Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2007年 04月 08日 ( 1 )

都会の喧噪の中で

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今日もケンブリッジはいいお天気。

最後にGrantchesterに行くつもりだったのですが、一緒に行く予定のLの体調がすぐれず、断念。春夏秋冬を通じて何度も行った場所だけに少し残念ですが、また訪れる時を楽しみに待ちましょう。その代わり、晩ご飯を作ってLと一緒に食べて、ホットココアとパンケーキまでデザートに食べながら、今までいろんな話をしていました。宗教の話、社会の話、そして歴史の話。彼女はムスリムではないですが、イスラム圏出身の友達とお話するのは新鮮な驚きがあってとてもおもしろいです。つい話し込んで、気がついたらまた11時をまわっていました。楽しい夜でした。

c0105386_7442680.jpgさて、スペイン旅行の続き。気品高きコルドバの後は、いよいよ大都会マドリッドです。コルドバからマドリッドまでは特急電車で2時間ほど。想像通り遅れてきた上に、とってもわかりにくい駅でしたが、一等車を取ったので2時間はゆったり過ぎて行きました。電車で見ていたのは、アメリカのコメディらしき映画。もちろんヘッドフォンはあるのですが、スペイン語吹き替えしかないようで、全く分からないので、映像だけ見て想像(笑)。それでもなんだか楽しめてしまったのが不思議な話です。そうこうしている間にマドリッドに到着。第一印象は、大都会!!そして、ヨーロッパ!! 思えば、バルセロナから入ったときに、とても土の香りがすると思ったのは、やはりバルセロナという場所の特異性だったのだと思います。マドリッドは、まごうことなきヨーロッパの大都会。歩いている人の格好や言葉は違いますが、ヨーロッパらしい、なじみのある雰囲気が漂います。そして大都会らしき喧噪。今までの街それぞれが、いかに特徴的だったかを改めて思い知りました。明るい日差しの下で、たくさんの観光客が街を歩いています。私たちもさっそく荷物を置いて、プラド美術館へ向かいました。サングラスが必要な日差しの強さ。これぞスペインですね。道中ではパリのブキニストならぬ古本の屋台があって、ついのぞいてみたくなるほどです。(スペイン語だから分からないのですけれど!)

c0105386_7433087.jpgプラド美術館。スペインに憧れる最大の理由の一つです。8000点もの絵画を所蔵する、世界有数の美術館。特にスペイン絵画が充実しています。午後をまるまるつぶす予定でしたが、とても見応えがありました。この美術館で、まずどうしても出会いたかったのは、大好きなフラ・アンジェリコの受胎告知(冒頭)。金の部分がきらきらして、本当にきれいです。素晴らしく美しく柔らかな色彩、そして表情。フィレンツェのサンマルコにある方は、世界でもっとも好きな絵(そして美術館)の一つなのですが、こちらのものも感激的に美しかったです。受胎告知は世界で三番目にたくさん描かれている題材だそうで、私も個人的にとても好きなモチーフなのですが、フラ・アンジェリコの受胎告知は本当に優しく、強い絵なので大好きです。(ただ、やっぱりフレスコの美しさにはかなわないかな・・サンマルコのは特別ですものね〜♪)フラ・アンジェリコを堪能した後(と言うか、4回も見に来てしまいましたが)は、スペイン絵画を見に行きます。特にムリリョ、そしてエル・グレコは大好きなので楽しみにしていました。ムリリョはやはり美しかったです。グレコは、一つ一つはとても美しいのに、集まると、そして美術館の光の中では、かなり強い個性のある絵であることに改めて気付かされました。きれいなのですけれど・・・やっぱり教会で見るべき絵なのでしょうね! そして、ボッシュやティツィアーノなどを見ながら、楽しみにしていたゴヤの部屋へ。さすがにたくさんあります。二体の「マハ」も美しかったし、代表作の「5月2日」もとても力強く、ゴヤらしい迫力のある絵だなぁと思いました。そして、ベラスケス。1月のロンドンには来ていなかった「ラス・メニーナス」にご対面です。ピカソが描いたこの絵の習作群にはバルセロナでお目にかかりましたが、本当に不思議で魅力的な絵だなぁと再確認しました。そして美しいのです。見ていると自分が絵の中の一部になったかのような気持ちになれる、魅力的な絵でした。たくさんの人が食い入るように、吸い込まれるように、見つめていました。

この日はプラドだけで一日が終わり。夜はサッカーの試合があったようで、長い間大きな声で騒いでいる人たちや、警官たちの笛の音がしていましたが、さすがは土曜日ですね。次の日は、近くの街までまたまたエクスカーションが待っています。
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by ellisbell | 2007-04-08 07:45 | trip


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