Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 12月 04日 ( 1 )

方言

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英国は歴史ある古い国です。

それを象徴するのが、方言の数の多さ。日本もそうですけれど、学生時代、某英国人教授が「英語史」の授業で「歴史のある国は方言が多い、アメリカにはあんなに大きな国なのに方言がほとんどないだろう!」と誇らしげにおっしゃっていたのを思い出します。確かに英国にはおおざっぱに分けても10種類くらいの大きな方言があり(日本で言う「関西弁」etcのような分け方です)、例えばマンチェスターとリバプールは電車で1時間くらいなのに、そこに住む人々は、方言としては違う言葉を使うそうです。初めて学生の時に英国を旅行した時に、スコットランドのホテルの受付の方の英語が分からず、大ショックを受けたことを思い出します(たかだかエディンバラなのに!!でも当時のは、単に英語力の問題かも知れません 笑)。その時、ロンドンのパブでスコットランド行きの直前に会ったおじさんには、「な〜に、イギリス人でも分からないのさ」と言われましたが、今の私は何となく東北弁のようなものかしら、と想像しています。そして、私に京都弁と大阪弁と神戸弁の違いが分かるように、英国人はしばらく会話を続けると、かなり細かく出身地(おそらく出身階級も)が分かると言います。(もちろん私は全然分かりません!)アメリカ英語、オーストラリア英語、インド英語、南アフリカ英語など、旧植民地国の英語も独特だし、「英語」を表すEnglishという言葉は、本当は複数形でEnglishesと書かれるべきなのでしょうね!(ネイティブでもそれだけさまざまな英語を話す上に、例えば私の話すようなJapanese English、Chinese、French・・・と世界で話されている英語は、限りなくたくさんあるのでしょうね。)

方言を思い出したのは、昨日のMy Fair Ladyがまさに階級と言葉を扱った劇だったからです。タイトル「マイ・フェア・レディ」というのは、ロンドンの高級住宅地「メイフェア」のコックニー訛りをかけているというのは有名ですが、英国の標準語、いわゆるRPを話している人々というのは、英国人口のわずか2%にすぎないと言うのですから、方言がいかにこの国では当然のものかが分かりますよね。(おそらく、日本でもNHKの標準語を話す人はほとんどいないでしょう。)ロンドンの下町言葉であるコックニーの特徴は[ei]の音が[ai]になること、そしてhの音が抜けてしまうこととされています。だから、My Fair Ladyでイライザが練習する二つの文章"The rain in Spain mainly stays in the plain."(「エイ」の音をしっかり発音させる練習ーこれはミュージカルで歌われていますよね!)と"In Hertford, Hereford, and Hampshire, Hurricane hardly ever happens."(hの音を出す練習)はその特徴を矯正するためのものです。

それぞれの方言に特徴的な音というのがあって、どうもこのイーストアングリアでは[a]の音は[o]に近く発音されているように思います。こちらの人はバスを「ボス」、バイクを「ボイク」と発音しています!日本で習う英語とはちょっと違いますよね。それでも、英国人はそれぞれ自分の話す方言にとても誇りを持っているのが素敵なところです♪しかし昨日の舞台、私が分からないコックニーでも、英国人はちゃんと笑っていましたから(まだまだ修行が足りません!)、吉本新喜劇が全国区になったのも分かりますね(笑)。

写真は、昨日行ったAuntie'sの素朴な手作りスコーンとサンドイッチのランチ。メイド服を着たウェイトレスさんたちがサーブしてくれる、素敵なお店です↑。
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by ellisbell | 2006-12-04 04:45 | society


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