Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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HAPPY CHRISTMAS!!

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ロンドンにいます。

先週、弟たちがケンブリッジに来てくれてから、何かとバタバタしていて日記を更新できませんでした。実は今もロンドンで、深夜のクリスマス・ミサから帰ってきたところです。昨日の夜にケンブリッジに舞い戻って、今朝は6時に起きて、キングス・コレッジの聖歌隊を聞くために並びました。3時からのミサのために、寒空の下7時間も並ぶというのは実際やってみるまで面倒に感じていましたが、やってみるといろんな人とお話しながら、楽しく時間が経って行きました。そしてキングスの聖歌隊。c0105386_6203819.jpg本当にすばらしかったです。間違いなく、ケンブリッジの思い出の中でもっとも大きく思い出すことの一つになったと思います。感激的な経験でした。そしてロンドンに再度戻ってきて、ダイアナさんも通ったというケンジントンの教会の深夜のミサに出席しました。司祭さんが力のある方なのでしょう。素晴らしいお声の持ち主で、お説教も面白く、英国らしい穏やかで荘厳なクリスマスを過ごすことが出来ました。

ゆっくり日記を書くことができませんが、落ち着いたらまたご報告したいと思います。おそらく年末か年明けになると思いますけれど・・・そして、どうぞみなさま素敵なクリスマスをお過ごしくださいね♪

c0105386_6213430.jpgWishing you a very HAPPY CHRISTMAS!!

写真は、King's College, Cambridgeのチャペル、礼拝に参加する人の列、そして、待っている途中で回ってきてキャロルを聴かせてくれた聖歌隊の人たちです☆
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by ellisbell | 2006-12-25 06:17 | culture

ミンスパイ

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今日も晴れて冷え込んだ一日でした。

最高気温がようやく6,7度まで下がり、冬らしい街は最後のクリスマス・ショッピングを楽しむ人たちでいっぱいです。このフラットの学生たちもどんどん帰省で減っていき、朝から、友達の家に行こうとcity centreを通ったら、寒い街角にはキャロルを歌う女の子たちがいました。サンタの帽子をかぶってとても可愛らしく、いよいよクリスマス本番が近いなぁと思わせてくれました。いよいよ友達の家に到着すると、彼女はちゃんと台所にレシピ・ブックとすべての材料をそろえて待っていてくれました。そう、今日はミンスパイを作る日です♪

ミンスパイというのは、クリスマスに食べるmincemeat入りのお菓子。ミンスミートと言っても中身はお肉ではありません。干しぶどうやナツメ、りんごなどのドライフルーツを刻んで、お砂糖と香料、そしてスウェット(牛脂)を混ぜたもののこと。クリスマス・プディング、クリスマスケーキと並んで、英国のクリスマスに欠かせないお菓子です。食事の後、デザートとして食べるプディング、ケーキと違って、その前にシェリーやホットワインと、あるいは友達がクリスマス前後にヒョイッとやってきた時に食べてもらうための、お菓子だそうです。「パイ」というと難しそうに聞こえますが・・C曰く、カンタン!だそうです。さて実際にはどうなることやら。

c0105386_7441835.jpgミンスミートは前もって瓶詰めで売られているものを彼女がゲットしてくれていたので、作るのはペストリー。バターと小麦粉をよく混ぜて冷たいお水で練り、冷蔵庫に入れて30分寝かせます。その間に、これも簡単だからshortbreadを作ろう、とC。ショートブレッドと言えばスコットランドの伝統的なお菓子・・でも彼女はこれもカンタンカンタン!と、さっそく取りかかります。これも単にバターと小麦粉、お砂糖を混ぜて型抜きをし、オーブンで20分焼くだけ。クッキーと一緒なのですね。(英国にはcookieというのはありませんが・・・それはアメリカのものですね♪)焼いている間に生地も十分休んだので、綿棒でのばしてタルト型に敷き、ミンスミートを詰めて上にもドウをかぶせます。「実はミンスパイ作るの初めてなのよ、ママが作ってるのいつも見てたけど・・」と言うCと二人で、何度もオーブンをのぞきながら作ったミンスパイ↑。ちょっとフィリングが多かったようで、はみ出てしまっているところもイギリスらしくて(笑)いいでしょうか??アツアツを味見してみましたが、先日のコレッジのディナーよりおいしかったです♪ついでにショートブレッドの写真も♪ちょっぴり焼きすぎているのもありますが、こちらもまた素朴でおいしかったです。満足満足☆

c0105386_7443775.jpg英国に遊びに来てくれている弟夫妻が、明日ケンブリッジに来てくれます。会うのは6月の結婚式以来。Cの家におじゃまして、一緒に英国のクリスマスを少しだけ味わうことになっています。とっても楽しみ☆私も帰りに最後のクリスマス・ショッピングをしていたら、今度は男の人たちがクリスマス・ソングを演奏していました。街は、すっかりクリスマスです。
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by ellisbell | 2006-12-19 05:08 | culture

ベラスケス展

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今日は一日どんより曇ったり小雨が降ったりのケンブリッジ。

