Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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アイルランド(アラン諸島編)

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ついに、ヨーロッパの西の果て、アラン諸島までやってきました。

そう、漁師の着た、あの独特の網目模様を持つセーターで有名な、絶海の島々です。ゴールウェイからロッサヴィールという港まで車で出て、そこに車を置いてフェリーに乗ります(車乗り入れ禁止の島です)。アラン諸島は3つの島から成りますが、最大の島、イニシュモアへ向かうフェリーは40分くらい。沖に出ると大西洋の荒波がかなり強く船を揺さぶります。周囲の人はみんな風よけのマウンテン・パーカーのようなものを着込んで重装備。私は長袖Tにカーディガン、ストールという出で立ちです。港からもうすでに大後悔。風が、すさまじく、強いのです。夏とは思えない気温。(そういえば、ダブリンでも風が強くて寒かったです。やっぱり小さい島なのですね、アイルランド島は。しかも英国より北にある。厳しい地理的条件なのです。)

c0105386_5344239.jpgしかし、素晴らしいところでした。今回の旅程中、もっとも感激的な場所。まずはその島が、ケルト文化の中心とでも呼ぶべき場所であること。アイルランドには、ゲール語が日常的に話されている場所は数カ所しか残っていませんが、ここはその一つです。その証拠に、ゲールタクト(ゲール語を話す地域を指す)という看板が船着き場に立っています。看板や標識がゲール語であるだけでもすでに感激的なのに、実際に、島をまわるためにミニコーチに乗ったら、その運転手さんは隣の運転手さんとゲール語で会話していました。そして、何より、その島が岩ばかりの厳しい自然をそのまま残していること。石灰岩でできた島で、岩の間に海藻をおいて土を作ったと言われていますが、本当に岩ばかりで、すさまじい風が吹き付けてきて、ものすごく厳しいその自然環境がとても印象的でした。その中にある石垣で囲まれた牧場(の跡というほうが正しいのかもしれない場所)や、吹きすさぶ強風に耐えながらぽつぽつと立つ茅葺きの家は、きっと、一生忘れられない風景でしょう。本当に印象深いところでした。この中で、漁をするしか生活の手段のなかった漁師達が、荒波と強風に耐えるためにアランセーターを着て、そのセーターにあの独特の、それぞれに意味のある模様が編み込まれ、代々受け継がれていったのですね。残念ながら、今ではこの島は800人ほどしか人口がなく、ミニコーチの運転手さんの話では、産業がないためにほとんどの若い人たちが島を出て行くそうです。さらには住宅規制があるために新たに移住する人もいないので、アラン島には未来はないと、彼は嘆いていました。去年から1年で100人も人口が減ったそうです。この独特の伝統文化がいずれ消え去ってしまうかもしれないことがとても残念です。

c0105386_5353723.jpgイニシュモアの最大の見所は、なんと言ってもドン・エンガスという先史時代の遺跡。一説では3000年も前に作られた遺跡だとか、遺跡といっても単なる石垣で囲まれただけの要塞なのですが、その砦の先は90メートルの断崖になっています。本当に、正真正銘の、断崖です(この写真は何か。もちろん、真上から見下ろした断崖絶壁です!!)。これはすごい迫力。この島は何から何までホントに迫力があります。今回の旅行でいろんな崖を見ましたが、いくら高所大好きの私でも、これはホントに、文句なしに怖かった。垂直な崖なんて初めて見ました。みんな落ちないように腹ばいになって下をのぞき込みます。崖っぷちが岩盤だから可能なことなのです。土だったら崩れてしまって崖っぷちを上からのぞき込むのはかなり不可能に近いでしょうから。強風が吹き付けて、こんなところは世界にもほかに類を見ないだろうとしみじみ感じ入りました。っていうか、日本だったら絶対柵で覆ってしまってこんな風にはしてないだろうな。危なすぎます。死にます、これは。子供には注意してねっていう看板だけっていうのが、さすが自己責任のヨーロッパ・・と変なところでも感心しました。何のために作られたのかはよく分かっていないようですが、いずれにしてもものすごい迫力でした。

それから、七つの教会と呼ばれている廃墟を見ました。すでに廃墟となって久しく、荒風のせいで教会跡すら2つしか残っていませんでしたが、青い空と大西洋を背景に、崩れかけたハイクロスがそびえる姿はとても感慨深いものでした。苛酷な自然と、それにあらがう人類と。世界にはこのような場所もあるのですね。本当に言語を絶する、絶海の島という感じでした。アイルランドをまわった旅程の中でも、本当に、一番印象に残った島でした。お次はリムリックからアイルランド本島の断崖を見に行きます。
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by ellisbell | 2006-08-17 05:33 | trip

アイルランド(西部編)

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さて、いよいよメインのアイルランド西部をまわる旅に出発。同時に、海外ドライブデビューです☆

海外ドライブは初めてだし、知らない土地で事故なんかあったら怖いから一生することはないと思っていたのですが、知り合いのA先生の「アイルランドでは羊にぶつからない限り、事故なんか起こしっこない!」との言葉に背中を押されて、運転してみることにしました。日本と同じ左側通行だし、ラウンドアバウトと呼ばれる交差点の仕組みだけが違って怖いけど、後はほとんど同じです。愛車は初めてのヒュンダイ。ダブリンで借りたハーツのお兄さんも、「日本と同じだし簡単だよ」と気楽に言います。ヨーロッパでは少ないオートマチック車を借りるところまではちゃんと手配してあったのですが、うっかりナビを予約することを怠り、地図だけを頼りに旅することになりました。目指すは西。

