Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 10月 17日 ( 1 )

Classics

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最近コレッジのメンテナンス・グループが、フラットのシャワーを一斉交換しています。

もちろん連絡は来ていますが、どこの工事をいつ行うかは、メンテナンス・グループから直接リストを流しますとの連絡が来ただけで実際の連絡はなく(いかにもイギリスですねぇ・・)、私の部屋に来るのがいつか、まったく分からず落ち着きません。いなくてもコレッジがマスターキーを持っているし、勝手に直してくれるのでかまわないのですが、時にお隣がうるさいこともあり、つい本を読みに外に出かけてしまいます。今日のケム川沿い(正しくは運河の部分です)の風景↑。もう、マロニエがすっかり秋の色になっています。その下にいるのは、カモの親子。春には小さな子ガモがくっついて歩いていたのに、彼らももうすっかり大人の仲間入りをしているようです。

カフェで本を読むのに飽きたら、古本屋さんをのぞいてみたり。京都では、去年の今頃、あの丸善が河原町の大きなビルから撤退したことが話題になっていました。私もとてもショックでした。最近では配送してくれることもあり、本はほとんどAmazonで買ってしまっていたので、後ろめたくも思いました。京都という学生の街で、伝統ある大きな本屋さんがなくなるのはやっぱり悲しいことですよね。特に丸善は洋書が充実していたので、京都で洋書といえばここによく行ったものです。最後は梶井基次郎ばりに「檸檬」を置いて帰るお客さんがたくさんいたそうですが、やっぱり多くの人がその撤退を嘆いたのでしょう。私自身も、もちろんAmazonの手軽さはありがたいですが、やっぱりざっと眺めているうちにおもしろそうな本を手に取るという出会い方ができなくなるのは、とても寂しいことだと思います。しかしこの街ではまだまだ本屋さんはたくさんあり、老若男女がたくさん訪れていて、何となく懐かしいようなうれしいような気持ちです。

この国ではいわゆる「古典」が愛されていると感じます。BBCのドラマ、「ジェイン・エア」は昨日で終わりましたが、「ロビン・フッド」が始まっているし、最近もケンブリッジのシアターでシェイクスピアが演じられていました。学生だけでなく、おじいさんや子連れのお母さんも、詩や古典文学のコーナーを熱心に眺めています。確かに、階級社会のこの国では、読む新聞も階級によって分かれると言われるくらいですから、本を読む人と読まない人の溝が深いということはあるのでしょうけれど、テレビやラジオでも英国や世界の文学や文化を紹介しているのはとても素晴らしいと思います。(もうすぐテレビでやる「マリー・アントワネット」もおもしろそうだし、さっきもRadio 4でその話をしていました。ラジオでも朗読や討論をよくやっていて、古典が身近だと感じさせられます。)古典といえば、文学ばかりではありません。昨日も、Channel 4でThe 100 best albums(だったかな?)みたいな番組を4時間枠でやっていましたが、新旧の音楽シーンでもっとも素晴らしいと思うアルバムを投票で100枚選び、いろんな人のコメントをつけながらランキング形式で発表していく番組。ラウンジのテレビでたまたまご近所さんが見ていたので、私も一緒に見ていましたが、ベスト10の中に、なんと3枚もthe Beatlesが入っているのです!もちろんどういう母体にアンケートを採ったのか分かりませんが、U2などもベスト10に入っていることを思うと、必ずしも年齢層高めとも言えないような気がします。確かに、こちらでは、若いストリート・ミュージシャンでもよくビートルズを演奏していることがあり、もう「古典」である彼らが今でも愛されているのだなぁと、しみじみ思うことがあります。古いものを大事にする気質は、こういうところでも現れているのでしょうか。ちなみに、英国人が選んだベスト・アルバムは、Radioheadでした。名前だけは聞いたことがありますが・・・
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by ellisbell | 2006-10-17 00:18 | society


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