どうしてもこういう日が続くと、家にこもりがちになってしまいます。今日も角にあるポストオフィスに行った以外は家にいましたが、晩ご飯の洗い物でお気に入りのボウルを落として割ってしまい、ご機嫌斜めです(涙)。明日、同じものを買いに行かなくては・・

c0105386_634496.jpg今、ラジオのニュースで、例のロシア人スパイ毒殺事件の話をしていましたが、舞台になった「お寿司屋さん」はピカデリーにあります。チェーン店なのですが、ピカデリーのお店に似ているなぁと思っていたら、今そこはバリケードを貼られてものものしく警備されていました。ボンド・ストリートの突き当たり、F&Mのすぐ近くです。先日のロンドンでは、横目でそのバリケードを眺めながらF&Mのディスプレイを楽しみました。今年は「不思議の国のアリス」がテーマのディスプレイ。トップはトランプの兵士にガードされたお菓子達。そして、これはチェシャ猫との問答す♪とても良くできていて、そしてショップの中もアリスのディスプレイが統一されていて、とても可愛らしかったです♪クリスマス・ティーもたくさん売られていました☆クローブが強めですが、さすがF&M、フレイバーティーなのにミルクによく合う、おいしいスパイスティーです。そういえば、このアリスも青い服ですね・・・これはディズニーの映画の影響で、テニエルの挿絵(テニエル自身が色を付けたもの)ではアリスは黄色の服を着ているのです!ライオン・キングと言い、ディズニー(orメディア)の影響力恐るべし、ですね♪c0105386_636463.jpgそして、これは狂ったお茶会。お茶で有名なF&Mとしては、これに力を入れて当然ですね☆

さて、ロンドンに行ったもう一つのお目当ては、National Galleryで開催中のベラスケス展。こちらの美術館は、大英博物館でもナショナルギャラリーでもすべて常設は無料なので、大好きな場所の一つなのですが、今回は企画展に行きました。10月半ばから1月末までやっているのですが、見に来ている人の多さにびっくりしました。ベラスケス、英国でも人気があるのですね。17世紀のスペインの作家ですが、その写実性の高さに改めて驚きました。彼はスペインの王女マルガリータの肖像をたくさん残して有名になっていますが、残念ながらもっとも有名な「ラス・メニーナス」は来ていませんでしたが、「青い服のマルガリータ王女」を始め、多くの作品が楽しめました。写実的な迫力ある絵、そしてそれぞれ、効果が計算され尽くした構図と視点を持っています。とてもeye-catchingなオーラを持つ作品がたくさん来ていました。ベラスケスと言えば、マルガリータ王女やフィリップ王の肖像で有名ですが、それ以外の農村の日常を描いた絵や宗教画もたくさん展示され、見応えのある企画展でした♪

それから、わざわざ15世紀フランドル派に直行。Jan Van Eyckの「アルノルフィニ夫妻の肖像」をじっくり眺めて、さらに今は地下に移動しているゴッホを見に行って、楽しい贅沢な時間を過ごして来ました。また行こうっと♪と思えるところが、本当にイギリスのいいところです。ケンブリッジのフィッツウィリアム博物館なども素晴らしい美術館ですが、すべて無料。本当に贅沢ですよね!盛りだくさんのロンドン文化編、美術館も満喫できました☆
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by ellisbell | 2006-12-02 06:36 | culture

The Lion King

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今日は暗くどんよりとした、冬の一日でした。

夜の間に強い風が吹いたり雨が降ったりするので、1週間でまったく景色が変わってしまいます。だんだんケンブリッジの街もお買い物をする人が増え、クリスマスムードが濃くなって来ました。お昼に友達と待ち合わせてコレッジのcanteenに行きましたが、ホールはすでにフォーマルのためのセッティングがされていました。今日は学部生のクリスマスフォーマルだそうです。そうそう、そういえば、今日は生まれて初めて我がコレッジの真ん中にある芝生を堂々と横切っているフェローを見ました!!写真を取り逃してしまった・・・(ケンブリッジは徹底した階級社会ですから、作家Virginia Woolfが批判したように、芝生を歩いて横切っていいのはフェローだけなのです!!それ以外の学生や職員は全員芝生をよけて遠回りします。でも実際に横切っている人を見たのは初めてでした!!我がコレッジは、15世紀創立なので、フェローと学生の食べるものが違う、昔ながらのコレッジです・・・)

さて、今回ロンドンに行った最大の理由は、ミュージカルを観ることでした。「ライオン・キング」です。子供ばっかりだったよ、という意見も聞きましたが、大絶賛する友達も多く、楽しみにしていました。結論から言うと、素晴らしかったです!とても力強いステージでした。日本でも公演していたのでごらんになった方もいらっしゃるかと思いますが、最初の場面からさまざまな衣装とかぶり物をつけたアクター達がダイナミックに歌い踊ります。ライオンの顔とか、シマウマの身体とか、言葉で聞くと子供っぽく思えますが、実際には衣装もとても凝っていて、手足に竹馬のようなものをつけて出てくるキリンなど、うわ〜って思わず声が出るほどダイナミックでした。そして、アフリカなのです。パーカッション・プレイヤーがオーケストラとは別に左右のボックス席でプレイしていますが、とてもリズミカルで迫力があります。衣装、音楽ともにやっぱりアフリカを強く意識しているし、生命力そのものといった感じの演出が素晴らしいと思いました。「オペラ座の怪人」や「美女と野獣」のような洗練とはまた違うエネルギッシュな舞台が良かったです。そして、印象はやっぱり肉体的だということ。こんなに重そうな衣装を付けていながら、これだけ動き踊る舞台はこれだけではないでしょうか。本当に肉体賛美というか、野生の生命力がうまく人間の身体を使って表現されていると思いました。

