Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 10月 19日 ( 1 )

霧の中

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朝起きて、カーテンを開けると、外は薄曇り。

今日もお天気が悪いのかなと裏庭に出てみると、一面の霧でした。キッチンから見えている大きな教会も、幻想的な白いもやの中にボンヤリと浮かんでいます↑。午後になって、霧は晴れましたが、今日は一日灰色の曇り空。Indian summerが続いていて、記録的な暖秋だといわれる英国も、ついに本格的なダークシーズンに突入したということでしょうか。ここケンブリッジは、オランダのアムステルダムとほとんど同じ緯度ですが、英国という国自体がヨーロッパにしては暖かいこともあり、雪も数回しか降らないとか。ただ、もともと土地が低く、なだらかなすり鉢の底のような地形なので、霧が出やすいと聞きました。「霧の都ロンドン」というのは、19世紀の産業革命による大気汚染の結果であって、今はそれほどでもないとどこかに書いてありましたが、必ずしもそうでもないようです。BBCの天気予報に、visibilityという項目がある意味がようやく分かったような気がしました。

最近、英国人と話す機会があると、よく秋篠宮家の男児出産について話題になります。同じく王室を持つ国として親近感と、興味があるのでしょうか。よく聞かれるのが、「どうして男の子じゃないとダメなの?」という(至極まっとうな)問い。女王を抱く国としては、やはり不思議に思うようです。私もそれなりの理由づけがあることは知っていますが、よく知らないので、「うーん、何か遺伝子がどうこうとか言ってる有識者がいるみたいだよ」としか伝えられません。そして、聞かれた時には必ず、この国では王室はどう思われているのかを聞いてみます。私の周りの人たちは、多くは日本でも私の周りの人たちがそうであるように、何とも思っていないという人が多いです。ただ、王室の特権、特にウィリアム王子とヘンリー王子の特権については、年も近いからか、「そんな必要ある?」と何人もが言っていました。もちろん、王室は国民のためになっていないのに税金を投入されているといって、反対する友達もいます。でも、例えばバッキンガム宮殿を一般公開するような柔軟性や開かれた感じというのは、少なくとも日本にはないし、英国王室はずいぶん国民に近い感じがすると言うと、ウィンザー城再建の資金のためよ、とあっさり切り捨てられました。(それでも日本だったら、例えば御所の再建のために皇居の一般公開というのはあり得ない気がしますよね。)彼女から聞いたところでは、街の東側にある大型ショッピングモールは、女王の従兄弟か誰かの持つ土地らしく、「だからcity centreではなくて、あんな不便なところにあるのよ、土地の賃貸料が入るから!」とのことでした。なるほど。invisibleなところでいろいろな権益があるのでしょうね・・階級社会のこの国では、想像できる通り、労働者階級の方がずっと王室擁護なのだとか。そういえば、タブロイド紙はいつも王室の記事でにぎわっていますよね。チャールズ皇太子が卒業したのは、ここのTrinity College。Trinityは、Oxbridgeすべてのコレッジの中で、群を抜いてお金持ちだそうですが・・ウィリアム王子の卒業式(彼はスコットランドのセント・アンドリュース大学を卒業しました)には、女王も参列して話題になっていたのを思い出しました。

驚いたのは英国のパスポート。パスポートの記述では、日本のように「国民」ではなく、英国民はすべて「臣民」と記載されているそうです。日本のような「象徴」ではなく、一応女王は「主君」ですものね。なるほど〜と妙に感心してしまいました。
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by ellisbell | 2006-10-19 20:39 | miscellaneous


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