Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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カテゴリ:Cambridge life( 35 )

Christmas Formal

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「書き物」をしていますが、まったくはかどらないので、日記に逃避してきました♪

そう、昨日は待ちに待った、コレッジのChristmas Formal Hallだったのでした。ドレスコードはblack tie。200人収容のホールがぎっしりになった夜でした(こんなにたくさんの人が来たフォーマルは見たことがありません!)。ドレスを着て、アクセサリーを付けて、大急ぎでマニキュアなどつけるのも久しぶり♪(←普段どんな格好をしているのかがバレバレですね・・・)クリスマスらしくゴールドで統一して、指先にもゴールドのラインを入れて完了☆その格好で、台所から缶詰や新しいパスタの袋をごそごそ取り出し手いるのもちょっと間抜けですけれど、クリスマスは宗教行事ですから、チャリティのシーズン。路上生活を強いられている人々のための食料品や衣料品などを受け付けてくれるので、その準備です。同じフラットから数人で一緒に歩いて行きましたが、インド人Nはタキシードとボウタイを「昨日買ったんだよ、マジシャンになった気分だ!」とのコメント(笑)。確かに、普通、学生ってあんまりドレスやタキシードを持っていませんよね・・・

c0105386_3492224.jpgさて、pre-dinnerドリンクは、クリスマスらしくmulled wine。スパイスやお砂糖を入れて温めた赤ワインです。ホットワインは久しぶりで、強い風の中歩いた身体にはぴったり♪見知った顔を見つけて、ちょっと話などしているうちにホールへの扉が開きます。今回はすべて席が決まっているので、ネームタグを探して、着席。テーブルの上には小さなおもちゃ入りのクラッカーが置いてありました。全員で引っ張って、あちこちでパンパンと音がしている中、ディナーのスタートです(今回はフェローもハイテーブルではなく、普通のテーブルに数人座っていたようでした)。まずはサンドライトマトのスープ。そしてメインはもちろん、ローストされた七面鳥。グレイヴィに、クランベリーソースもちゃんと出てきます(おいしかった♪)。付け合わせにはポテト+芽キャベツ。このBrussels sprout(芽キャベツ)というのも、クリスマスに欠かせないものだそうです。ちょっと苦みがありますが、嫌いな人は大嫌いだと聞くとおり、斜め前くらいの女の人が「ああ、これ大嫌い!」と言っていました(笑)。そして、デザートにクリスマス・プディング。炎に包まれた形で出てくるかと期待していましたが、さすがに200人分は無理だったらしく、熱々を切り分けてサーブされたところを、ブランデー・バター・ソースでいただきます。チーズとポートワイン、コーヒーにはミンス・パイまで出て、英国らしいクリスマス・ディナーを堪能しました。

c0105386_3495281.jpg最後にサンタさんがたくさんやってきて、ネームタグに書かれていた番号から数人にプレゼントを配っていました(もちろん、私は外れ・・)。このサンタさんはプレゼントをくれる方ではなく、回収する方がメイン。チャリティの食料品などを集めてまわり、それがホールのクリスマスツリーの下に置かれているのも伝統的ですね♪最後には聖歌隊の先導で、みんなでキャロルを歌ってお開きとなりました。とは言っても、ここからコレッジのバーになだれ込み、12時過ぎまでダンスパーティーでした。私は友達と早く帰りましたが、これが今学期最後のどんちゃん騒ぎ。クリスマスが近づくと、帰省する学生も増え、街もコレッジもがらんとしてしまいます。家庭のクリスマスではないけれど、英国らしいクリスマスが味わえた素敵な夜でした☆
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by ellisbell | 2006-12-09 03:50 | Cambridge life

TGITEOT!

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TGITEOT!ということで、今日は友達のLとランチ+お茶をしてきました。

先週の木曜に学期が終わって、クリスマス・ホリデイに突入したケンブリッジ。英国人のLは、今週ロンドン南部のおうちに帰ります。そして友達や家族と伝統的なクリスマスを楽しむのです。彼女は学部生ですが、ケンブリッジの学生は本当によく勉強しますから(というか、勉強しないと進級できません)、とてもストレスフルな8週間を送っていた模様。去年、1回生だった彼女の学科に9人いた学生は、今期は7人に減っています。(今日授業の話になって、「あれ?一クラス9人って言ってなかった?」と聞くと、「それは去年でしょ、二人落ちたんだよ」とのお答え。ううむ、厳しいですね・・TGITEOT!の気分も分かります。(だんだん、何のことか分かって来られた方もいらっしゃるでしょうか?)今期は試験もないそうなので、小テストはあったようですが、これでとりあえず解放されたということでしょうね。彼女のお気に入りのイタリアン・カフェでランチとケーキを食べながら、いろいろお話をしました。