c0105386_5455674.jpgストーリーは、ぱっと観て、「あ、ハムレットだ」と思いました。ライオンの王がねたみ深い弟に殺され、その息子(主人公)は国を追われます。しかし、彼は恋人と再会して自分が何者であるかを思い出し、自分の中にある父親を思い出して(父親の亡霊が出てくるところもハムレットそっくり!)国に戻り、見事に国を奪還する物語。初めての舞台でしたが、歌ばかりでなく台詞も多いので、英語も比較的わかりやすく、誰でも楽しめます。シェイクスピア劇と同じく、コミカルで皮肉な道化役も健在です。善悪をはっきり単純に割り切ってわかりやすくした舞台ですが、今回は悪役(王の弟役)のアクターが素晴らしく上手で、そちらに感情移入してしまいました(とは言っても、彼の演技は素晴らしかったので、カーテンコールではお客さんのブーイングを受けていました(笑))。前の席に小さな女の子がお母さん、おばあちゃんと一緒に座っていましたが、身を乗り出すようにして見入って、手拍子を取ったりしていたのがとてもほほえましかったです。いろんなレベルで楽しめる舞台だし、やっぱりアフリカのリズミカルでエネルギッシュな舞台に自然と反応していたのだろうなぁと思いました。

写真はLyceum Theatre↑、劇場の集まるウエストエンドの中心、コヴェント・ガーデンにあります。コヴェント・ガーデンでは、イルミネーションに加えて、メリーゴーラウンドがお祭りムードでした。
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by ellisbell | 2006-12-01 05:46 | culture

Advent

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今日も午後からスッキリ晴れた日曜日。

一日家でのんびりしていましたが、3時頃にきれいな夕焼けが見えると、せっかくだから夕方の礼拝に行こうと思い出しました。知り合いの先生から、今日はKing'sでとても素晴らしいProcession for Adventがあるよ、と聞いていたのです。先週にはクリスマスイルミネーションの点灯式がありましたが、いよいよヨーロッパは本格的に、一大行事であるクリスマスに向かいます。Adventとは、プロテスタントでは「降臨節」と呼ばれる日ですが、カトリックが「待降節」と訳している方がわかりやすいような気がします。「クリスマスまで日曜を4回確保した上で、もっとも11月30日に近い日曜日」が「降臨節第一主日」と呼ばれ、この日から徐々にクリスマスに向けたいろいろな行事が始まっていく日です。だから、「降誕節」(クリスマス)を待つための区切りというような行事でしょうか。Processionというのは、徐々にいろんな行事が「行列」のように行われていくということかなと思っていましたが、今、念のために辞書を引いてみたところ、キリスト教用語で「行列で進みながら唱える祈り」と書かれていました!(なるほど〜☆勉強になりました。)つまりは夕方のミサ、いつものEvensongの特別版です。

4時過ぎには真っ暗になっていますが、それほど寒くなかったので、チャペルの外の行列に加わるために愛用のダウンコートと母からの愛情小包(笑)のカイロを持って、5時頃に出かけます。列はできていましたが、思ったより短く、6時のミサに無事参加できました。オルガンの音が響いていよいよミサが開始。ミサですからちゃんと立ったり座ったり唱和したりと参加しなくてはならないのですが、教会側がちゃんとそのための冊子を椅子の上に準備してくれています。まずは身廊の部分に並んだ聖歌隊が賛美歌を歌いながら順に進んでいき、あちこちで立ち止まりながらミサが進んでいきます。前室に入ってしまってからは私の場所からはどう移動しているのか見えませんが、揺らめくロウソクと遠くなったり近くなったりする歌声で彼らが移動しながら説教や賛美歌を繰り返しているのが分かります。今日の説教は受胎告知を含めてイエスが誕生するまでの物語を順に追っているような感じでした。オルガンと聖歌隊の歌声が響き渡るのを聴いているのは、本当に素晴らしいです。さらに今回のはミサですから、賛美歌や主の祈りなどは全員が唱和します(私はクリスチャンではないので唱和しませんけれど)。自分が大きなうねりの一部になるという感覚が、もっとも原始的で、そして感動的な宗教体験なのだろうなぁと思います。冬の英国ならではの楽しみ。外はもう真っ暗ですが、天井の間接照明はあるものの、ロウソクの光の中で、15世紀に建てられた建物でのミサ。今、暖かい部屋で、スパイスの効いたクリスマス・ティーを飲みながら思い出しても素敵な経験でした♪

写真は秋のケム川。キングスのバックから見るクレア橋です↑。この辺りは風が強いので、もう木が丸ぼうずになっちゃってかわいそうですけれど・・
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by ellisbell | 2006-11-27 06:16 | culture

