。そして第3位に入ったのがシャーロット・ブロンテの「ジェイン・エア」。去年はウエストエンドで舞台もありましたし、秋にBBCがドラマ化もしましたから、こちらも知名度、人気ともにずいぶん高いようです☆カビの生えそうな(と言うと蹴飛ばされそうですが)大昔の遺品だけでなく、4位に食い込んだのは「ハリー・ポッター」シリーズ。(映画で主演したダニエル・ラドクリフさんは、今、ウェストエンドで「エクウス」という問題劇に取り組んでいて、オールヌードとその演技力が話題を呼んでいますね!)5位には異色のハーパー・リーの「アラバマ物語」が入っていました。(英国の作家ばかりではないのですね!なかなかおもしろい選択・・見たことはありませんが、社会派アラン・パクラの映画が有名ですが、やっぱり視覚メディアがここにも貢献しているのでしょうか?)6位にようやく聖書が入っていました。

活字離れとは言いますが、ケンブリッジという街の特殊性を別にしても、英国では本を読んでいる人をよく見かけます。電車の中や芝生の上で、みんなしゃべっているか、本を読んでいるかの人が多く、日本のように携帯で遊んでいる人はほとんど見かけたことがありません。この調査結果はbook loversを対象にしているそうですから、必ずしも国民的とは言えないかも知れませんが、これだけいわゆる「古典」が入っていることに軽い驚きとうれしさを覚えます。「ダ・ヴィンチ・コード」じゃなくてオースティンだものねえ・・・同時に、日本で同じように愛されている作家って誰かしら?と思いました。村上春樹?紫式部?三島由紀夫?

伝統と言えば、英国ではもうすぐMother's Day。英国の母の日はイースター・サンデーの二週間前ですから、街中にはイースター関連用品と一緒に、母の日のカードやお花があふれかえっています。日本ではアメリカと同じ5月なのよ、というと、友達からはおもしろいね、とのお返事。父の日は英国も日本と同じ6月の第三日曜日なのに、母の日が違うというのは興味深いですね。(オーストラリアでは、母の日は日本と同じなのに、父の日は9月だそうです。世界中で、同じような日があるのに、その日が全く違うのはおもしろいですね。)復活祭をお祝いするヨーロッパでは、春と一緒にいろんな行事がやってくるのですね。
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by ellisbell | 2007-03-07 05:06 | society

Shabbat

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日中は春の日差しがまぶしいくらいですが、まだまだ風が強くて肌寒い日が続いています。

先週の金曜日の夜までは快調に使えていたインターネットですが、土曜の朝に起きてみると、突然死を遂げていましたorz。パソコンの設定にも問題はないし、前にも1,2度あったことなので、またかという感じではありますが・・・私のインターネットはコレッジ経由で大学のサーバーに接続していますから、原因がコレッジにあるのか大学にあるのかは分かりませんが、どちらにしても、ネットワークがダウンしてしまうと土日は誰もいないので、涙を飲んで不便に耐えるしかありません。メッセージやコメントをくださった皆さま、お返事が遅くなってごめんなさい。(しかしネットが使えないとなると、ものすご〜く不便ですが、時間ができるのも事実。軽い本ですが2晩で600ページ読了してしまいました!←ネット中毒orz)とにかく復旧して一安心です!

金曜の夜、お友達のお誘いで特別なディナーに行ってきました。Shabbat--ユダヤ教の安息日(土曜日)をさす言葉ですが、古い宗教らしく、ユダヤ教では一日は日没とともに始まります。だから、金曜の晩からシャバットは始まっていて、その日には家族で集まり、祈りを捧げて食事をします。ケンブリッジでは、ここに家族を持たない学生が多いので、金曜日に呼んでいただいたのはケンブリッジ在住のラビのお宅。学生やゲストを含め、30人ほどの集まりでした。安息日はユダヤ教徒にとって大切な祝日ですので、ご招待は嬉しいものの、そして呼んでくれたSは何も難しいことはないし、楽しめばいいと言ってくれていたものの、多少緊張もしていました。シャバットは仕事をしてはいけない日であるのは有名ですが、その「仕事」というのにはものを運んだり、電気製品を使ったりすることも含まれるそうです(だからお食事にお呼ばれするのにも、手みやげを持っていくことができません!)。そして、どの部屋も、電気を消してはいけないので、電気はつけっぱなしにしておくのだとか。そしてもう一つ、お食事の前に浄めの意味で手を洗いますが、その時から祈りとともにパンが切られるまでしゃべってはいけないという戒律があるそうです。