私がやっぱり気になるのはクリスマス。彼女の家では、クリスマスにクリスマス・プディング、クリスマス・ケーキ、そしてミンス・パイを食べて、七面鳥を食べる伝統は未だに生きているそうです。日本のクリスマスケーキとはまったく違う、ドライフルーツたっぷりでどっしりしたケーキやプディング(蒸しケーキ)ですから、日本では生クリームのケーキをイチゴでデコレーションして食べるんだよ、と言うと、興味津々の様子でした。(こちらとしては、食べる何ヶ月も前から作って熟成させておく、どっしりと重たいフルーツケーキの方がよっぽど興味をそそられるのですけれど!そして、食べる前にプディングにブランデーをしみこませ、火をつけて、青い炎を楽しむのです!)英国人の友達に、クリスマスケーキ、プディング、ミンスパイのどれが一番好き?としょっちゅう聞くのですが、今のところ、ミンスパイが圧倒的な人気です!ミンスミート(中の具・・・干しぶどうやりんご、ナツメなどを刻んでお砂糖とスパイス、スェット(牛脂)と混ぜ合わせたもの)はこの時期スーパーでたくさん売っているので、みんなそれで作るのだそう。(Lも、ミンスミートがSainsbury'sで2 for 1で売っていたから作ると言っていました。作ったらお裾分けしてくれるそうです・・・楽しみ♪)街はイルミネーション、そしてクリスマスショッピングに忙しい人々がたくさんの紙袋を下げて街を歩き、いよいよクリスマスムードが高まってきました。

写真はケンブリッジのイルミネーション。今日の風景です。私も誘われて、つい、大好きなロクシタンでクリスマスプレゼントを購入♪3本ハンドクリームを買ったところ、ラッピングしたものを袋に入れてくれたのですが、家に帰ってみたら"foot"の文字・・・フットクリームじゃない!!明日、またロクシタンに文句を言いに行かなくてはなりません・・ああ、いかにもイギリス・・・そういえば、先日コレッジのcanteenでランチをしたとき、おなかがあまり空いていなくて、友達と同じ前菜のようなものを取りました。彼女の後ろについてレジで精算するとき、メンバーかどうかを聞かれて(メンバーは料金が安いのです)、ちゃんとIDカードを出して、£1.9(安い!)支払いました。しかし後で聞いてみると、私の直前に同じレジで精算した友達、彼女もまったく私と同じメンバーで、同じものを食べていたのですが、彼女が支払ったのは£1.8・・・もうひとりの友達が、これぞイギリス!と大笑いしていました。日本では、あり得ないですね・・・orz

TGITEOT・・・TGIF(Thank God It's Friday!やれやれやっと金曜日だ!)のもじり、Thank God It's The End Of Term!です(笑)。
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by ellisbell | 2006-12-05 05:44 | Cambridge life

Churchill College

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今日も風の強い一日でした。

朝から向かい風の中、講義棟に最後の理論の講義を聴きに行きました。ケンブリッジ大学は3学期制で、Michaelmas、Lent、そしてEasterが、それぞれ8,8,4週間に渡って行われます。だから今日はconclusionのはずでした。ところが、行ってみたらいつもより学生が少なく、おかしいなと思っていたところ、係の人が「休講」と言いに来ました。前に座っていた、いつも熱心に講義を受けていた子に、「じゃあ結論の授業はいつになるのかしら?」と聞いたら、彼は肩をすくめて、"never!"。単なる聴講の私はいいけれど、これからペーパーを書いて単位をもらう学生は大変ですね・・・最後の、the function of criticismの講義がなくてとっても残念でした。