ダブリンからN4に乗って、まずはゴールウェイに向かいます。最初はどきどきしましたが、高速道路M4も走りやすく、国道N4も立派な道です。アイルランドの国道は高速道路M、主要幹線道路N、その他の道がRで表されていて、とてもわかりやすい道路です。さらには、速度規制が高速道路は120キロ、一般道路は100キロ、市街地は50キロということになっていて、車も少ないので渋滞もなく、日本ではほとんど速度オーバーしない私も気持ちよく車を走らせました。市街地に近づくと速度表示が80キロ、60キロ、50キロと変わり、街に入ったことが分かります。きわめてわかりやすく、走りやすい道路です。

c0105386_5373310.jpgさて目的地。まずはアスローンからシャノン川の方にそれて、初期キリスト教修道院遺跡のクロンマクノイズに立ち寄ります。こういうことができるのがレンタカーの良さですよね。車でなければ行けないところにいろいろと行けるのがうれしい。羊や牛を見ながら遺跡に到着しました。美しいシャノン川のほとりに広がるこのキリスト教修道院遺跡には、大きなハイクロスが立ち並び、見事なラウンドタワーも残っています。歴代の王達の庇護を受けていた当時の繁栄を思わせる遺跡でした。この重要な初期修道院はアングロ・ノルマンの侵略により13世紀頃から衰退、16世紀にイギリス軍に完全に破壊されて廃墟となったようです。説明ビデオによると、イギリス軍は「あらゆる宝物を奪っていった。ステンドグラスに至るまですべて、壁以外は。それは持って行けなかったのだ」とのことでした。うーん、やっぱり反英国支配に対する感情は強いのですね。英国がしていたことを考えると当然とも言えるのでしょうけれど。片手にはシャノン川がゆったりと流れ、もう一手では牛たちがのんびりと草をはむ、穏やかな修道院遺跡でした。

c0105386_5374717.jpg迷いつつ、予約していたカントリーハウスに到着。これも車ならでは!ということで、絶対泊まってみたかったところです。18世紀の田舎の小さなマナーハウスを現代的な設備にして貸し出しているカントリーハウス。主人のGeorgeが暖かく迎えてくれました。ついたらすぐに、お茶はどう?と聞いてくれたのがうれしかった。この日も風が強く寒かったので、一日の運転の後の暖かいミルクティーがおいしかったです。これは入ったところの階段。彼はお料理もとても上手で、同じ日に泊まったパリからいらしているフランス人ご夫妻、お母さんのアイリッシュ・ルーツをたどりにきたカナダ人ご夫妻と娘さんとのお食事もとても楽しく、おいしくいただきました。貴族のおうちに招かれたようなゴージャスな、しかし田舎らしくこぢんまりした暖かい雰囲気。素敵な夜でした。(その後ひどい目に遭うことは予測もできず・・・トイレのお水がなかなかたまらないなぁと思っていたのですが、どうやらその日はお水関係に問題があったらしく、お風呂に入っている時に突然お湯が出なくなりました。お水も出なくなって、泡だらけの身体と髪の毛で途方に暮れる羽目に・・同行者がお水をもらいに行ってくれましたが、Georgeも申し訳ながってくれるだけでどうしようもなく、お水を水差しに汲んでもらって、それで風邪を引きそうになりつつもなんとか泡だけは落としました。ひどい夜でした・・でも次の日の朝のGeorgeの焼いてくれたスコーンは素晴らしくおいしかった!!!アイルランドではスコーンを朝に出すことが多いのですね。しかも、バターとジャムで食べるのがアイリッシュ風。小さめで、さっくりしたおいしいスコーンでした☆)

そして、楽しみにしていたアラン諸島にも行けることに。最大の島、イニシュ・モアです。あまりにも書きたいこと、載せたい写真が多いので、やっぱりもう一度、明日に延ばすことにします。
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by ellisbell | 2006-08-15 05:36 | trip

アイルランド(ダブリン編)

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英国の隣国、アイルランドを旅行しました。まずはダブリン編。

ロンドンからダブリンは、格安航空会社Ryanairの仰天価格、ホントに飛ぶのか?というお値段のフライトで1時間強。easyJetもそうでしたが、さまざまなサービスがないというだけで、それ以外は普通の航空会社です。こんな価格で飛行機が飛ぶなら、電車やバスは大変だろうなぁ・・と思います。なぜ安いか。あまり人の使わない不便な空港を使うことで、人を呼びたい空港が補助金を出すそうです。確かにライアンのは本当に不便そうな空港に到着することもありますが、さすがアイルランドはお膝元、ちゃんとダブリン国際空港に到着しました。タラップを降りて空港の建物に入る時から、ゲール語(アイルランド語)と英語の併記。感激しました。美しき国Eireに来たのです。

