Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 10月 18日 ( 1 )

煙突

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いよいよ秋らしくなって来ました。

今日は朝から講義を聴きに出かけましたが、冷たい風というより気温が上がらず、冷えた一日でした。寒いと言うより冷たいという感じの方が近いでしょうか。お昼間にも、窓を開けているとちょっと寒くて、お部屋でもヒーターが恋しくなります(もちろん浴室のヒーターは毎日つけっぱなしです)。Little Hallという場所で行われた講義の間もひんやりしていました。(内容は例によってWordsworthのテーマと言葉の使い方。彼が、政治的、歴史的経緯でより深まった階級間の溝を、うまく伝統的バラッドの中に言葉の違いとして取り込んだという見解は、おもしろかったです。)ケンブリッジでの学部の講義は1時間で、休み時間もなく次の講義が始まります。(10時から、11時からと言った感じ。)先生方は、5分遅れて授業を始め、5分早く終わるというのが暗黙の了解。大教室では延長魔だった私にはできない芸当です。今日はわずか2分ほどの延長だったのに、ビル管理の人が先生の講義に"Excuse me"と割り込んで来ました。日本ではあり得ません!びっくり。でも、確かに、移動時間がなかったので、Kubrickの映画論の講義には出ず仕舞いになってしまいました。

紅葉はますます進んでいます。お昼頃はまだお天気がよかったので、帰りに、city centreの東側にあるショッピングモールに寄って、ついでにMidsummer Common沿いのケム川を散策してきました。今日のケム川の風景。c0105386_0153562.jpgあまりこちらに来る用事がないのでなじみがないのですが、この辺りは川も深くてナロー・ボートがたくさん係留してあります。ケンブリッジも古い街ですから、やっぱり交通手段としての運河や川は大事にされて来たのですね。こちら側ではそれぞれのコレッジがボートを保管していて、練習に励んだりもしています。コレッジ対抗、そしてオックスフォードとのボートレースもありますから、先日の日曜日にもみんな一生懸命練習していました。街の東側は、完全な住宅地です。テラスハウスと呼ばれる形の住宅群↑。煙突がたくさん見えます。母がこちらに来ていたとき、どうして煙突がたくさんあるのか不思議がっていましたが、英国の建物は古ければ古いほど珍重されるので、何十年、何百年前の家は珍しくありません。煙突は、今は使われていないものがほとんどですが、昔、各部屋に暖炉があったときに、各暖炉に一つずつあったものの名残だそうです。古いものの好きなお国柄だし、景観重視のため、取り壊されることはありません。だから、今でも煙突の数を数えると、その家にいくつお部屋があるかが分かるのですよね。しかし、煙突一つ一つは細いですよね・・・ヴィクトリア朝では「子供」という概念がなかったので、下層階級の子供は小さな大人=労働力として扱われていて、さまざまな危険な仕事に就かされ、社会問題となっていましたが、もっとも危険な仕事の一つだったのが煙突掃除。この煙突を見ていると、確かに子供しか中に入って掃除することはできませんよね。何となく、風刺雑誌「パンチ」に描かれている絵に、今更ながら納得しつつの帰路となりました。
c0105386_016682.jpgこれはお散歩中に発見した、とげとげのついた郵便ポスト。誰かが上に乗るのを防止しているのでしょうか・・??
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by ellisbell | 2006-10-18 00:12 | miscellaneous


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