c0105386_951260.jpgさて、今日は、フォーマルウィークの2回目、チャーチル・コレッジ。(本当は明日も特別なフォーマルがあるのですが、私はパス。一緒に参加した友達は、今週4日もフォーマルがあると言っていました!)1964年にできた新しいコレッジで、街の西側、ウェストケンブリッジにあります。敷地も広く大きなコレッジですが、新しいコレッジだけあって、フォーマルもそれほど「フォーマル」ではなくて新鮮でした。まずはいつものようにシェリーをいただいて、ホールに移動。そのホールが巨大なホテルの宴会場のような感じなのです↑。フォーマルにつきもののろうそくもなく、ハイ・テーブルはもちろん向きが違うだけで高くないし、フェローの食べるものもこちらとまったく同じ(違うコレッジもいっぱいあります!)。お皿もシンプルなものだし給仕してくれる人たちも若い人が多くて感じが良かったです。お料理は、お野菜のテリーヌ、チキンのグリル、そしてアプリコットタルト。チーズ、ポートワインはありませんでしたが、お味はまあまあ良かったです(このおおざっぱな盛りつけ方が、いかにもイギリス〜☆)。Emmaよりこっちの方が良かったかな(隣に座ったメキシコ人さんは正反対の意見でしたけれど!)。今日は有名な教授が来ていたらしく、ハイテーブルのフェローもたくさん来ていました。ゴングが鳴って、立ち上がってフェローをお見送りするところまでは一緒ですが(でもフェローも同じホールでコーヒーを飲んでいました!うーん、カジュアル♪)、フェローが完全に出て行かないうちに、学部生の方から「サー・ウィンストン・チャーチル!!」と乾杯の声が上がり、みんな大声で唱和していたのにも驚きました。そして、誰かのお誕生日だったらしく、学生がハッピーバースディを歌い、ろうそくをともしたケーキを持ってきて・・・などと、とてもくつろいだ雰囲気。我がコレッジではあり得ないので、一緒に行ったみんなは呆気にとられてしまいました。「うちであんなことやったら、絶対Deanからメールが回って来るぞ」「MCRのメンバーは全員クビだぞ」「このコレッジはcrazy(めちゃくちゃ)だ」と言い合っている我がコレッジのメンバーは、やっぱり伝統としきたりを重んじる古いコレッジの一つなのですね(笑)。周りに建っているそうそうたる有名コレッジ群と比べると、目立たない地味なコレッジなのですけれど(笑)。いろんなコレッジがあるから、いろんなディナーを経験するのはとても新鮮でおもしろかったです。
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by ellisbell | 2006-11-25 09:05 | Cambridge life

π??

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今日のケンブリッジは午後から冷たい雨。

朝は晴れ間がのぞいていたのに、相変わらず変わりやすいお天気です。知り合いとお昼にコンサートに行くことになっていたので、お昼前にcity centreに自転車で出ました。前からのぞいてみたかった紅茶とコーヒーの専門店に入り、クリスマスティーを購入。こういうのもあるよ、といろいろフレイバーティーの香りをかがせてくれて、気に入ったものを選ばせてくれるお店でした。しかも、オーガニックなので、とってもいい感じ。ご機嫌良くショッピングを終えて、待ち合わせは教会の前。今日のコンサートは、例のCambridge Music Festivalの演し物の一つで、教会が会場になっています。始まるまで、その教会に併設されたカフェでランチでもしようという計画でした。こちらの教会はあちこちで、ボランティアの方々がカフェを手伝っていて、ホームメイドの軽食やお茶が楽しめます。お値段もリーズナブルだし、サーブしてくれる方々がだいたいお年寄りで優しいので、私も観光客で混み合ったチェーン店カフェに行く気がしないときには、そういうカフェに入ります。(最近は観光客はずいぶん減ってきましたが。)私のお気に入りのMichaelhouseはもうちょっとちゃんとした(?)商業的なカフェなのですが、今日のカフェも優しいおばさまがオーダーを取って、スープやラタトゥイユを運んできてくれました。ランチ中にも教会のステージでの音あわせが聞こえてきて、期待が高まります。

Music Festivalの期間中、学生による無料のランチタイム・コンサートが行われていて、今日はそれを聴きに行きました。Festivalの副題が、"Mozart, Maths & Music"というのがどうもよく分からないなぁと思っていたのですが、ランチタイム・コンサートはLunchtime "Pi"と題されていました。パイ?π??と思っていましたが、円周率に関係する(!)コンサートだったことがプログラムで判明。一日目は3.14、二日目は3.14"15"、三日目は3.1415"92"と関係していくらしく、今日のは3.14159265358....8"32"のコンサート。ということで、ブラームスのソナタ3番とイザイのソナタ2番が選ばれていました(笑 関係あるんだかないんだか)。まだ20歳の学生さんによるヴァイオリンソナタの演奏でしたが、知り合いの音楽の先生が「あの子は上手いよ」とおっしゃっていた通り、とても美しい音でした。カリズマティックな音で、演奏に引き込む力を持っている演奏者だと思いました。エネルギーと迫力に満ちた若々しい演奏。イザイを選ぶだけあって、技巧もさすがだったし、直前にブラームスがベートーヴェン(しかも7番!)に代えられたことをのぞけば、満足のコンサートでした。
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by ellisbell | 2006-11-23 18:45 | Cambridge life