Halloween Formal & Guy Fawkes Night

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まだまだ旅行記を書きたいのですけれど、閑話休題。話題が新鮮なうちに☆

ダークシーズンに突入した英国。秋も深まり、ウィンタータイムになったということもあって、最近ではもう4時過ぎには暗くなります。そしてこの時期こそ、さまざまな行事が楽しめるのが欧米の文化。ハロウィンは日本でも知名度が上がってきましたよね。10月31日の夜、子供たちが仮装して、trick or treat!と家々の門口を叩きます。もともとはアイルランド発祥の伝説ですが、さすがにアイルランド移民の多いアメリカでもっともポピュラーになっているようですね。昨日お話ししたアメリカ人は、11,2歳頃まで仮装して戸口をまわり、ご近所さんとも親しくなれて本当にいい行事だった、こちらではあまり盛んでないのが残念だと言っていました。ハロウィンといえば、「かぼちゃのお化け」だけをご存知の方もいらっしゃると思いますが、実際には万聖節(All Saint's Day)が11月1日にある、その前夜祭のようなものなのです。HalloweenはHallow eveningのことなので、かぼちゃお化けJack-o-lanternだけではなく、あらゆる霊がこの世をさまよう百鬼夜行の宵。夜にはたくさんの霊が家々に宿ります。悪霊を追い払う秋のお祭りといえば、日本でもたくさんその例がありますから、少し親しみもわきますよね。古代ケルトからの伝承です。(クリスマスもケルトからやってきたものだし、やっぱりイギリス、アイルランドは文化的に豊富ですね☆)

さて、ハロウィンが英国でそれほど盛んでないのは、おそらく、Guy Fawkes Dayに飲み込まれてしまっているからではないかと私は思っています。こちらの方が知名度は低いですが、英国ではこちらの方がずっとポピュラー。11月5日(そう、今日!)です。ヘンリー8世の個人的宗教改革の後、エリザベス1世が英国国教会を国教と定めたことは歴史的にも有名なことですが、国教会が国教となると当然、カトリックへの迫害が強くなります。特に国教が定められた直後などはまだたくさんのカトリックもいるし、エリザベス1世自身も内外のカトリック教徒に脅威を感じているので、自然と迫害は強まります。当然そのことにカトリックは不満を抱いて、エリザベスの後を継いだジェイムズ1世(スコットランドのジェイムズ6世ですね)の治世下にある1605年に、カトリック教徒Guy Fawkesが国会議事堂を爆破し、国王の暗殺をたくらみます。しかし事前に見つかってGuyは処刑されることになります。このGunpowder plotの日がGuy Fawkes Dayで、その前夜には英国では大がかりなたき火と花火が催され、子供たちはガイ人形を持って、"A penny for the Guy"とねだりながら練り歩き、最後には大かがり火にこの人形を投入するという伝統的な行事。「不思議の国のアリス」の続編、「鏡の国」の冒頭で、アリスが「昨日男の子たちが、たきぎを集めてかがり火の準備をしていた」と言うシーンがあります。これによって、「鏡の国」は、初夏の「不思議の国」からちょうど半年経った初冬、11月5日の設定となり、アリスがハンプティ・ダンプティに「私はちょうど7歳半」というのがぴったり当てはまるという、そういう仕掛けになっているのです。

c0105386_5324330.jpgさて、結論から言うと、私はGuy Fawkes Nightに行けませんでした(涙)。今日も花火の音は聞こえていますが、昨日が一番大きい花火だったようです。昨日は所属コレッジのハロウィン・フォーマル・ディナーに行っていました。献立もおどろおどろしく、「首を落とされて焼かれたチキン」だの、「死ぬまでゆでられたツナ」だの(笑)。お隣に座ったジョン・レノン似の男の子との話も弾んで、とても楽しい夜でした。そしてその後はダンス・パーティ。大きなかぼちゃの置物のそばで数人仮装した人たちが見えるでしょうか。結局、うるさくてしゃべれないから、と友達数人で移動した別のパブも、おそらく花火帰りの人たちでいっぱいで、みんなで飲みながらダンスを楽しみ(笑)、帰ったのは、真夜中過ぎでした・・今回まっすぐ歩けなくなったのはL。ワイン、ビール、ウィスキー、テキーラ!と飲む羽目になりましたが(どれもちょっとずつではありますが)、スッキリ目覚めた私って、結構お酒が飲めるのでしょうか(笑)??楽しい夜でした。トップの写真は、ヨークからご招待に応じてわざわざ来てくれたお友達とゆっくり午後にお茶をした後に見た、Parker's Pieceの夕焼け。今日は、満月なのですね。
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by ellisbell | 2006-11-06 05:37 | culture

whisky

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昨日楽しく飲んだお酒も残らず、今日はスッキリ起床。何種類も混ぜて飲んではいけないといわれますが、昨日くらいの量だったら大丈夫だったようです。