空港から市内まではバスで30分ほど。最近はITなどでめざましい経済発展を遂げていると聞いていましたが、北側から街に入ると、それほど繁栄しているようにも見えず、イギリスよりは人もずいぶん少ない感じです。リフィ川が見えてきた辺りでバスを降りて、今日のホテルはグレシャム。ダブリンといえばJames Joyceですが、Dublinersの中に出てくる、ダブリンを代表するホテル。オコンネル・ストリートに建つ、ひときわ重厚な建物です。チェックインを済ませてから街に出て、まずはイースター蜂起の舞台となった中央郵便局へ。イエイツの詩でも知られていますが、反乱自体は失敗したものの、共和国設立のきっかけとなった事件です。その近くにあるジョイス像を見て、すぐ近くのパブでランチをしました。英国のパブと基本的には同じですが、アイルランドではバーと呼ぶのですね。そして、英国よりもちろん安くておいしい。量の多さは同じくらいかな。でも、何よりもアイルランドの人はフレンドリーで、どこから来たの?としょっちゅう尋ねられるのが印象的でした。思ったほど赤毛と緑の目の人はいなかったけど(笑)。

c0105386_5402172.jpgリフィ川沿いを歩いてアビー・シアターへ。イエイツやレディ・グレゴリーが中心となって成立した有名な文芸劇場ですが、常にアイルランドの演劇の中心的存在であり続けています。向かう途中で、劇場の斜め前にこのような壁を発見。イースター蜂起で処刑された人々の顔写真が貼ってあります。もちろん現在のアイルランドはEUの一員であり英国の支配下にはありませんが、長い間の英国支配に対する根強い反感のようなものをここでも感じました。本日の演し物はオスカー・ワイルド、The Importance of Being Earnestでした。しかも全部が男性というキャスト。もちろん大喜びで席を取ります。その前に、トリニティ・カレッジのケルズの書を見に行きます。美しい装飾本。人が多くて大変でしたが、さすがにケルト芸術の最高峰とされるだけあって、不思議な、美しい写本でした。それからグレシャムでアフタヌーンティー。似てはいますが英国と違って、スコーンが主役じゃない。しかもアイルランドではバターで食べます。バター版も好きだけど、ちょっとしっとりしてパンみたいで、私はイギリスの方がいいなぁ・・と思いました(が、その後感激的なスコーンに次々と出会うことに!)そしていよいよ観劇です。主演の役者はあまりにもワイルドにそっくりで、笑ってしまうくらいでした。大昔に日本語で読んだだけの作品、最初は台詞を聞きとるだけで大変でしたが、次第に慣れてきて楽しめるように。コメディらしい、味のある役者さんがたくさん出てくる楽しい作品でした。劇というのはやっぱり読むものではなくて、演じられるものなのですね。間の取り方や声の抑揚で本当に楽しめます。全身で感じる舞台芸術だと再認識しました。

c0105386_540860.jpg次の日は市内観光。アイルランドにおける英国国教会の大聖堂、クライスト・チャーチ大聖堂を見学するのもそこそこに、アイルランドといえばギネス!ということで、ギネス・ストアハウスへ。大麦からスタウトと呼ばれる黒ビールができる様を見学した後、一番上のバーでできたてギネスを試飲します。これが、おいしい☆本当にスッキリして、ギネスの香ばしさがあっさりしていて、とてもとてもおいしかったです。その勢いで、アイルランド・ウィスキーの代表銘柄Jamesonの蒸溜所へ。今はここでは蒸溜されていませんが、バーボンが1回だけしか蒸溜されず、スコッチが2回であるのに対して、アイルランドのウィスキーは3回蒸溜されるそうです。だからスッキリした味わいの、くせのないウィスキーになるらしい。その通り、とってもおいしいウィスキーでした☆

その後はジョイスの通ったバー、ディヴィ・バーンズで晩ご飯を食べて(このアイリッシュシチューはとてもとてもおいしかった!素朴な味でした。お芋ごろごろ(笑))、ダブリンの日程はひとまず終わりです。ユリシーズに出てくる、オーモンド・ホテルが閉まっていてバーに入れなかったのが残念でしたが、なかなか盛りだくさんのダブリンでした。ロンドンのような都会ではなく、暖かみの残る大きな街ダブリン。ここから、次は西に向かってドライブします。
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by ellisbell | 2006-08-14 05:38 | trip

コッツウォルズ

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旅行話ついでに、先日訪れたコッツウォルズの話を。

コッツウォルズというのは、英国を代表する田舎町として人気のある観光地ですが、一つの場所ではなくて、北はオックスフォード付近、シェイクスピアの故郷ストラットフォード・アポン・エイヴォンから、南はバース近郊までの緩やかな美しい丘陵地帯を指しています。広大な牧草地がなだらかに広がり、平和に羊たちが草をはむ中に、ポツポツと昔ながらの小さなかわいらしい村が点在する、イングランド南部の「はちみつ色の」田舎です。

そう、はちみつ色。これがコッツウォルズを形容するのにもっとも多く使われる言葉ですが、バースと同じように、地元産のライム・ストーン(石灰石)を使った石造りの家が建ち並ぶ村が続きます。そのはちみつ色は、北部の濃い色から南部の柔らかい色に変化しながら、美しい光景を見せてくれます。グランチェスターのような茅葺きの家も、北部イングランドの濃いチャコールグレーのドライストーンを使った石造りの家も、チェスターに代表されるテューダー朝の木組みの家も、どれもすべてかわいらしいのですが、コッツウォルズの村々は、規模が小さくて本当におもちゃのようにかわいらしいのです。今回は、ウィリアム・モリスが絶賛したバイブリーに行きたくて、テットベリー、カースルクームと組み合わせて行きました。

