Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
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英国料理

c0105386_8212950.jpg英国伝統料理ってどんなもの?と聞いて、一番多く返ってくる答えは「ローストしたお肉」でしょうか。

ローストビーフが日曜の正餐として有名なのは、私たち日本人も知っていますが、ローストされるお肉は何でも良くて、それぞれに決まったソースがあるそうです。牛肉にはホースラディッシュ、豚肉ならアップルソース、羊肉にはミントソース、そしてカモならクランベリー。チキンは普通詰め物をして焼くものだし、クリスマスには七面鳥です。↑の写真は(暗くてピントがあわなかったのですが)ローストビーフ。付け合わせは、もちろんヨークシャー・プディング(この手前の穴の空いたヤツ)です。プディングと聞くと、「えっ?プリン?」と思ってしまいますが、これはれっきとした付け合わせ、甘くない、ただのパイのようなものです。なぜプディングと呼ばれるのか、英国人に片っ端から聞いていますが、誰も「さあ?」と言うだけ・・・(今日聞いた英国人は、ツアーで来た日本人が全員これを残すのを見た、と大笑いしていました。甘いと思ったのかしら、と言っていましたが、どうなのでしょうか。)確かに、あの悪名高いブラック・プディング(イングリッシュ・ブレックファストには欠かせない、豚の血と背脂のソーセージ・・私はこれが食べられないので、いつもはずしてもらうため、写真がないのが残念です。確かに、凶悪にも、真っ黒です)も、プリンとは全然違うし、ライス・プディング(これも、昔イギリスで、日本人のあなたはお米が恋しいでしょう、と作ってくれたことがありますが、ミルクとお砂糖をかけてオーブンで焼いたうすら甘いおかゆ。日本人としては甘いおかゆは許せません!)もちょっと違うし、知れば知るほど、英国人のお料理に対する名前の付け方なんていい加減なものだなぁと思います。

お肉の消費量を考えると、ここは確かにBeefeatersの国だけはあります(Beefeaterというのはイギリス人のことですが、ロンドン塔の衛兵もこう呼ばれるのは不思議です)。同じ島国なのに、日本人がfish eatersなのとは対照的ですね。英国のお魚料理で代表的なのは、もちろん庶民の味、fish&chips。白身魚のフライに、ジャバジャバとモルト・ビネガーとお塩を振りかけて食べます。どこでも売っていますが、それほどおいしいとは思ったことがありません。英国ではchipsというのはフライドポテトのことですが、だいたい何のお料理を頼んでも、chips?と聞かれるところを見ると、この国の主食は実際にはジャガイモだということを思い知らされます。誰も彼もが山盛りに盛られたフライドポテトをそれこそペロッと平らげます。お昼ご飯として、ジャケットポテトというのもポピュラーですが、これはなんと大きなジャガイモを丸ごと一個焼いて、バターを乗っけたもの。そんなものがお昼ご飯としてまかり通る国は、やっぱりここだけでしょう・・・(私たちのおにぎりみたいなものかしら?)

だから、ジャガイモは本当にたくさん種類があります。私がよく買うのは普通のベイクドポテト用。(こちらのは何かの処理がされているのか、芽が出ることはほとんどなく、すぐにふにゃふにゃになってしまうので、いつもは1コずつしか買えません・・)このジャガイモは、ほくほくしておいしいのですが、なんと言っても1コずつが大きいから使い切るのに難儀します・・ゆでジャガイモ用の小さいものなど実際には大きさはいろいろあるし、皮の赤いジャガイモもあります(それはチップス用らしい。ふーん)。いわゆる食パンも普通に売っていますが、こちらのものは薄くてぺらぺら、マーマレードやジャムを乗っけるクラッカーの代わり、といった風情のものですから、やっぱりジャガイモが主食となるのでしょうね。