昨日飲んだのは、食事の時のサングリアは別として、後は英国、アイルランドの代表的なお酒です。エール(上面発酵させた濃い色のビール)はスタウト(黒ビール)と並び英国でよく飲まれているものだし、cider(りんご酒)はスタウトの代表格ギネスと並んでアイルランドの名物です。日本でビールというと、下面発酵させたラガーに近いものをさしますから、こちらで初めてエールを飲むと、それほど冷えていないビールというのにまず驚く人が多いようです(ギネスのようなスタウトは冷やします)。けれどもあまりビールが飲めない私は、こちらのエールやビターといった上面発酵ビールの方が、軽くてフルーティーでしかもコクがあるので、お味はおいしいと思います。日本で地酒がポピュラーなように、こちらでは地ビールがたくさんあり、ケンブリッジ周辺でもおいしいエールはたくさん作られています。そして、庶民のお酒という感じがするのは、アイルランドのりんご酒。スッキリとしたお味でこれもおいしいと思います。たくさん飲めない私はすべてhalf pint(りんご酒もそれで頼めます)。それで充分です。

その後に飲んだのがウィスキー。アルコールそのものに強くない私は、どうしてもお味の好き嫌いがあるようで、アメリカ、カナダのウィスキーはほとんど飲めません(白ワインは好きなのに、日本酒、焼酎はまったくダメ)。好きなのはアイリシュ、スコッチです☆(やっぱり英国好き?)昔、京都でよく行ったケーキ屋さんのアイスティーは、樽詰めのスコッチを少し垂らして飲むものでした。濃いめのアイスティーにスッキリした香りのスコッチがとてもよく合って感激的においしいので、一口で顔が真っ赤になるくせに、よく頼んだものでした(そして後で電車に乗って恥ずかしい思いをするのでした)。スコッチ、アイリシュが好きというのは、ちゃんとお味の理由もあります。アメリカン(バーボン)が1回しか蒸溜しないのに比べて、スコッチは2回、アイリシュは3回も蒸溜をかけるのです。その分、雑味が消えてスッキリとした香りと味わいになるのだとか。アイルランドでウィスキー蒸溜所に行ったときに教えてもらいました。アイリシュ・ウィスキーの蒸溜所は、さすがに世界で最初にウィスキーを発明した国だけあって、誇りを持って、いろいろな特徴を教えてくれました。写真は、ダブリンのJamesonで撮ったウィスキーを蒸溜するポットスチル↑ですが、これがちゃんとアイルランドでは3つ並んでいました。そもそもwhisky(アイルランドとアメリカではwhiskeyとつづりますよね!)というのは、ご存じの通り、アイルランド語の「命の水」(Uisge beatha)に基づいているのですから(Jamesonのパンフレットを引っ張り出して来ました(笑))。それに、スコッチとアイリシュは、熟成させる時にも、新品の樽では味わいがでないからとシェリー、ポート、そしてバーボンを熟成させた後の樽を使うのです。それが味に深みを出す理由なのだと、Jamesonのガイドさんは誇らしげに言っていました。何年も熟成させている間に、少しずつ樽の中身が蒸発して減っていく部分のことを、"angel's share"(天使の取り分)と言うのも可愛らしいですよね☆(バーボン好きな方、ごめんなさい。実はほとんど飲んだことがありません。でも、お薬っぽい香りがあまり好きではなくて・・・)

スコッチ・ウィスキーは技術をそのままアイルランドから伝えられたもの。特徴は、泥炭(ピート)の香りを大麦につけて、独特の風味を出すことだそうです。ハイランド、ローランド、スペイサイド、アイラ島、アイランズと呼ばれるその他の島々、の大きく分けて5つがそれぞれ特徴的なウィスキーを出しています。(といっても、ほとんど飲んだことがありません!!やっぱりウィスキーを試飲しに、スコットランドに行こうかな♪スコットランドの抵抗の証ですものね、スコッチは!)スペイサイドのGlenfiddich、The Macallan、スカイ島のTalisker、アイラ島(Islay)のBowmoreなどはとても有名でご存じの方も多いでしょう(私はどれも飲んだことがないので、どんなお味かはお伝えできません!)。私が昨日飲んだのは、IslayのLaphroaig。もっともクセがあるシングルモルトとして知られるスコッチです。単にチャールズ皇太子が愛飲しているのを知っていただけですが、名前を知っていたから日本で試してみて、その独特の「消毒薬」と言われる味にはまりました。アイラ島のウィスキーは潮の香りが感じられるといわれる強烈なピート香が特徴だそうですが、その中でもこれは好きな人と嫌いな人がはっきり分かれるウィスキーだと思います。ちなみに私は、「消毒薬」、大好きです♪スコットランドも独特の文化を持つ、素晴らしい国ですよね。滞在中に、是非また訪れたいものです☆前に行った時はまったくお酒が飲めず興味もなかったので、蒸溜所など見向きもしませんでしたが、今度は素晴らしい食文化(酒文化?)を体験しに、蒸溜所にも行ってみようかな・・・☆
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by ellisbell | 2006-10-15 00:27 | culture

