Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2007年 03月 31日 ( 1 )

ガウディの街(1)

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スペイン旅行はバルセロナから始まりました。

c0105386_6294024.jpgバルセロナは初めて行く街です。フランスに近い、カタルーニャ地方の中心都市だし、海も近いので海産物も美味しいだろうなぁととっても楽しみにしていました。今回のフライトは、ロンドン・ルートン空港から約2時間。窓の外に美しい雪を抱いた山脈が見えてきた頃に飛行機は降下を始めます。空港で待ち合わせていた友達とも無事に再会できて、そのまま市内へ。日差しがまぶしく、この日は暑いくらいに気温も上がっていました。晩ご飯に、まずはサングリアと一緒にタパスを楽しみながらいろいろと日程の相談をします。タパスはスペイン風の居酒屋さんのようなところで出される小さなお皿に盛られたお料理。写真はバルのカウンターですが、タパスはこのように並べられていて、好きなものを注文できるようになっています。小さいお皿で出てくるので、いくつも楽しめて嬉しいシステム☆魚介類がやっぱり美味しいです。 どれも少し塩味が強めだと思いましたが、ガーリックとオリーブオイルがたっぷり使ってあって、キノコもイカもタコも、すべてとっても美味しかったです☆もちろん、サングリアも。やっぱりスペイン、美味しいですよね!!!

c0105386_631140.jpgバルセロナ観光の目玉はやっぱりガウディ建築を巡ることでしょうか。昔から、絶対この目で見たいと思っていたサグラダ・ファミリアから、ガウディ巡りはスタートです。数多くの独創的な建築で知られるアントニオ・ガウディの作品の中でも、やっぱりこれはずば抜けて有名な作品でしょう。ガウディのライフワークであるのはもちろん、今もまだ未完成で、中は本当に工事現場そのものです。ガウディはその敬虔な宗教心でも知られていますが、自分の人生をすべて賭けるのみならず、死後にまで続く作品を創作するその創造力はすごいなぁと思います。そしてこの建築に昔も今もたずさわり、完成を見ることなくこの世を去ったたくさんの人たちも。歴史の一部になるというのはこういうことなのでしょうね。名前は残らずともその仕事が残っていくというのは、素晴らしいことです。
写真で見るだけではとてもグロテスクな大聖堂に見えるこのサグラダ・ファミリア。確かにグロテスクなのですが、ガウディはとても自然界に存在するものを意識して作っています。その不調和の調和のようなものが、逆に美しいと思えるような作品だと思います。そして少し草間弥生の作品を思わせるようなところも。「世界」の見え方というものに、一つの正しい答えはないのだと思わされました。自然界からのインスピレーション。例えば冒頭に載せた、塔に上る螺旋階段。カタツムリやアンモナイトのような形を思わせますよね。全く同じことを、次に見に行ったカサ・バトリョでも思いました。

c0105386_6314460.jpgカサ・バトリョ。ガウディのデザインで増築された住宅です。ガウディはサグラダ・ファミリアがとにかく有名ですが、たくさんの住居やインテリアもデザインしています。それがとても美しくて、また機能的であることに驚きました。近くにあるカサ・ミラが石を積み上げて作られているのに対して、カサ・バトリョのイメージは海。入ったところの階段の曲線が素晴らしく美しく、居間の電灯はイソギンチャクを思わせます。写真は、カサ・バトリョの居間から見下ろす通り。美しいステンドグラスを通して入ってくる光に満ちた、広々とした明るい空間と美しい曲線は、とても落ち着ける場所です。そしてオーディオガイドが言っていた通り、ガウディのデザインは触られるためのものなのです。階段の手すりやドアノブもすべて触って気持ちがいいように作られていました。100年も昔に作られているのに、今でもとてもモダンなのが驚きですよね。

c0105386_6325355.jpg増築されているので、実際には上は集合住宅として使われているのですが、とにかく窓を広く、真ん中に空間を取って、とても機能的に光を取り入れた明るい住空間、そして美しく幻想的な青い中庭、海の生物を型どりながらとても効率的に計算された空気循環に感激しました。そしてデザインがまたとっても可愛らしいのです!私の大好きなスペインのデザイナー、シビラにとても近いものを感じました。スペインのデザインの大きな流れがあるのでしょうね。おもしろかったです。この写真はカサ・バトリョの正面から。壁面のガラス・モザイクがとてもきれいです。アールヌーボーの芸術的な側面をもう少し実際的にしたような感じ。こんなおうちに住みたいな、と思わせてくれるような、遊び心と機能性がミックスされた、素晴らしい住居でした。

c0105386_63324100.jpgこの日はちょっと欲張って、ピカソ美術館まで。たくさんの作品がありましたが、パリのと比べるとさすがに若い作品が多いです。その中でも素晴らしかったのがベラスケスの絵の習作、ラス・メニーナス。写真やネットで見ているよりもずっと美しく、そしてこの絵を執拗なまでに何度も何度も研究、模倣しているピカソが、ベラスケスに見たものもやはりスペインの伝統なのかも知れません。ベラスケスの本物とは、マドリッドで対面する予定。楽しみです。
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by ellisbell | 2007-03-31 06:34 | trip


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