上のローストビーフでも何となく分かるかと思いますが、グレイヴィソースはかかっているものの、水っぽくてほとんど味がないのもこちらのお料理の特徴。こちらに住んで1週間もすると、お料理が運ばれてくると、味も見ないでとにかくテーブルに置いてある塩こしょうを盛大に振りかけるクセがつきます(そして初めて来る日本人の友達に驚かれます)。ウィスキー文化を持つこの国は、お料理を早く済ませてしまってお酒に進むのだ、ワイン文化を持つフランスやイタリアは食事と一緒にお酒を楽しむから食事にも凝るのだ、と何かの食文化論で読んだことがありますが、こちらに来る人来る人が「イギリス料理は味がない」と言うのを聞いていると、お料理に伝統的に手をかけない国だからなぁとそのたびに思います。まぁ、日本では伝統的にお料理自体にお砂糖を使うから、デザートはフルーツがほとんどなんだよ、というと、こちらの人には驚かれますから、お互い様なのかな(笑)。
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by ellisbell | 2006-09-05 08:20 | culture

squash

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気持ちのいい日曜の朝、今日はスカッシュをしてきました。

場所はGonville&Caius Collegeのスポーツセンター。スカッシュは日本ではそれほどポピュラーなスポーツではありませんが、こちらでは人気があるようです。だって、たくさんのコレッジがスカッシュコートを持っていますから。なんと言っても初体験。どうなることかとどきどきしながらの挑戦です。

スカッシュは、プレイヤーふたりが小さなお部屋に入ってプレイします。小さくて固い(ピンポン球くらいの)ゴム製のボールを使う、屋内テニスのようなものですが、その部屋のすべての壁(ただし天井をのぞく)が使えます。壁と床にはラインが引いてあって、サーブの時は片足を床の四角い部分に入れること、そしてボールを前壁に当ててから相手側の床のマークの中に入れることというのが決まっています。それ以外は、ボールがどこに当たってもかまわないので、床に2回バウンドする前に打ち返せばいいのです(つまり、テニスで言うボレーというか、ノーバウンドで打ち返してもOK)。もちろん前方の壁に打ち返さなくてはならないのですが、どこの壁に当たってもOKということは、壁に当たってバウンドが変わったボールにも対応しなくてはならないし、壁ギリギリのボールというのはラケットが壁を叩いてしまってちゃんと返らないし、で、かなり難しいものです。また、ボールにもレベルがあって、初心者は青いよくはねるボールを使うのですが、上級者になればなるほど、one star、two stars・・と印のある、バウンドしないボールを使うのです。「バウンドしない=ラケットにあてるだけでなく、力を込めて振りぬかなくてはならない+走り回らなくてはならない」。つまりはハードになっていきます。

ラケットは、テニスとバドミントンの中間くらいの大きさ。スポーツとしてもテニスとバドミントンを足して2で割ったようなものだと聞いていました。しかし、ハードです。有酸素運動としてとても効果的だそうですが、狭いコートとはいいながら、ボールがはねないので、ものすごく瞬発力が必要だし、本当に走り回らなくてはなりません。力も必要です。しかもボール自体も、ゴムでできているので、どんどん打たれているうちにあたたまってくると弾むようになってきますから、バウンドも変わります。わずか15分くらいラリーをするだけで精一杯といった感じでした。

スカッシュコートは上の部分がギャラリーになっていて、ほかの人がプレイしているのを眺めることができます。試合の仕方など、眺めながら教えてもらいましたが、男性の勢いはすごいです。「squash=グシャッ(ピシャッ)と押しつぶす」というネーミングが本当にぴったりなくらい、たたきつけられるボールに勢いがあります。(上級者はアイガードをするそうですが、絶対必要だと思いました・・)私はテニスをしていたので、打ち返すことはできるのですが、テニスと違って、構えないようにとのアドヴァイスをもらいました。スピードが速いから、構えていると腕の振りが大きくてボールの勢いを殺してしまうそうです。なるほど・・似ているけれど違うのですねえ。

スカッシュも英国生まれのスポーツ。こうして考えると英国生まれの近代スポーツって多いですね。サッカーも、ラグビーも、ボクシングも、バドミントンも、卓球も。今日もお天気はよかったものの、風が強くてテニスには不向きな気候。このようにお天気が悪いから、お天気に関係ないスポーツや、屋内競技が発達したのでしょうか。ヨガも気持ちいいから好きですが、テニス好きとしては、これからの時期はスカッシュもいいなあ。でも、明日は、間違いなく筋肉痛で、ロボットのように歩く羽目になることでしょう。
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by ellisbell | 2006-09-04 08:23 | Cambridge life