電灯とともに部屋にはろうそくが置かれています。ひとりずつ順番に手を洗って、白いクロスを敷かれたテーブルに着き、まずは全員にワインが注がれます。そして全員で祈祷の歌を歌うのです。ラビが祝祷を捧げてパンを配るまで、たくさんの歌が歌われていました。お祈りそれ自体が歌、あるいは節を付けた祈りなのですね。(仏教での読経を少し思い出しました!)そして、実際のお食事。冷たい前菜からスープ、お肉、そしてパウンドケーキのようなデザートまでしっかりとしたお料理をいただきます。さらにそれと一緒にまわってくるのがワインとウィスキー!!ユダヤのお食事でウィスキーがまわってくるとは驚きましたが、シャバットは楽しむものでもありますから、お食事をして、みんなで楽しく語り合って、そしてたくさんお酒を飲むのです。これはちょっと意外でした。ウィスキーが普通なの?ときくと、隣の男の子はウォッカも多いよ、と教えてくれました(特に東欧系のアシュケナージ←たぶんこれを教えてくれた男の子がそうなのでしょう!)。途中、ラビの演説も挟みながら飲んで食べて、最後の祈りが終わったのはもう夜の11時過ぎでした。この日はちょうどプリムという春のお祭りの直前だったから、みんなが大騒ぎをする日だったそうですが、友達が言うには「多かれ少なかれ毎回こんな感じ」だそうです。

お祈りは(小さな冊子も回してくれましたが)ヘブライ語で行われるので、私には何が言われているのかさっぱり分かりませんでしたが、大きな声で朗々とたくさんの人たちがうたっているのはとても印象に残りました。(お祈りを歌うだけでなく、途中からお酒も入って、そばでミュージカルの大合唱をしてくれたのはおもしろかったですけれど(笑)。またみんなsweet voiceなのです!!)祈りが歌であるというのは、多くの宗教に共通していることなのでしょうけれど、とても心に響く経験でした。ユダヤ教というと、すぐに例えばホロコーストや嘆きの壁を思い浮かべてしまいますし、メディアの影響もあって、なんだか特殊な宗教であるような感じがしますけれど、このシャバットで同じ時間を楽しんだ人たちはとてもフレンドリーで、私のような不案内な東洋人を歓迎して、彼らの文化を惜しみなく見せてくれた、素晴らしい人たちでした。お食事自体も、もっと厳格で宗教的かと思っていましたが、もちろん彼らが敬虔であることは疑いませんが、とても楽しい夜だったことが少し驚きでもありました。キリスト教文化のことはそれなりに勉強もし、それなりに知っていることもありますが、ほとんどその内実を知らない、ユダヤ教という別の宗教を経験できた素晴らしい夜でした。
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by ellisbell | 2007-03-06 05:48 | culture

St David's Day

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今日はSt.David's Day。

英国(the UK)という国が、England, Scotland, Wales, Northern Irelandの4つの国(地域)による緩やかな連合体だというのはよく知られたことですが、それぞれの地域はそれぞれの守護聖人(the patron Saint)を持っています。そして今日、3月1日はウェールズの守護聖人、St Davidの日。この日はウェールズを象徴する花、黄水仙がウェールズ中にあふれかえり、人々は民族衣装を着てお祝いするそうです。今年は例年になく暖かい冬ですので、もうすでに黄水仙は花盛り。先週通ったときには、まだつぼみだったジーザス・グリーンの水仙も、みごとに黄色い花を咲かせていました。春のお花は春に活動する虫を惹きつけるために、彼らの一番見やすい色である黄色を持つことが多いと読んだことがありますが、今年は早くも春色でいっぱい。英国の春は、多くの人が待ちわびる水仙で始まります。日本の春が桜で始まるのと同じですね。今年は桜も早いそうですけれど。

c0105386_643815.jpgこの4つの地域、それぞれの守護聖人(とthe patron Saints' days)は、イングランドがSt George(4月23日)、スコットランドがSt Andrew(11月30日)、ウェールズがSt David(3月1日)、そして北アイルランドがSt Patrick(3月17日)。それぞれの旗を組み合わせたのがユニオン・ジャックなのですよね(ウェールズのドラゴンがいないのはかわいそうですけれど!)。それぞれが国花も持っていますが、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、北アイルランドのシャムロック(三つ葉のクローバーみたいな草)はいいのですが、ウェールズは正式にはリーク(長ネギ)だというのがいつも気にかかります(笑)。でも、それと並んで黄水仙もウェールズの国花として愛されているので、少し安心しますよね☆ウェールズには様々な文化と伝統がありますが、独特な美しい文化の一つがラブスプーン。ウェールズに行ったときに、私もお土産に買いましたが、様々な模様を彫り込んだ木彫りのスプーンのことです。これが伝統的に愛の印としてウェールズでは贈られるのだとか。結婚の時に贈られるのが一番伝統的ですが、ヴァレンタインデイなどにもよく贈られているようですね。それぞれの文様(蹄鉄、ベル、リボン、ハート、結び目、等々いろいろあります)が一つずつ意味を持っているというのは、お隣アイルランドの複雑で緻密なケルト文様と同じですね。