英国料理

c0105386_8212950.jpg英国伝統料理ってどんなもの?と聞いて、一番多く返ってくる答えは「ローストしたお肉」でしょうか。

ローストビーフが日曜の正餐として有名なのは、私たち日本人も知っていますが、ローストされるお肉は何でも良くて、それぞれに決まったソースがあるそうです。牛肉にはホースラディッシュ、豚肉ならアップルソース、羊肉にはミントソース、そしてカモならクランベリー。チキンは普通詰め物をして焼くものだし、クリスマスには七面鳥です。↑の写真は(暗くてピントがあわなかったのですが)ローストビーフ。付け合わせは、もちろんヨークシャー・プディング(この手前の穴の空いたヤツ)です。プディングと聞くと、「えっ?プリン?」と思ってしまいますが、これはれっきとした付け合わせ、甘くない、ただのパイのようなものです。なぜプディングと呼ばれるのか、英国人に片っ端から聞いていますが、誰も「さあ?」と言うだけ・・・(今日聞いた英国人は、ツアーで来た日本人が全員これを残すのを見た、と大笑いしていました。甘いと思ったのかしら、と言っていましたが、どうなのでしょうか。)確かに、あの悪名高いブラック・プディング(イングリッシュ・ブレックファストには欠かせない、豚の血と背脂のソーセージ・・私はこれが食べられないので、いつもはずしてもらうため、写真がないのが残念です。確かに、凶悪にも、真っ黒です)も、プリンとは全然違うし、ライス・プディング(これも、昔イギリスで、日本人のあなたはお米が恋しいでしょう、と作ってくれたことがありますが、ミルクとお砂糖をかけてオーブンで焼いたうすら甘いおかゆ。日本人としては甘いおかゆは許せません!)もちょっと違うし、知れば知るほど、英国人のお料理に対する名前の付け方なんていい加減なものだなぁと思います。

お肉の消費量を考えると、ここは確かにBeefeatersの国だけはあります(Beefeaterというのはイギリス人のことですが、ロンドン塔の衛兵もこう呼ばれるのは不思議です)。同じ島国なのに、日本人がfish eatersなのとは対照的ですね。英国のお魚料理で代表的なのは、もちろん庶民の味、fish&chips。白身魚のフライに、ジャバジャバとモルト・ビネガーとお塩を振りかけて食べます。どこでも売っていますが、それほどおいしいとは思ったことがありません。英国ではchipsというのはフライドポテトのことですが、だいたい何のお料理を頼んでも、chips?と聞かれるところを見ると、この国の主食は実際にはジャガイモだということを思い知らされます。誰も彼もが山盛りに盛られたフライドポテトをそれこそペロッと平らげます。お昼ご飯として、ジャケットポテトというのもポピュラーですが、これはなんと大きなジャガイモを丸ごと一個焼いて、バターを乗っけたもの。そんなものがお昼ご飯としてまかり通る国は、やっぱりここだけでしょう・・・(私たちのおにぎりみたいなものかしら?)

だから、ジャガイモは本当にたくさん種類があります。私がよく買うのは普通のベイクドポテト用。(こちらのは何かの処理がされているのか、芽が出ることはほとんどなく、すぐにふにゃふにゃになってしまうので、いつもは1コずつしか買えません・・)このジャガイモは、ほくほくしておいしいのですが、なんと言っても1コずつが大きいから使い切るのに難儀します・・ゆでジャガイモ用の小さいものなど実際には大きさはいろいろあるし、皮の赤いジャガイモもあります(それはチップス用らしい。ふーん)。いわゆる食パンも普通に売っていますが、こちらのものは薄くてぺらぺら、マーマレードやジャムを乗っけるクラッカーの代わり、といった風情のものですから、やっぱりジャガイモが主食となるのでしょうね。

上のローストビーフでも何となく分かるかと思いますが、グレイヴィソースはかかっているものの、水っぽくてほとんど味がないのもこちらのお料理の特徴。こちらに住んで1週間もすると、お料理が運ばれてくると、味も見ないでとにかくテーブルに置いてある塩こしょうを盛大に振りかけるクセがつきます(そして初めて来る日本人の友達に驚かれます)。ウィスキー文化を持つこの国は、お料理を早く済ませてしまってお酒に進むのだ、ワイン文化を持つフランスやイタリアは食事と一緒にお酒を楽しむから食事にも凝るのだ、と何かの食文化論で読んだことがありますが、こちらに来る人来る人が「イギリス料理は味がない」と言うのを聞いていると、お料理に伝統的に手をかけない国だからなぁとそのたびに思います。まぁ、日本では伝統的にお料理自体にお砂糖を使うから、デザートはフルーツがほとんどなんだよ、というと、こちらの人には驚かれますから、お互い様なのかな(笑)。
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by ellisbell | 2006-09-05 08:20 | culture

ナショナル・ポートレイト・ギャラリー

c0105386_2043879.jpg最近、イギリスに来てくれる人に付き合ってロンドンに行くことが多いので、久しぶりに訪れる場所が多いです。

例えば、先日伯母たちを案内して、トラファルガー広場からウェストミンスター寺院、ビッグベンやロンドン・アイなどを久しぶりに見に行きました(時間の都合ですべて外側だけ・・残念!)。ロンドン名物ダブル・デッカーに乗って、ハロッズでお買い物、などという観光客コースも、10年以上ぶりです。それはそれで楽しい。ナショナル・ギャラリーは大好きなので何度も行っていますが、先日は、そのお隣にある、ナショナル・ポートレイト・ギャラリーに行ってきました(変人さんが、ここに行きたいと主張しました。大英博物館よりこちらを優先する人も珍しい(笑)。でも、私は個人的には大英博物館よりこちらの方が好きです)。