Breeze?(天気予報)

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今日も一日スッキリしないお天気でした。

BBCの天気予報はおもしろくて、朝のキンキン声のお姉さんの天気予報には見入ってしまいます。日本では普通、天気図を見せてくれて、前線の位置だの何だの説明してくれて(そういえば、巨大台風が日本に近づいているそうですね・・日付変更線を越えるとハリケーンが台風になるというのも変なお話)、おもむろに各地のお天気を、親切な場合は時間ごとに分けて、予報してくれます。こちらの天気予報は、ものすごくグラフィカル。英国本土と北アイルランド(同じアイルランド島でも共和国のことは知らん顔っていうのもおもしろいですが)の、えらく立体的な図が出てきて、朝6時とか9時とかの全国の雨の様子をグラフィカルに示してくれます。その図はぐる〜んと英国を一周し、それに従って、お姉さんは「東部ではなんたら、」とか「スコットランドではほにゃらら、」とか状況説明と予報をしていくのです。しかも、予報されている地域はかなりおおざっぱ。ケンブリッジがたまに出てくることもありますが、滅多にないので、この辺りかな、と見当をつけて今日の気温をはかります。(もちろんその後で地域別のニュース&天気予報はありますから、まあそれで見ればいいんですけど。)日本で見るような降水確率というのは見たことがありません。たぶんいつ雨が降るかなんて、誰にも分からないからでしょう(笑)。(こちらでは誰に出会ってもお天気のお話をするくせに、結局は"Who can predict English weather?" と聞くと、"No one can, of course!"といわれますから!)お姉さんはたいていお外で、時には風に吹かれながら、時には雨に打たれながら、果敢にも予報を告げてくれますが、ほとんど当たったためしなし。今日は「wet and breezy」と言っていましたが、どこがbreeze?というような強風が外を吹き荒れています。

とはいえ、この国のお天気は本当にコロコロ変わるので、予報する人がかわいそうになるくらい。rainというのは本当に少なくて、ほとんどがshower。少し降ってはすぐに晴れ、曇ってはまたパラパラと雨。その繰り返しです。英国旅行中の両親が、先週まで、出発準備のため「どんな天気?」と盛んに聞いていましたが、聞かれても答えられない私の気持ちが今頃身にしみていることでしょう。英国の友達も誰一人天気予報は信頼していないようです・・・が、全員見ている!!これがおもしろいところですよねえ。もちろんBBCはHPでも24時間予報、5日間予報を発表していますが、これまた見るたびに変わっています。しかしsun indexはずっとlowのまま。これがこちらの秋を一番よく示しているようです。(visibilityというのも日本ではあまり見ない天気予報ですね。どれくらい見通しがいいかということですが、日本はそれほど霧深くないからかな。)

秋らしく、茶色くなった葉っぱがその強風にあおられてフラットの裏庭の芝生に散っていました。日本の秋は、秋晴れという言葉の通り、空気が澄んで青空が高いというイメージがありますが、こちらはずっと曇天続き。イギリスのお天気ですから、一日雨が降っていることはありませんが、厚い雲が低くたれ込め、気分まで沈みそうな勢いです。夏目漱石もこれにやられてしまったのでしょうかねえ・・こう書いている間にも、私の部屋の窓から見える空はどんどん暗くなっていき、目の前にある大きな木が左右に激しく揺れています。日に日に日が短くなっていくのが感じられます。お買い物に行くのまで億劫になりそうな勢い・・・こちらでも紅葉はするのですが、それにはまだ日がかかりそうです。
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by ellisbell | 2006-09-03 08:25 | society