まずはバイブリー。コッツウォルズを紹介する旅行誌などにたいてい載せられている、アーリントン・ロウ↑を抱く小さな村です。13,4世紀に羊毛業者たちが建てて住んだとされる、小さな長屋です。村を流れるコルン川の上流にはマスの養殖場があり、そこからぴょんと飛んで逃げたニジマスたちの子孫が川の下流を泳いでいるのも、のどかでほほえましい風景です。美しい水と、きれいな緑と、穏やかな水鳥が、何もない、5分くらいで端から端まで歩けてしまうこの村を、どこから見ても絵になる風景にしていました。

そして、テットベリー。少し大きなマーケット・タウンです。コッツウォルズらしく、アンティークショップが目白押しで、それを目当てに訪れるお客さんもいるとのこと。どんなに小さな街でも村でも、イギリスには必ず教会とパブがあると言われますが、この街は少し大きな聖メアリー教会を持っていて、たくさんのイン(昔のホテル。宿泊付きのパブのようなもの)がある街でした(街と言っていいのかしら・・田舎好きのイギリス人にとっては、村であることが誇りらしく、都会というのは決してほめ言葉ではないそうです。イギリスらしいですね〜)教会の中の参事さんのような方も親切で、とても誇らしげに教会の歴史を少し説明してくださったり、お昼を食べたパブのお客さんもほとんどが顔見知りのようで、しかしちっとも居心地悪くなかったり、田舎らしい素敵な街でした。この街は、また、チャールズ皇太子のお膝元でもあるのです。チャールズさんの私宅、ハイグローブに一番近いのがこの街で、昔はしばしばダイアナさんも王子ふたりを連れて来たりしたそうです(しかしダイアナさんはさすが貴族、ハイグローブに寝室が12コ「しか」ないと文句をつけたそうな・・・)。もちろんプリンス・チャールズのオリジナルブランド、Duchy Originalのクッキーなども売られているし、チャールズさんの羽マークがついたお店も3軒ありました(王室御用達にはマークが付きますが、誰の御用達かによってマークが違うんですよね〜うーん、イギリス☆)。 c0105386_2021545.jpg

そして最後にカースルクーム。イギリス英語の発音ですから、Castleはカースルに近くなります。これもまたもやかわいらしい極小の村。村自体も歩いて5分で全部回れます。ここも当然教会とパブは持っていますけれど。「イギリス一古い家並みが保存されている村」だそうですが(そういや「かわいい村コンテスト」とかいうので優勝してたのはどこだっけ?)、谷間の古い村で、風景を保存するためにアンテナなどは家に取り付けられないそうです。つまり、携帯もほとんど入らないしテレビも写らない(私なんか大きなアンテナから壁に来ているソケットにコードをさしているのに、それでもザーザーが入っているのに!これ以上とは・・)。本当に中世そのままの暮らしですね〜。 c0105386_2021261.jpg

どの村も、それぞれものすごく小さくて、何も取り立てて見るものがあるわけではない、静かな地域です。けれどもイングランドの原点のような村々が、羊たちとともに残っているのを見ていると、とても穏やかな気持ちになります。やっぱりイギリスは田舎が一番。のどかな美しい丘陵地帯では、時間もゆっくりと流れているような気がしました。
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by ellisbell | 2006-07-31 20:20 | trip

湖水地方

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英国人がその名を聞いて目を細めるお気に入りの場所、イングランド北部、湖水地方に行ってきました。

言うまでもないことですが、いわゆるイギリス(UK)というのは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4つの地域から成っています。それぞれが独自の文化を持ち、独自の言葉を持ち、緩やかな連合体を形成している、それがイギリスという王国なのです。ユニオンジャック(イギリス国旗)はその象徴。それぞれの地域の守護聖人を表す旗を組み合わせた連合王国を象徴する国旗なのです。(ウェールズは別。13世紀に吸収されているからでしょうね。)で、湖水地方はイングランドの最北部、スコットランドとのボーダーはすぐ近くです。(ボーダーはカーライルという街なのですが、その近くにはローマ遺跡のハドリアヌスの城壁があります・・これも見たかったのに、日程と旅程から断念、残念!!)ちなみに西部でもあるので、アイルランド海に浮かぶマン島もすぐ近く。これも独自の発展を遂げたケルト系の島で、行ってみたいところです。ピーターラビットの舞台ということで、日本人にも人気のある観光スポット。もちろん英国ロマン派の創始者、桂冠詩人ワーズワースの暮らした地方でもあり、お墓フェチ第二弾の目標もちゃんと達成しなくてはなりません。

ロンドンはユーストン駅からVirginの運営する電車で湖水地方へ。最近英国でも商売上のボーダーレスが進んでいて、スーパーが保険を始めたり銀行を始めたり電話会社を始めたり、いろいろです。Virginはもちろんあのレコード会社。航空会社もやっているからそれも有名ですよね。きれいな、冷房付きの、電車でした。