Emmanuel College

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今週は、フォーマル・ウィークです。

勝手にそう呼んでいるだけで、自分でそういう予定を組んだのですが、今週は他のコレッジのフォーマルに二つ参加させてもらいます。私の所属コレッジは院生用のフォーマルを週に一回やっているのですが(私は院生ではないですが、年齢的に近いのでこのグループに入れてもらっています)、それに参加するかどうかはまったく自由です。参加したい場合は、決められた日までにofficerに食事の希望(ヴェジタリアンとかお肉はダメとか)と、ゲストを呼ぶならゲストの数(私は6人まで呼べます)を知らせるだけ。料金は次のタームのCollege feeに加算されるという仕組みです。他のコレッジにフォーマルに呼んでくれる友達がいればいいのですが、なかなかいろんなコレッジに行く機会がない人も多いので、MCRと呼ばれる院生のコミッティがあちこちのコレッジとexchange formalの企画をしてくれることがあります。今日はその一つで、Emmanuel Collegeに行ってきました。

c0105386_8154054.jpgEmmanuelのディナーはおいしいと友達が言うので、少々期待しながら、6時45分にポーターズ・ロッジに集合。よそのコレッジですからガウンは着ても着なくてもOK。今日はSpanish nightの予定だから、赤か黄色のドレスを着てくるようにとのお達しが来ていましたが、私はそんなものは持っていませんから、みんなどんな格好をしているのかしらと思っていましたが、スペイン風衣装は数人だけで一安心(笑)。MCR(という部屋があります。これは部屋の名前でもありコミッティの名前でもあるのです)でpre-dinner drink(いつもはシェリーですが、今日はSpanish nightらしくサングリア☆)を飲んでから、ホールに移動しました。city centreの外れですから、それほど新しいコレッジではないのですが、ホールは新しい感じでした。他のコレッジからのゲストも来ていて、大人数のフォーマル。椅子がベンチシートなのには驚きました。ハイ・テーブルは5センチくらいの高さ(低い!)でしょうか(でもDarwinにはハイテーブルがなかったし、いろいろですね)。フェローが入ってくるのを起立して待ち、ラテン語のお祈りを聞いてからディナーです。前菜は生ハム(コレッジのマークが付いたお皿がいつも使われます)。我がコレッジはいつも前菜も温かいものが出ますから、一緒に行った友達が不満顔。ペースもゆっくりです。メインの付け合わせにいつものごとくジャガイモとサヤインゲンが回り、いよいよメイン・・・と思ったら、メインは何とパエリアでした。お肉でもお魚でもないものがメインだなんて!とまたまた友達の不満顔が募ります(笑)。確かに、パンにジャガイモにお米となると、炭水化物ばかりですよね・・・ここでフェローが退場。またもや全員が食事の途中に起立してお見送りです(ケンブリッジはすご〜い階級社会です!)。c0105386_8162227.jpgそれから、デザートはレモンチーズケーキのようなものでした。酸っぱかったです。そしてここでもデザートの後に、ポートワインとチーズが回ります。概して、今日一日だけの出来で言えば、身びいきも含めて、我がコレッジに軍配は上がるかな??という感じでした。

フォーマルホールってこんな感じです(冒頭写真参照)。フェローが出て行った後、お化粧直しに立って、こっそり撮ってみました。もうフェローはいませんが、前に横向きで据えられているテーブル、これがハイ・テーブルです。このコレッジは新しいですが、ガウンを着た人たちも見えますし、ちょっぴりハリーポッターの世界が分かっていただけるでしょうか。
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by ellisbell | 2006-11-21 08:24 | Cambridge life