ディケンズの家とブルー・プレート

c0105386_8274194.jpgロンドンの街を歩いていると、時折、家の外壁に青い陶板がかけられているのを見かけます。

これはブルー・プレート。ロンドンに住んでいた、政治、文化、芸術等の分野で優れた業績を残した人々の家を示しているのです。ケンジントンの辺りをふらついていると、次々に見かけるブルー・プレート。寡聞にして知らない名前も多々ありますが、あ、ブルー・プレートだ、と思うと思わず寄っていって誰の名前か見てしまいます。Virginia Woolfだの、G.K.Chestertonだの、J.E.Milletだの、文学(芸術)関係だと思わず小躍りして写真を撮ったりしてしまいます。そこに、誰が何年から何年まで住んだかが書かれていて、そうかぁ、この人はこのような家で暮らしたのかぁ、と感慨深いものです。100年前の家が「新しい」と見なされるこの国では、例えばストラットフォードではシェイクスピアの家なるものが残っているし(シェイクスピアは1564年生まれ・・・「シェイクスピアは、ひとごろし、いろいろ(1564-1616)」と覚えましたね?英文科の皆さん(笑))、昨日もちょっと触れたLavenhamにはその名も「曲がった家(crooked house)」などというすさまじく古い家々も立ち並んでいます。地震がない国っていいですよね・・そして、すごいなあと思うのは、例えばブルームズベリーにあるVirginia Woolfの家などには、今も人が住んでいるということです。そう、ブルー・プレートのついた家にも、現在住人がいて、昔ウルフが「自分自身の部屋」を書いただろう部屋で手紙を書いたりしているのです!!なんとソーホーでは、「モーツァルト」のブルー・プレートまで見られるそうですが・・わずか一年でも滞在は滞在ですものね(笑)。

先日、ロンドンで時間を作って、ブルームズベリーにある、作家Charles Dickensの家に行ってきました↑(これがブルー・プレート)。大英博物館のそば、ラッセルスクエアから歩いて10分ほどの、閑静な住宅街にあります。現在は、The Dickens Fellowshipが所有しているため、博物館として公開されている建物。引っ越しの1年前に結婚した妻と長男と一緒に、世間的成功を納めつつある作家として移り住んできた、この家(48 Daughty st.)。彼はここで、「オリヴァー・ツイスト」と「ニコラス・ニックルビー」を書いたそうです。

小さな家ですから、ベルを鳴らして入れてもらわなくてはなりません。1階の一番奥の部屋がちょっとしたギフトショップを兼ねた受付になっていて、そこでチケットを購入します。地下室を入れて4階建ての家。「好きなところから見てください」とのことなので、1階から順にまわりました。それぞれの部屋に説明がついていて、文豪が愛用した品々が飾ってあります。一番の見所は2階の客間でしょうか。c0105386_8283242.jpg世間的な成功を収めつつある作家として、とてもプチブル的なお部屋だなぁと思いました。そう、すべてがブルジョア的。家中がこまごまとしたもので飾られ、ディケンズ自身が愛用した家具などもいかにもヴィクトリア朝的な装飾過多のものが多い印象。人々をたくさん呼んでお食事会などをしばしば催した様子が、よくうかがえます。文豪らしく、これがないと執筆できないという、机の備品などもそろえられています。そして原稿。ディケンズは自分が有名になって、原稿が価値あるものになると気付いてからは、原稿を大事にしたと説明にありましたが、その辺りもとてもブルジョア的ですよね。ヴィクトリア朝の中流階級にもっとも愛された文豪は、やっぱり自身がブルジョア的な趣味を持っていたのだなぁと、おかしくなりました。

c0105386_829299.jpgもう一つ目についたのは、驚くほどたくさんの肖像画が残されていること。写真も含めて、彼自身と奥さんの肖像は、ほとんど毎年のように描かれています。そしてそれを文豪自身が飾っておいたのです。当時肖像を描いてもらうというのはステータスだし、彼自身も誇らしく自分の肖像を家に飾って、訪れる客人に見てもらったのでしょう。英国人に今ももっとも愛されている文人の一人であるディケンズ。私が行ったのは午前中という時間帯にもかかわらず、年配のおじさまやおばさまたちが、3階の企画展をゆっくりと見て回っていました。人気は不滅なのですね。もっとも英国らしい作家といえば言えますよね、ディケンズは。英国らしいというか、ヴィクトリア朝らしい。人気のほどがうかがえる、そして、彼の人となりをかいま見せてくれる家でした。
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by ellisbell | 2006-09-02 08:26 | literature