もう一度言います。冷房付きの、電車でした。

あり得ない。イギリスで冷房の効いた電車に乗れるとは!オクセンホルム駅まで3時間、冷房のない生活に慣れた身体がおかしくなりそうでした。英国人運転手さんに案内してもらいます。まずはウィンダミア湖。起点となるボウネスのほぼ対岸にあるニア・ソーリーの村でピーターラビットの作者、ベアトリクス・ポターのヒルトップ農場へ。のんびりゆったりとした田舎です。かわいらしい花が咲き乱れ、石造りの家とドライ・ストーン・ウォールと呼ばれる石の壁に囲われた羊たちがのんびり草をはむ合間に、その農場はありました。彼女はナショナルトラスト運動家としても有名ですが、さすがに湖水地方はナショナルトラストのお膝元、美しい自然がそのまま残っています。湖水地方に行くと言ったら英国人がみんな、絶対気に入るよ!と断言していましたが、本当に息をのむほどきれいな場所です。ウィンダミア湖は全長17kmの細長い湖で、北端アンブルサイドから中間ボウネスまでレイククルーズをしましたが、たくさんの水鳥が舞う、美しい景色を堪能できました。
c0105386_20164664.jpg湖水地方は、イングランドでは珍しい、標高1000m級の山を持つ地域です。緑の山々と青い空が湖に映りこんで、本当にきれいです。今がベストシーズンなのでしょうね。大きな湖もきれいですが、私が一番美しいと思ったのは、ニア・ソーリーのそばにある、エススウェイト湖。実際にはたくさんの細長い湖(氷河に削られてできたからだそうです)がある湖水地方では、ケズウィックの北にあるバッセンスウェイト湖(Bassenthwaite Lake)以外は、lakeという呼称がつかず、湖を意味するmereやwater、tarnをつけて呼ばれます。大きな湖もいいですが、Esthwaite waterのような小さな湖は、ほとんど波がなく、湖面が鏡のように周囲の景色を映し出して、絶景となります。ワーズワースが自然を賛美したのも、ポターがナショナルトラストを推進したのも、この湖と山々を見ているとなるほどとうなずける、そのような場所でした。すがすがしい美しさでした。

グラスミア、ダーウェント湖、コニストン湖など9つの湖を周り、最終日にはボウネスから南端のレイクサイドまでクルーズ、そしてハバースウェイトまでの蒸気機関車も楽しみました。さらには2日目に、キャッスルリッグというストーンサークル(巨石群)も見ることができました。ストーンヘンジよりも小さいですが、周りが山々に囲まれた素晴らしい眺めで、ここにも地霊が宿っているのかと感慨ひとしお。ワーズワースが詩に読んだ水仙の季節ではありませんでしたが(あの詩は素晴らしい。ぱっと視界が開けてgolden daffodilsの大群が目に入るその情景が目に浮かぶようです)、山々の緑と晴れ渡った青い空、そして美しい夕焼けまで楽しめて、素晴らしい風景でした。 c0105386_20171068.jpg

そして、お墓。もちろん行ってきましたよ。グラスミア、聖オズワルド教会の墓地に、ワーズワースとその妻メアリ、妹ドロシーが並んで眠っていました。またもや写真をぱちり。そのお隣のジンジャーブレッドの味見もして、静かで穏やかで美しい湖水地方を堪能しました。暑かったのが大変でしたが、帰ってきて、どうだった?よかったでしょう、と聞く英国人に、素晴らしく美しかった!と感嘆符付きで答える結果となりました。ふふん、やっぱり、と誇らしげな彼らの顔を見て、英国人の愛する大自然が、湖水地方なのだと実感。北海道や信州に少し似た光景ですが、フラットなイングランドでは本当に風光明媚な場所とされる湖水地方。やっぱりイギリスは田舎が一番です。人も親切でおじいちゃんおばあちゃんが多く、B&Bでもスタッフはとても感じのいい人たちで、あちこちの記念館ではスタッフの方たちが優しくいろいろ話しかけてくれました。のどかで美しい地方でした。
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by ellisbell | 2006-07-30 20:13 | trip

イングランド南部

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イングランド南部と北部を巡る旅に出ていました。(矛盾してますね〜もちろん、間にロンドンで泊まってます。)まずは、南部編。

そう、イングランド南部で私がずっと行きたかった場所、ストーン・ヘンジを含む日程です。もちろんイングランド南部ではその名もランズ・エンドやドーヴァーのセブンシスターズ、ブライトンやライなど、行ってみたい場所はたくさんたくさんあります。でも欲張らず(というか、一日にしてはものすごく欲張って)、今回はウィンチェスター、ストーンヘンジ、バースの3カ所をまわってきました。