イルミネーション

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今日のケンブリッジは昨日に続いて抜けるような快晴。

お部屋にこもっていましたが、こんなにいいお天気なのに家にいてはもったいないというお誘いがかかり、sunday dinnerを食べに近くのパブへ。日曜の正餐(ランチです)は英国ではやっぱりロースト。ビーフ、ラム、ポークとローストがメニューに並んでいます。先日はアップル・ソースのロースト・ポークでしたから、今日は正統派のロースト・ビーフ、ホースラディッシュソースをいただきました。前にも話題にしましたが、ローストは必ずソースが決まっています。ラムにはミントソース、カモにはクランベリー。ぴたりとはまって、このソースのおかげでお味がしっかりするところがさすがですね。こんなにグレイヴィがたっぷりかかっているのに、グレイヴィ自体のお味はあまりしっかりしていないのは不思議です。写真はアップルソースのローストポーク↑。横についているの(パイ皮みたいなの)はヨークシャー・プディングです。

c0105386_4455880.jpgいったん帰りましたが、夕方になると寒い中、再度お誘いがかかってお出かけ。今日は、Christmas-light-onの日なのです。イルミネーションに点灯される日。そういえば、母校の大学もそろそろ大きなツリーへの点灯式がある頃だなぁとちょっと思い出しました。5時に点灯ということなので、15分前にcity centreのマーケットプレイスに行くと、guildhallの前にはすでに黒山の人だかりができていました。ケンブリッジってこんなに人がいたのね、と思うくらい。子供連れのご家族もたくさん来ていて、こちらではクリスマスはファミリー行事だということを思い出します。そしていよいよ5時。臨時ステージで誰かがパフォーマンスしていましたが、その人のアナウンスとともに、guildhallの2階にはサンタクロースが現れ、全員でカウントダウン。5時きっかりにボンッと煙が上がってイルミネーションが点灯しました♪。とはいえ、ここは地方都市・・・ルミナリエなどを見慣れた目には、やっぱりちょっと寂しい感じはするのですが(笑)。子供達は大喜びでした。c0105386_4462556.jpg氷の女王?までが出勤して、子供達にキャンディを配っていました。4時半には真っ暗になる英国の冬の夜。まだまだ短くなるその夜を、これからしばらくはイルミネーションが照らしてくれます。
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by ellisbell | 2006-11-20 04:46 | Cambridge life

Requiem

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St. John's Collegeの聖歌隊が歌うモーツァルトを聴きに行ってきました。

これも、Cambridge Music Festivalの演目の一つ。St.John'sの聖歌隊はKing'sと人気を二分し、こちらの方が上手だという人も多いので、とても楽しみでした。しかも、曲目は大好きなレクイエム。夜の9時半からのスタートですが、大きなSt.John'sのチャペルは人でいっぱいでした。St. John'sは礼拝時以外、前室に入れてくれないので、初めて大きな天井の下にある祭壇に近づきました。天井がとにかく高く、とても素晴らしい装飾画が描かれています。そして順番に入ってくるのは、オーケストラ、男声女声の合唱団、そしてソリスト達。チューニングの音で気持ちも高まります。

最初の音で、感動しました。素晴らしい。音響効果が素晴らしくて、身体全体を揺さぶるような感覚の和音の響きでした。身体全体というか、自分の身体の中身だけ、グッと捕まれて揺さぶられているような感じです。音楽って、どうしてこんなにダイレクトに心にそのまま訴えかけてくるのでしょう。少しオーケストラの音が強すぎるように思いましたが、古楽のレクイエムを聞き慣れているせいもあるのでしょう。宗教音楽は、やっぱり教会で聞くとひときわ素晴らしいように思います。聴覚だけでなく、視覚も、おそらく空気感という点では触覚も、すべてをゆだねられるような空間に響き渡るレクイエムは、言葉を奪うほど素晴らしかったです。余韻が消え去るまで身動きもできない感じでした。教会全体が荘厳な雰囲気で包まれていました。そして、おそらく、前日のハワース体験が後を引いているのでしょうけれど、その日、二度目に、自分がケンブリッジという場所にいて、実際にこのコンサートを聴いていることがなんだか信じられないような気持ちになりました。モーツァルトのレクイエム、やっぱり素晴らしい曲ですね。音楽がこのように人の心をダイレクトに揺さぶり、そして表現しがたい感動を与えてくれるのはとても素晴らしいことだと思います。

そして、もう一つ思い出していたのは、St.John'sでこの5月に、映画「エリザベス」の続編を撮影していたこと。「エリザベス」はなかなかよくできた映画だと思いますが、一番最後に、さまざまな裏切りと葛藤を経験したエリザベスが、ひとりの女性であることをやめて、「女王」として生きるために、髪を切り、特殊な化粧を施すシーンがあります。彼女の腹心の侍女は涙を流しながら彼女の変身を手伝いますが、その時に流れる音楽がこのレクイエム。女性、そしてひとりの人間であることをやめることによって、彼女は限りなく女王として神の存在に近づこうとします。だから人間としての彼女の死に捧げられるのがこのレクイエムであり、音楽が見事に彼女の精神状態を表しながら観客を一気に映画のクライマックスに引き込む瞬間です。音楽の持つ力って本当にすごいですね。改めて、音楽の素晴らしさを感じた夜でした。
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by ellisbell | 2006-11-19 05:19 | Cambridge life