その名の通り、肖像画ばかりが9000点以上集められた美術館。10年以上ぶりに行ってみると、リニューアルされて、明るいエントランスから3階までエスカレーターが直通で運んでくれる設計になっていました。3階はテューダー朝から始まります。リチャードだのヘンリーだの、歴代の王の肖像画をたどっていくと、たどり着くのはエリザベス一世。テキストでよく見る肖像画です。ひときわ大きく、豪華で、当時の彼女の権勢がよく分かる肖像画。イギリスの地図の上に立っているのが印象的です。ほかにもいろいろ知っている人の肖像がたくさん見つかります。テューダー朝では久しぶりにシェイクスピアに会えるはずだったのに、どこかに出張中で彫刻しか見られなかったのが残念。

c0105386_20432521.jpg2階に下がってくると、そこは18世紀から19世紀。政治だけでなく、文化、芸術面でも名を残した人々がたくさん並んでいます。もちろん上階17世紀ではミルトンやクロムウェルなどを見つけて喜んでいましたが、2階にはもっとたくさん知っている顔があって、ワーズワースだのバイロンだの、オースティンだのキーツだのを遠くから発見しては一人で満足していました。知らない顔の文人などは、しげしげと、そうか、こんな顔なのか、次に会ったときには覚えておこう、と見つめます。知り合いに会うようでとても楽しい。そして、もちろんブロンテ姉妹。これは姉妹の中で唯一の男の子だったブランウェルが描いたものですが、やっぱり上手な肖像の中で見ると、下手っぴさが際だっています・・かわいそうなブランウェル。肖像画家を志したのに、ロンドンでこのような肖像画に衝撃を受けて、どんどん人生を破滅させて行くのですね。

19世紀末からは写真も加わり、コレクションがどんどん充実していきます。肖像画というのが、いかに宣伝であったかを再認識させられます。そこに顔があると、それで人としての存在感が増大するのはすごいことです。そして昔は本当に地位のある人しか肖像画を残すことはなかったのに、時代が下がるにつれて、そして写真の登場によって、一般人も自分が生きたという証を残すことが可能になって行くのですね。もっともここに飾ってもらうためには、ある程度の知名度や社会への献身が必要なことはもちろんですが。1階に降りるとそこはもう、デフォルメされた現代絵画の一部としての肖像画の嵐。例えばエリザベス1世の肖像画が、彼女の権勢を広く世に喧伝しようとしたり、ヴィクトリア女王の肖像画が、彼女がいかに家族を大事にしているかを描いて、世の模範であることを宣伝して支持を集めようとしたように、肖像が宣伝として機能していた時代が終わりを告げ、肖像を描くという行為自体の意味がさまざまな形で問い直されていることがとてもおもしろかったです。その意味ではとてもラディカルな美術館ですよね。

この美術館をじっくりまわって、一番印象に残ったのは、この美術館の成り立ちがものすごくイギリス的だということ。ミステリと伝記を何よりも好むイギリス人らしい美術館です。肖像画の集合を見ていると、これはもはや芸術作品とかいうものではあり得ないと思います。だって、へたくそなものもたくさん飾られているのだもの。そしてそれぞれの人物画に、これは誰で何をした人かという簡単な説明書きがついています。つまり、この美術館は巨大な人物辞典なのです。イギリスらしい、特徴ある美術館です。一度に全部を見るのはしんどかったので、途中で地下のカフェで休憩し(ここのブラウニーはまあまあおいしかった)、再度展示室に戻りながらそのようなことを思いました。ちょうど特別展でビートルズをやっていましたが、まさに大量生産された商品としての20世紀らしい肖像画もここには含まれるし、テューダー朝のエリザベス女王も、そして現在進行形で、現代の画家の描いた肖像画も展示されています。人物をどう描くか、あるいは人物を描くというのがどういうことかというのが、時代の変遷によって変わっていくことを実感できる、面白い美術館だと再認識しました。そしてもちろん、イギリス人がいかに人物伝が好きかということも。私の連れの変人さんは、顔の上半分だけにかぶるお面を購入(これであなたもアン・ブーリンってヤツです(笑))。肖像画って、人のアイデンティティって、とてもソリッドで、とても流動的なものだと思いつつ、美術館を後にしました。おもしろかったです。
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by ellisbell | 2006-08-25 20:42 | culture

テートモダン

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ロンドンに出たついでに、テートモダンに行ってきました。

2000年にテート・ギャラリーの現代アート部門が独立してできた美術館。ロンドンの金融の中心地、シティの対岸であるサウスバンクにあった火力発電所の建物をそのまま再利用した、非常に独創的な美術館です。サウスバンクといえば、ディケンズの作品にもしばしば出てくる下町、犯罪の巣窟というイメージが強く、10年前に来た時には街自体も閑散として荒れ果てた、ちょっと怖い場所という感じでした。その雰囲気を変えるという意味でもなされたプロジェクトだそうですが、見事に成功して、今ではテートモダンを中心に文化の一大発信地となっています。隣にあるのは、もちろんシェイクスピアのグローブ座。c0105386_2531881.jpg
セント・ポール大聖堂の前からのびる、西暦2000年を記念して作られたミレニアムブリッジを渡る人たちがみんな、「あれがグローブ座、これがテートモダン」と言いながら、セント・ポールをバックに写真を撮っていました。