まずはウィンチェスター。大聖堂が有名です。最近は特に、「ダ・ヴィンチ・コード」のウェストミンスターの部分の代用として、映画撮影に使われたことで観光名所になっているそうです。見事な大聖堂です。しかし、それ以上に私が血眼になって探したのは、ジェイン・オースティンのお墓。そう、この南部巡りの旅は、お墓フェチの私個人的にはジェイン・オースティンのお墓参りをかねているのです☆ウィンチェスターとバースといえば、オースティンの故郷。オースティンが最後6週間だけ住んで息を引き取った家を外から眺めて(今もそこに住んでいる人がいるのがすごいですね・・・)わずかな自由時間に必死でお墓を見つけて写真をぱちり↑。また一つ制覇しました♪次はウォリックシャーのジョージ・エリオットが先か、ハワースのブロンテが先か♪
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そしていよいよ楽しみにしていたストーンヘンジへ。イングランドらしい広々とした牧草地のど真ん中に忽然と立つ巨石群。夏至には北西にあるヒールストーンから日が昇り、儀式が執り行われる場所。トマス・ハーディーの「テス」のラスト・シーンの舞台です。(本当はラスト・シーンではないけど、テスが捕まるこのシーンが最大の盛り上げ場、お涙ちょうだい場面ですよね!!)観光客がたくさんいたけれど、とても神秘的で荘厳な雰囲気に包まれた場所でした。本当に神秘的という言葉がぴったり。巨石が並んでいるだけなのに、よく見るとそれぞれの石は高さが同じで平行に上に石が載るように配置されていたり、その巨大なスケールを見ると本当に不思議なロマンティックな気分になる、不思議な場所でした。地霊というのは本当にいるのかしらん。ロープが張られていて近づけないのがまことに残念。
c0105386_2085927.jpgそして、バース。これもジェイン・オースティンを思い出す場所ですよね。実際にはオースティンの作品の中では1つしかバースを舞台にしていないというのが驚きであるくらい、私の中ではしっかりオースティンと結びついた街です。そして、英国南部でもっともポッシュな街。ローマ人が温泉を見つけ、英語のbathの語源になったことがあまりにも有名な街ですが、英国では昔から高級避寒地であり、社交シーズンには華やかな紳士淑女であふれかえった、まさにオースティンの世界です。コッツウォルズ地方の最南端であるこの地は、はちみつ色のきれいなバース・ストーンでたてられた家が多く、大きな広々とした街並みの続く美しい街でした。そして、雰囲気がとてもポッシュです。その雰囲気が18世紀からずっと残っているのもイギリスらしい。優雅な街でした。ローマン・バースの遺跡もすごかったし、その後温泉水を飲みましたが、やっぱり定石通り、まずかった・・・エイヴォン川もここでは広々してリゾートらしさを醸しだし、ゆったりと時間の流れるとても優雅でポッシュ(お上品)な街でした。続いて北部、湖水地方編☆
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by ellisbell | 2006-07-29 20:07 | trip

ベルギー(アントワープ編)

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ベルギー旅行も終盤、そろそろおみやげ(自分用)のチョコレートの物色も始まって来ました☆

アントワープはダイヤモンドの街として有名ですが、ブリュッセルの北、電車で40分ほど行ったところにあるベルギー第二の都市です。近いのでこの日も朝からノートル・ダム・デュ・サブロン教会でステンドグラスを見て、隣の王立美術館を見て、午後から出発することにしました。教会はとても繊細なステンドグラスで美しかったし、王立美術館はなかなか充実していました。古典美術館と近代美術館に分かれ、中世の宗教画からベルギーの誇るシュールリアリスト、マグリットやデルヴォーまで、幅広い作品群でした。ルーベンスが見所だそうですが、私はルーベンスが集まっているのはちょっと苦手なので、主に古い絵画とブリューゲル、そして近代を楽しみました。特にブリューゲルが良かったかな。クエンティン・マツィスが割とたくさんあったこと、クラナッハも3,4点、その辺りも良かったです☆マグリットは好きなのですが、特別の部屋を作るらしく、常設にあまり残っていなくて、それが残念・・
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そしてアントワープ。まずは中央駅が立派です↑。国の重要文化財だそうですが、ドームが美しく、吹き抜けのホールも広々していて、見応えのある建物でした。駅前のカフェを横目で眺めながら街の中心部へ。この日も暑くて閉口しましたが、街自体は石畳ではなく近代的なアスファルトがほとんどで、歩きやすいところでした。そして確かに都市という感じの場所です。デパートや世界的なチェーン店がたくさんある街で、ブリュッセルよりも近代的な場所だと思いました。マクドナルドなんか3つもあったし・・
c0105386_3145295.jpg旧市街に近づくと見えてくるのが大きなノートル・ダム大聖堂。そう、「フランダースの犬」の舞台です。最後にネロ少年がパトラッシュと一緒に天国に運ばれていく場面の舞台。ネロ君はルーベンスが見たかったのよね・・・とにかくこの教会は目立ちます。ベルギー最大だそうですが、大きな荘厳な建物でした。中ではルーベンスの作品が実際に掛けられ、ガイド・ツアーも行われていました。併設されているショップでは日本語のポストカードが「フランダースの犬」に限って作られていて、(ネロとパトラッシュの銅像の写真です・・・)どこかの国の人が、「これは何?」と聞いて説明を受けていました。(英語だったから英国人かしら・・原作者ウィーダは英国人なんだけどなぁ・・)そう、ネロとパトラッシュが牛乳配達をした4キロの道を歩くツアーまであるそうです。