King's College Choir

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今日も一日曇り空、そして今は冷たい雨が降っています。

今週から、Cambridge Music Festivalという催しが始まっていて、今夜は世界的に有名なKing's Collegeの聖歌隊のコンサートに行ってきました。地元密着型の音楽祭ですから、行われるコンサートも小さくて、コレッジや教会の催しも多く、敷居の低い音楽会があちこちで行われています。キングスの聖歌隊は、10年前に知り合いの先生がケンブリッジにいらっしゃるときに連れて行っていただいた時にとても感激したので、こちらに来るお友達で時間がある方とは、時々evensong(夕べの礼拝)にご一緒したりします。コレッジのチャペル(真ん中にそびえるのがチャペル)↑は壮麗で、外から見ても本当に美しい、ケンブリッジを象徴する建物ですが、中はまた素晴らしいのです。最近の英国は4時半には日が暮れてしまうので、8時スタートのコンサートというと、本当に夜の真っ暗な中をコートを着込んで聞きに行くという感じ。それも冬らしくていいですね。

c0105386_8225827.jpgモーツァルトの生誕250周年を世界中で祝っているのに乗じてか、音楽祭全体がモーツァルトを組み込んでいるようです。今日もモーツァルトで始まった歌声は、少年聖歌隊を組み込んだり男声聖歌隊だけで組織したりと曲目ごとに構成を変えながら、1時間15分続きました。ケンブリッジ出身のSwayneという現代音楽家の曲も入り、本当にバラエティ豊かです(パンフレットによると、彼の60歳のお祝いも兼ねているらしい)。初めて聴いた作曲家ですが、不協和音を巧みに使いながらチャペル全体をふるわせるような音を構成していく、おもしろい曲でした。そして最後にバッハ。さすがに宗教音楽を専門とする聖歌隊ですから、本当に感激的にきれいな歌声でした。人間の声がこんなにも変化して、そして一つの大きなうねりのようなものを作り上げていくのを感じていると、本当に宗教的体験というのがとても原始的なものなのだと感じられます。この聖歌隊自体はたくさんCDも出しているし、男声聖歌隊のOBはプロになることも多く、少年聖歌隊の方は、キングス付属の小学校で構成されているのですが、声のいい子供は授業料が免除になる(らしい)くらい、世俗的に組織されて成功している聖歌隊なのですが、やはりその美しい歌声は、チャペルの中で聴くと心に響く素晴らしさを持っています。(CDも持っていますが、やっぱり本物が一番!)石造りの、ものすごく高い天井は素晴らしい音響効果を持っていて、最後の和音が消える余韻を美しく響かせます。教会や大聖堂は大好きで、その建築とともに中の美術品やステンドグラスを見るのも好きなのですが、やっぱりミサに参加したり、実際に教会の聖歌隊のコンサートをその場で聴くと、宗教的体験というのが実際に五感に訴えかけ、直に人の心を揺さぶるものだということを再認識します。そしてそうでなければこんなに長い間、キリスト教芸術が続いているはずがないのでしょうね。その美しさに感激した天才が、また美しい音楽や彫刻や建築を作り出していくという連鎖によって、キリスト教文化って成り立ってきたような気がします。信者でもない私は、聖書を文献として読むこととはまったく別の次元でキリスト教芸術を素晴らしいと思うのですが、今日も西欧キリスト教文化の層の厚さを再認識しました。日本の神社仏閣も、お茶の世界も、座禅を組むのも、大好きですが、やっぱりヨーロッパのキリスト教文化もとっても素晴らしいですね。英国国教会がいい加減な宗教改革で良かった☆(国教会は一応プロテスタントですが、ヘンリー8世の個人的な理由による宗教改革だったので、カトリックの影響がほとんどそのまま残っています。やっぱり偶像崇拝を認める=たくさんの絵画や彫刻を残しているカトリックの方が、美術的に見るものが多くて、私は(教義的問題云々を別にして)カトリック国大好きです☆)次は、大好きなモーツァルトのレクイエムを、St John's College Choirが歌うのを是非聴きたいなぁ♪寒いけれども、楽しみの多い冬の夜です♪
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by ellisbell | 2006-11-09 08:23 | Cambridge life