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ロンドンの美術館は、赤字が取りざたされていますが、基本的に国の援助を受けているところはすべて入場無料です。大英博物館も、ナショナルギャラリーも、ケンブリッジにあるフィッツウィリアム博物館も、そしてもちろん、このテートモダンも、すべて入場料は寄付歓迎と書いてあるだけなのです。そのあたりが文化的大国でいいですよね・・その上、もちろん、素晴らしいコレクション。今は私の好きなカンディンスキーの展覧会を有料でやっていたのですが、今回は時間がなくて、常設だけをざっと見てきました。現代アートはおもしろいですよね。絵画でもピカソやポロックなど、もう古典と呼べるようなものから、私の好きなフランシス・ベイコンもジャコメッティもあり、天井からいろんなものがつり下げられていたり、部屋全体が一つの作品になっていたり、音声や明暗を使って五感に訴えてくるものがあったり、現代アートらしい、体験型のものも多くて楽しかったです。またその廃屋の再利用というあたりもとても作品にマッチして、広々した、かなり不思議な空間になっていました。予習と称して、テートモダンのカタログに加えてカンディンスキー展のカタログも買ってしまったので、半日重くてひぃひぃ言う羽目に・・・(時間がなかったといえば、セント・ポールではオノ・ヨーコが作品展をやっていたはずなのですが、それも見ているヒマがなかった・・ま、そもそもダヴィンチ・コードのせいで今、人があふれてますから、あまり行きたくなかったのですが。)

その後は久しぶりのロンドン、ウエストエンドでランチをして、ハロッズに行ってきました。ハロッズは久しぶりですが、セールをやっている上に10%週末割引というのをやっていたので、すごい人出でした。ピカデリーのあたりでは、やたらとたくさんのイタリア人を見ました。みんなサッカーイタリア代表のユニフォームを着たり、イタリアの国旗を持ったりして、"Italia! Italia!"と叫んでいます。と思うと違う方面ではフランスの国旗をまとった人たちがたくさん集まっていたり・・お昼頃からもう集結?もちろん、ワールドカップ決勝です。イングランドはすでに負けているのに、ロンドンにはこんなにたくさんイタリア人やフランス人がいたのね・・と言うくらいたくさんの人たちを見ました。地下鉄のエスカレーターでも、下から上がってくる"Italia!"の人たちに上から降りてくる人たちが賛同して大合唱になったり、向こうではフランスの歌をみんなが歌っていたり、これはロンドンも今夜は荒れそう・・と思いながら平和な(はずの)ケンブリッジに帰ってきました。

ところが、一人でサッカーを部屋で見ている予定だったのに、ラウンジの前を通りかかったら、近くの部屋の女子ふたりがのめり込んで見ているではないですか。どっち応援してるの?と聞いたら両方がフランス!だそうです。イタリアは嫌いだから、というのが答え(一人はマレーシア人、一人は中国系イギリス人)。私もちょっとつきあうだけのつもりが、ついついのめり込み、「ああ〜」とか言いながら、最後まで一緒に見てしまいました。ジズーのレッドカードの時は、みんなプリプリ怒っていました。「この審判は絶対へたくそ」「監督も早くジダンを下げるとか何とか手を打て」と、みんなサッカー詳しいんだなぁ・・フランスはきっと嫌いに違いないと予想していたのに、案外BBCテレビのコメンテイターもフランスよりです(どうもイタリアの方が嫌いみたい)。フランスびいきのコメント(たぶん特にジダンびいきだったのかな、今思うと。私の相棒の女子ふたりもジダンびいきでしたから!)が、意外なことに、割と多かったです。もっとも基本的には他人事なんですけどね(笑)。一番おもしろかったコメントは、後半、両選手が疲れて来た頃合いに、"It's almost a walking football."と言っていたことでしょうか(笑)。イタリアの勝利に、3人の女子はがっくりと口も聞かずにラウンジに座っていたのでした。やっぱりPK戦って後味悪いですよね・・全員で一人をよってたかっていじめているみたいだし。いずれにしても、地味であまり注目されていなかったウィンブルドン(BBCだけはやたらと盛り上がってましたが)もフェデラーの優勝で幕を閉じ、スポーツイベントお祭り騒ぎはとりあえず一段落したようです。

と思ったら、今、外で大きなクラクションを鳴らしながら、「うわ〜〜Italia!!Italia!!」という声が聞こえてきてます。そういや、上の階の部屋の誰かもイタリアが優勝した瞬間にドンドンドンって足を踏みならしていました。しかも何回も(笑)。まだまだ今夜は興奮冷めやらないようですね。
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by ellisbell | 2006-07-10 02:51 | culture


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