Ely

c0105386_8305060.jpgケンブリッジ郊外に、美しい大聖堂で有名な街があります。

イーリー。7世紀に建てられた修道院を元に、14世紀に完成された壮麗な大聖堂を持つ街。ケンブリッジからは電車でわずか15分ほどの場所にあります。テレビのBBC2で、今日、イーリーの大聖堂を扱った番組をやっていました。英国"seven man-made wonders"の東部編。(その番組では、ずっと行ってみたいと思っている、サフォークのLavenhamという中世そのままの街も扱っていたし、へんてこりんな三角形の建物、Triangular Lodgeなる奇妙なfollyの映像もありました。follyというのは、何に使われているのかよく分からない塔のようなものだそうで、英国各地にいろんなのがあります。うぅ、見てみたい!)先月、イーリーの大聖堂に行った時の感動を思い出しました。

確かに有名な大聖堂で、一説によるとフランス、シャルトルの大聖堂と関係があるそうです。先日、ケンブリッジで映画(「エリザベス」の続編)の撮影をしていたケイト・ブランシェットも、次にイーリー大聖堂で撮影をするとラジオで言っていたので、数多くの映画にも使われている建物なのでしょう。行ったのは7月だったので、まだまだ強い日差しが照りつけていましたが、大聖堂は駅から歩いて20分ほどのところにあります。駅から歩いていく道も、1本しかないから迷いませんが、ほとんど車も走っていなくて、何もない穏やかな田舎町という感じのところです。歩いている時、家の中でのんびりと外を眺めていたおじさんと目があうと、ニコッと手をふってくれるようなのどかな街(一応、村ではなくて街だと思います)。少し歩いていると、大聖堂のてっぺんが見えてきます。小さな街にしては驚くほどの、壮大な建物↑。ロマネスク様式の美しい、街のシンボルです。

c0105386_831515.jpg装飾が施された入り口をくぐり、大聖堂内部に入ると、ひんやりと涼しく、ボランティアの教会員さんとおぼしきおばさまがにっこりと迎えてくれます。今日の番組でもやっていましたが、この大聖堂は本当に地元とともにあり、地元の住民があれこれとお花の手入れをしたり、壮大な建物内の彫刻のほこりを払ったりしているそうです。人々が誇りを持ってその運営に携わるような、そんな地域に根ざした教会だというのも素敵ですよね。入ってまず見えるのは長い身廊。天井にはさまざまな絵が描かれ、大聖堂の中心には八角形の塔、オクタゴンがあります。ガイドツアーで上れるようですが、残念ながら時間が合わず断念。もちろん、例によって、ヘンリー8世の修道院解体の時に多大な被害を受けたそうですが、19世紀から修復が始まり、今では美しいそのままの建物を見ることができます。そして、この大聖堂はステンドグラスが有名なのです。次々と現れる美しいステンドグラスに思わず見入ってしまいます。ゆっくりとまわりながら、日の光を受けて輝くステンドグラスを見ていると、この国がプロテスタントであることを忘れそうになってしまいます。

c0105386_8312245.jpgこの大聖堂のもう一つの楽しみは、併設されているステンドグラス博物館。共通チケットを買いましたが、博物館はとりあえず外でランチをしてからにすることにして、town centreを歩いてみます。小さな街なので、メイン・ストリートもこぢんまりしてかわいらしいところです。目についたパブのようなところで、サンドイッチとチップス、ミネラルウォーターの昼食をとって、再度ステンドグラスを見に戻りました。博物館には、英国各地からの古いステンドグラスから年代順に、たくさんの作品が並んでいます。併設とは言っても、大聖堂内部の回廊ですから、光の入り方が柔らかく、雰囲気満点です。そして、モリス協会のステンドグラスなど、美しい作品を楽しみ、ゆったりと和やかな気分に浸ることができました。(この博物館ではステンドグラスの教室などもやっているようで、思わず参加してみたくなりました!)

そしてもう一つ、この街はオリバー・クロムウェルが住んでいた街。ピューリタン革命でチャールズ一世を処刑し、アイルランドを侵略したクロムウェル。もちろんイーリーの大聖堂も破壊したそうですが、彼の家は今はインフォメーション・センターになっています。いかにも中世風の、木組みで白壁のきれいな家。こんな小さな街にも、小さな街なりのいろいろな歴史があるのです。機会があれば、また訪れたい、素敵な街でした。
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by ellisbell | 2006-09-01 08:29 | trip


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