ノートルダム大聖堂のすぐそばにあるのがマルクト広場。四方を立派なギルドハウスに囲まれた、見事な広場です。その中心にあるのが市庁舎と、ブラボーの噴水。アントワープという名前の元になった巨人だとガイドブックに書いてありますが、ブラボーっていう名前がねぇ・・とりあえずその辺りで観光をやめ、帰り道で行くときから気になっていた駅前カフェに入ったら、なんとショコラティエガレのショップだったのでした☆オレンジ色で統一された店内もかわいらしく、店員さんもとてもいい方で、アイス・チョコレートを飲みましたがそれも絶品!思わず「こんなおいしいチョコレートドリンクをどうやって作るの?」と聞いて、教えてもらったレシピ通りのチョコとココアパウダーを買ってきてしまいました。うちにミキサーがないのでアイスができないのが残念・・しかし安い!大喜びです。

ベルギー最後の晩餐は、ゲント名物ワーテルゾーイ。鶏肉をハーブで煮込んだ薄いクリームシチューです。ブリュッセルのカフェで味わいました。連日ベルギービールも楽しみましたが、イギリスのこくのあるビターやエールもとてもおいしいけれど、ベルギーのフルーティなホワイトビールもとてもおいしかった。夏らしい飲み物ですね。木イチゴやチェリーのビールを試す機会がなかったのが返す返すも残念です。ベルリンでは木イチゴシロップをホワイトビールで割ったものが名物で、それを飲みましたが、ホワイトビールだけでもあっさりして飲みやすいものですね☆いつまでも沈まない真夏の太陽の下、一人赤くなっていました。

そして問題のチョコレート。自分用には1キロだけ。来週は英国をまわるし、8月にはアイルランドに行くから、あまり買い込めないのです。でも私の大好きなノイハウスはちゃんと選り好みして買い込んで来ました☆もうすでに減りつつありますが、これからしばらく楽しめそうです。ベルギーは田舎で、のんびりしたとてもいいところでした。ユーロスターから降りて、ビッグベンを見ながら、帰ってきたなぁと思い、それでも日本にいるときのように、ああ、また現実か・・ではなくて、また行こうっと、と言う感じになるのがおもしろいですね。物理的な距離は心理的な距離と比例してます。ヴァカンスは楽しいものです。帰ってくるのもまた、次が楽しみです。日本に帰る時のように、もう帰っちゃうのか・・ではなく、また来ようっと、と思うのがヨーロッパならではかな、と思いつつ、今日もケンブリッジの晴れた夏空を眺めています。
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by ellisbell | 2006-07-20 20:11 | trip

ベルギー(ブリュージュ編)

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しかし今日はテニス帰りですでに身体が痛い・・そういえば、ブリュッセルには筋肉痛とともに行ったのでした。ブリュージュあたりでようやく回復、です。

さて念願のブリュージュ。旅慣れた人が一番に勧めるという、美しい中世の街です。ブリュッセルからは電車で1時間ほど、十分日帰りが可能な街なので、朝からブリュッセル北駅の近くにある聖カトリーヌ教会を見てから、北駅からブリュージュに直行しました。海岸に近づくせいで、しかも土曜だったせいで、たくさんの海水浴の家族連れで電車はいっぱい。電車の運賃も安いのですね。英国の物価に慣れているとものすごく得をした気分☆1時間で、快適にブリュージュの街に到着しました。

この日も雲一つない快晴。しかし緑が多くて運河も多いので、ブリュッセルよりは涼しい感じがします。それでももちろん日差しは強くてこれぞヨーロッパの夏という感じ。肌がジリジリという音とともに焼けて行きます・・恐ろしい。街を目指して少し歩くと、もうかわいらしい石造りの家々が。思わず写真を撮っているとまたまたかわいらしい雑貨屋さん発見。そこでフラマン語の書かれたコースターをおみやげに買いました。また親切な店主のおばさまが、すべて何が書いてあるかを英語で説明してくれます。かわいらしくラッピングしてくれて、おみやげゲット☆です。そのままずっとまっすぐ行くと街の象徴となる聖母マリア教会に到達。そのすぐ近くから、運河の遊覧船が出航しています。約30分のボートツアー。ユーモアを交えて英語とフランス語で解説してくれる船頭さんにあれこれ説明を受けながら、イギリスからの修学旅行生とおぼしき子供達と一緒に運河を一巡りしました。やっぱり水のある風景って美しいですよね。フィレンツェのアルノ川、パリのセーヌ川、チェコのヴルタヴァ川、ドイツやハンガリーを流れるドナウ川、ちょっと汚いけどロンドンのテムズ川・・すべてとても美しい街です。ブリュージュも、その名は橋からついているそうですが、とても美しい水の都でした。
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その後ランチをして、マルクト広場周辺のお店に釘付け。たくさんおみやげ屋さんがあって、雑貨屋さんなどもセンスがいいのです。かわいらしいお店がいっぱいあるから、見ているだけでも楽しい感じ。母におみやげのお人形を買って、雑貨を見て、それから意を決してカリヨンで有名なベルフォルトの366段の螺旋階段を上ることに。高いところが大好き☆な私は、結構あちこちで階段を上っているのですが、このベルフォルトもかなり怖かったです。もちろんハードなのはケルンの大聖堂とか、もっと段がたくさんあるところはあるけれど、ここは建物が古いし狭いので、階段がやたらと急でしかも狭く、すれ違いがすさまじく怖いのです。ロープを持ちながらおそるおそる登っていくと上から人が降りてきて、すぐに立ち往生。結構時間がかかりました。けれども上からの眺めは絶景。オレンジ色の屋根が黄色っぽい街並みに映えて、とてもきれいです↑。登った甲斐はあったかな。