apple day

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今日は、前々から楽しみにしていたapple day☆

アップル・デイというのは、ケンブリッジ大学の植物園で行われるりんご祭り(とでも言うのでしょうか?)のことです。広大な大学植物園が持っているりんごの木だけではなく、近辺からたくさんの種類のりんごが集められ、私たちは実際にそれを見たり試食したりすることができます♪今日も朝はあいにくの曇り空。12時前に家を出たときには小雨までぱらつくお天気になってしまいました。残念!でもそんなことにめげるはずもなく、入場料を払って植物園に入ります(いつもはブルー・カード(IDカード)があれば無料なのですが、今日は特別な日。たくさんの人があちこちから集まってきていました)。広大な植物園ですが、目指すのはりんごのテント。まず最初のテントでは、驚くほどたくさんの種類のりんごが並べられたテーブルが圧巻です。c0105386_20340100.jpgすべて英国のりんご。この国ではりんごが本当に愛されているなあと思います。それに、この国のりんごはホントにおいしい☆日本のりんごよりずっと小さいけれど、私のお気に入りのCoxをはじめとして、酸味と甘みがほどよく調和していて、しゃりっとした歯触りもとてもおいしいと思います。写真の手前のおじさんは、おそらくりんごの専門家なのでしょうね。手に"Book of Apples"というものを持っています。そこに来ている人にいろんなことを説明したり、家でりんごを育てている人にアドヴァイスをしたり、大忙し。その奥では、古くなったりんごの木の剪定の仕方を教えている専門家がいたり、本当に英国人のりんごにかける愛情が伝わってくるテントでした。そして、このテントではproductsも売られているのです。りんごジュース、りんご酒、ケーキ、はちみつ、ジャム、そしてその場で飲める温かいりんごカクテルまで。もちろんいろんなファームが来ているので、それぞれ試飲をさせてくれて、気に入ったものを探すことができます。それも気になりますが、まずはりんごの"tasting and sales"というテントに先に行くことになりました。

外に出てびっくり。もう一つのテントには恐ろしいqueueができています。テントに入るだけで1時間くらいはかかるのでは?と思わせる列。どうする?と聞くと、「長すぎる!British people love making a queue! nonsense!」と切り捨てたのは中国系マレーシア人。だから、テントの裏側、fast trackから、りんご販売部門に近道することになりました。入ってみてびっくり。
c0105386_20342239.jpgりんご試食部門には、この日売られている40種類以上のりんごが並べられ、みんな品評して気に入ったものを探しています。こちらのりんごは生食用のdessert appleと加熱用のcooking appleに分けて売られていますが、生食用だけでも37種類。とりあえず、説明パンフレットだけ取ってきて、研究しますが、結局は分からないから、説明文と名前が魅力的なものにしようと決定。私はLimited supplyという言葉と、"Handsome"という形容詞につられて(笑)"Pearl"という品種と、大好きなCoxの一種、"Queen Cox"を選びました。(説明文はこんな感じ。Pearl: Limited supply. UK, 1938, Handsome, lightly aromatic, sweet crisp, sometimes chewy.)一緒に行った後のふたりは、Red PippenとSuntan(日焼け!なんて言う名前のりんご・・確かに、日焼けして皮がむけたみたいになっています。)、RoyaltyとSanspareilを選んでいました(分かりませんよね、私も分かりません。笑)。

りんごジュースを計6本、りんご酒3本、ケーキ2つ、そしてりんごを抱えて戻ってきたときには、雨も本格的に降り始めたので、そこで当然、試食会に突入です。私はやっぱり一番Coxが気に入りました。買ったりんごジュースもcox。一番甘みと酸味の調和が取れたりんごです。後のふたりが気に入ったのはRed Pippen。酸味が少し強い、カリッとしたりんごでした。Lがビーフンを作ってくれて、すべての種類のりんごを切り、シードルも開けて、apple toffee(日本のりんご飴!懐かしいですね!)も切り分けて、みんなで楽しくりんご尽くしを楽しみました。今日来られなかった友達に、明日、お裾分けのりんごとりんごケーキを持っていってあげる予定。明日も、りんご尽くしになりそうです。

冒頭の写真は今日の戦利品。全部違うりんごなのです・・・↑左端から、通常のCox、Queen Cox、Royalty、Suntan、Pearl。
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by ellisbell | 2006-10-23 20:32 | Cambridge life