c0105386_6435252.jpgガーデニングを愛する人が多いこの国では、チャールズ皇太子をはじめとして、自分の植物に名前を付けて話しかけてあげる人が多いそうです(チャールズさん、オーガニックを愛するのは分かりますが、名指しでマクドナルドを批判して大きな問題になったそうですね・・・)。昨日も友達と話していたら、いきなり「うちのルーシーが」というので、「?」と思ったらお庭の鉢植えの木でした(笑)。同じく自分のお庭が自慢のガーデナーSが、自分のお庭から植え替えた、鉢植えの黄水仙を持ってきてくれました↑。暖かいお部屋の中では1週間ほどしかもたないだろうけど、ということですが、明るい春の日差しの中、黄色い可愛いお花を楽しませてもらっています♪
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by ellisbell | 2007-03-02 06:44 | culture

SNS

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今日は晴れ渡った春らしい一日でした。

ケンブリッジはいつも風が強いのですが、今日も晴れているのに風が冷たかったです。気温は最高気温で12度程度。まだコートは手放せませんが、日差しはすっかり春になっています。お店のショウウィンドウも、春らしい色になり↑、街中はイースター商戦真っ盛り。
c0105386_619337.jpg今日もスーパーでふと視線を感じて見上げると、この人たちがいました←(笑)。こういうの、日本にもいましたよね・・・そのお隣にはうさぎさん↓。イースターの卵を隠してくれるうさぎ(Easter Hare)ですね。明日から3月ですが、「不思議の国のアリス」に出てくる「3月ウサギ(March Hare)」を思い出します。Mad Tea Partyで狂った帽子屋と一緒にお茶を飲んでいるウサギですが、ウサギはヨーロッパでは多産のシンボル。3月はウサギの繁殖期だそうで、As mad as a March hareという表現から生まれたキャラクターです。春と結びつく動物なのですね。(日本とのイメージの違いもおもしろいですよね!干支に戻れば、前にアメリカ人友達に、「あなたは蛇年だよ」と言ってかなりショックを与えてしまったことがあるのですが、動物のイメージも文化によってずいぶん違うようです。)

c0105386_6194657.jpgmixiが3周年だそうです。mixiは2004年の2月にスタートしたそうですが、わずか3年で急成長したのですね。日本ではmixiが最大手だそうですが、SNSというのは世界的なブームだそうです。韓国人の友達が言うには、韓国では3人に1人はSNSをやっていて、みんな実名を公開し、写真もたくさん載せているのだとか。もちろんこちら英国でもSNSは大人気。一番多いのはやっぱりアメリカ発祥の学生用SNSである"Facebook"でしょうか。ハーバードの大学生が始めたSNSだそうですが、英語圏の大学では今、一番広がっているようです。mixiと同じく、自分のプロフィールをどこまで公開するかは各自が選べるようですが、ほとんどのメンバーは実名を公開していて、中には電話番号や住所まで公開している人たちもいるようです。仕組みはmixiと同じですが、気軽にメッセージや写真を送りあうこともできるので、多くの学生が利用しています。学生らしいなぁと思うのが、プロフィールで自分に彼・彼女がいるかどうかを公開しているところ(笑)。「いる」「いない」だけでなく、「微妙」という選択肢があるのに笑ってしまいました!

ブログを書くというのは、「人に読んでもらう」という意識が働く分、日記を書くよりも脳の活性化につながると読んだことがあります。そして、mixiやブログを通して、英国にいながらにして、日本の懐かしい家族や友達だけでなく、世界中の様々な方たちと交流できるというのは素晴らしいことですよね!世界が本当に広がります。ラジオの登場によって、多くの人が情報を共有できるようになったのはすごいことだと思うし、写真の発明によって昔なら名前も残らなかった一般の人々が、自分の姿を後世に残せるようになったことも素晴らしいことだと思います。そして、インターネットの普及によって、たくさんの人が情報の受信だけでなく、発信もできるようになっている世界は、きっと変化に加速度を増していくのでしょうね。情報を選択することは大切ですが、このような機会が誰にでも気軽に与えられていることがすごいなぁと思いつつ、今日もブログを書いているのでした。
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by ellisbell | 2007-03-01 06:20 | society


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