それから聖母マリア教会に戻り、ミケランジェロの聖母子像を眺めました。ミケランジェロはやっぱりいい。小さい像でしたが、暖かみのある素敵な彫刻でした。そしてその前にあるメムリンク美術館へ。時間がなくてざっとしか見られませんでしたが、教会の一部が美術館になった、雰囲気のいい美術館でした。そう、この街はすべてがこぢんまりしています。それがとてもいい雰囲気を醸し出しているのです。そして、何より、田舎だということ。街で出会う人たちもみんな優しいし、親切です。近くのチョコレートショップでホットチョコレートを楽しんで帰りました。やっぱり全体的にベルギーのチョコはレベルが高くて満足です☆続いてアントワープ編。
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by ellisbell | 2006-07-20 03:08 | trip

ベルギー(ブリュッセル編)

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ベルギーに行っていました。

今のヨーロッパはいいシーズン。みんなバカンスに出かけます。だってヨーロッパが近いんです。私は友達とベルギーへ。ロンドンのウォータールー・インターナショナルからユーロスターで約2時間半の近さです。ユーロスターも初めてだったので、ちょっとワクワクです。あの有名なドーヴァーの白い壁は見えるんだろうか・・とか思いながら改札を入ったところで簡単な入国審査(どうもイギリスから出るときに出国審査をされたことがないような気が・・入るときはうるさいんだけどなぁ・・)。手荷物検査を経て、電車に乗り込みます。印象は、長い!新幹線みたいに長い電車でした。でもそれ以外は取り立てて普通の電車。白い壁も見えなかったし、トンネルは友達に「ただのトンネルだよ」と聞いていたとおり、20分間続く、長い、ただのトンネルでした。ただ、アナウンスが英語、フランス語、フラマン語と続いていたのが、フランスに入るとフランス語、英語、フラマン語になり、ベルギーに入るとフラマン語、フランス語、英語の順になったのがおもしろかったかな。最初フラマン語を聞いたときには、英語ともちょっと似ているのにまったく理解できない言語で驚きましたが(そういえば弟がベルギーを旅行した時にホテルの予約電話をかけたら、同じ言葉で電話を受けられたなぁ・・どこか英語やドイツ語にも似ている気がします)。

c0105386_342038.jpgまず到着したのはブリュッセル。古い街ですから、いささか迷いながらもホテルにチェックインして、街を探検。あちこちでチョコレートの素敵な香りがします☆チョコがなくては生きていけない私はあちこちのショウウインドウに釘付け。しかしとりあえずはホテルのすぐそばにある聖ミッシェル大聖堂から観光スタート。現在の王の結婚式も執り行われたカトリックの大聖堂で、美しいステンドグラスが印象的でした。何より、ブリュッセルの快晴の空に映えるブラバン・ゴシックの建物はとても美しかったです。それから欧州最古のショッピング・アーケード、ギャラリー・サンテュベールを通って(その中に私の偏愛するノイハウスがあります!さらにはコルネも。)、市の中心グラン・プラスへ。装飾的な古いギルドハウスの建ち並ぶ、美しい広場でした。繁栄を極めた昔をしのばせるゴシック様式の建物が次々と並んでいました↑。それから、「世界三大ガッカリ」名所の1つとして名高い(というのは私の中でだけ?)、小便小僧ジュリアン君に会いに。ブリュッセルの最長老市民として愛されているそうですが・・これだけ?という感じは否めません。でも、そのガッカリを求めて見に行ってるんだもの、仕方ないですよね〜☆(ちなみにジュリアン君には妹がいて、その名もジャンネケ・ピスという銅像です。これはかなり引いてしまいました・・・)これで市内の中心部観光は終わりです。小さな街です。

晩ご飯は、ベルギーと言えばムール貝だろうと言う見解で、パリにたくさん支店のあるレオンの本店へ。(パリでは入ったことないんですけど・・)山盛りのムール貝の白ワイン蒸しを楽しみました。周りの人も食べているのはみんな山盛りのムール貝。こんなにたくさんムール貝をみんなが食べて、なくならないのだろうかというのが当日の疑問ですが、なくならないのでしょうね。味は少し私の敏感なセロリ・センサーに引っかかりましたが、おいしかったです。貝を久しぶりに食べました。狭い道筋に所狭しとレストランが並んで、活気のある通り。ブリュッセルの台所です。でも、ベルギーはやっぱりずいぶんと田舎なのですね。人も車もかなり少ないし、今は特に観光客があふれかえっているだけで、首都といえどものどかなものです。そして田舎は人が優しい。EUの首都でもあるのに、本当にのんびりしたこぢんまりした街でした。

c0105386_372425.jpgそうそう、忘れてはいけないチョコレート。今日はノイハウスでチョコレート・アイスクリームを食べました。ヨーロッパは今、異常なまでの猛暑。ベルギーも抜けるような晴天はいいのですが、気温が上がりすぎて、暑くてたまりません。
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by ellisbell | 2006-07-19 03:01 | trip


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