The Orchard

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今日も気持ちよく澄み渡った秋晴れの日曜日。またもやお気に入りの「果樹園」に行ってきました。

そう、グランチェスターのティールーム、The Orchardです。晴れていたので、午後から自転車でフットパスを走っていきました。ひんやりとして気持ちいい秋晴れの午後に、川を眺めながら広々とした牧草地を突っ切っていくのは気分も爽快です。すっかりおなじみになった道のりですが、一緒に行く相手はいつも違うし、季節が違うのでまた異なった顔を見せてくれるティールームです。初めて行ったのは5月。リンゴの花が咲き乱れている時期でした。初夏、夏の盛り、夏の終わりとそれぞれに違う雰囲気を持っていた「果樹園」ですが、前回両親を連れて行ってから1ヶ月、果樹園のリンゴはすっかりおいしそうに色づいていました。もちろん母が拾って試しに食べていた(笑)windfallsもたくさん落ちていて、いくつかは止めてある自転車のカゴの中に入っていたりなんかして、ほほえましい光景を作り出します。そしてその下で人々は楽しそうに語り合いながら午後をゆったり過ごすのです。c0105386_0562274.jpgこのティールームは詩人ルパート・ブルック(例の、何度も書いている、英国文学史上一番の男前!)とその仲間が集った場所で、立派な観光地なのですが、観光客ばかりでなく地元の人が子供を連れてたくさん来ているのもいいですよね。夏の間は、「哲学の朝」などという催しをやっていて、朝からお茶を飲みながら、哲学講義を聴いたりもできるのです(行ったことはないですけど!)。その辺りが、優雅なpastimeというか、時間がゆったりと流れているなぁと思うところです。セカセカとお茶を飲む必要は全くなく、一緒にいる人たちとの会話、そして何よりその場にいること自体をゆっくりと楽しむのです。

c0105386_0564620.jpgいつものごとく巨大なスコーンとお茶を楽しみ、せっかくだからとmeadowの方を散策しました。夏の間は強い日差しが照りつけ、人々はその日差しを楽しむように、牧草の上でピクニックをしたり、パントをしたりして楽しんでいました。さすがに風が冷たくなったこのごろは、そのような楽しみは減ってしまいましたが、やっぱり光を浴びて輝くケム川と緑を見ながらゆっくり散策するのはとても素敵な午後の過ごし方です。(もっとも話題は、とにかくこの街は自転車の盗難が多い!ということでした(涙)。私も一度、自転車が消えてしまったことがありますが、ここに暮らしている人はほとんどが自転車がなくなった経験を持っています・・新しく来られた方がものすごく心配なさっていて、今日はその話ばかりに終始してしまいました。)でも、のんびり歩いていると、黒鳥がやってきてくれたりとのどかです(ごめんね、何も持ってないの)。穏やかな午後を過ごしてからcity centreまでゆっくり自転車で戻ります。近くにお住まいの日本人の知り合いの方にお食事をお呼ばれしていたので、ケーキなどを買い、いくつかのコレッジやセント・メアリ教会、マーケットなどを紹介し、うちで一休み(「ジェイン・エア」の再放送を見ていただけ!)して、そのお宅に伺いました。

ご招待くださった方は、9月に来られたばかりということですが、もうすっかりこの街にも慣れていらして、今日の晩ご飯はなんとサンマ!!もちろん冷凍物ですが、今年サンマが食べられると思っていなかったので感激しました(笑)。近くの韓国食材店でアジの干物もサンマも売っているのですけれど、隣近所の迷惑を考えると、たくさんの留学生が住んでいるこのフラットでは、日本人以外にはニオイが嫌がられるかもしれないから、焼くのがためらわれて、あきらめていた食材だったので、うれしかったです☆

帰ってきて、またもや「ジェイン・エア」(笑)。「ロビン・フッド」もとっても楽しみです☆そういえば、今回のジェイン・エア役の女優さん、特徴的な大きな口を持った人ですが、美しく印象的な目と意志の強そうな口もとを持った女優さんです。「ヒキガエルのように醜い」はずのジェインにしてはかわいらしい人だなぁと思っていたら、有名なシャーロット・ブロンテの肖像画にとてもよく似ています。これはもしかして意図的なものかしら・・と思いつつ、満月から一日たった日曜の夜はゆっくり更けていくのでした。
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by ellisbell | 2006-10-09 00:54 | Cambridge life


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