Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 10月 01日 ( 1 )

アムステルダム(午前編)

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2日目の朝は起きてみると真っ暗で、霧が立ちこめていました。

考えてみれば、ケンブリッジとほとんど緯度が変わらないのに、1時間の時差があるわけですから、朝が暗いのは当然ですね。でも霧は困ります。ホテルで朝を食べる代わりに、前日にチェックしていた川沿いの小さなカフェに行ってみました(第一候補はまだ閉まっていて、第二候補になってしまったのですが)。"Breakfast"を注文したところ、びっくりするほど大きなクロワッサンとフランスパンに、ジャム、チーズ、ハム、お野菜が付いてきて、朝からおなかいっぱいになってしまいました。物価の高い英国と比べてついつい感激してしまいます。その頃には少しずつ霧も晴れ、電車で40分ほどのアムステルダムに向かいます。

アムスは一人でまわっていたので、美術館巡りが中心。中央駅は、東京駅のモデルになった美しい建物です。そのすぐ裏側が、アムステルダム港になっています。あちこちに教会のカリオン付きの尖塔が見え、運河の張り巡らされた美しい街。街中の移動は、地下鉄やバスもありますが、観光客はトラムが中心です。まずは駅前のインフォメーションでトラムと地下鉄の路線図、そして一日乗車券を手に入れて、さっそくレンブラントの家へ。ライデンがレンブラントの生誕地ですが(そして、Rembrandt van RijnのRijnはライン川のことだというのも今回初めて知りましたが)、多くの大作を書き上げたのはアムスの家。地下鉄で二駅のところにあります。リノベートされていて、外は当時の面影をまったくとどめていず、中も新しく作られたものではありましたが、多くの版画とその創作過程なども見ることができたのはおもしろかったです。今年はレンブラント生誕400周年らしく、あちこちでこの国民的画家の生誕を祝うイベントなどが宣伝されていました。

c0105386_6183775.jpg駅前に戻り、次は一番行きたい場所であるゴッホ美術館を目指すことに。でもその前にやっぱりちょっとは街中も歩かなければ、と、アムステルダムの中心、ダム広場の方に向かって歩き始めます。駅の右手には聖ニコラス教会、その奥に旧教会。運河を前に家が並びます。しかしこの旧教会の辺りは悪名高い地域でもあります。アムスが大好きという友達にも、一人だったら中央駅の辺りは気をつけなさいよと再三言われていましたが、その理由もここにあるようです。この写真にもコーヒーショップというのが写っていますが、オランダでコーヒーショップと言えば、みなさんご存じの通り、カフェではありません。マリファナ・バーのことですよね。そう、オランダでは麻薬と売春が合法であるのは周知の事実ですが、この裏手にあるのが「飾り窓地区」。寡聞にしてそれが何かをまったく知らなかった私。ガイドブックに、飾り窓地区は危ないから昼間でも一人では行かないようにと書かれていて、なぜ危ないのか不思議に思っていましたが、実はこの辺りは麻薬の売人が通りをうろつき、売春宿がひしめく歓楽街なのですね。赤い光が夜にはともる、英語でred light districtと呼ばれる地域。ちょっと興味はあったものの、突然、歩いている人たちが有色の男性(しかも一人でふらふらと歩いている人たち)に変わるので、入っていく勇気はナシ。横目で見つつ、ダム広場へ。アムスの中心であるダム広場で一番目を引くのは、現在でも王室の住居として使われている王宮です。c0105386_6192674.jpgその隣には、現女王も即位した新教会、そしてなぜかロンドン名物でのマダム・タッソーろう人形館も(笑)。(どこにでもありますね〜香港とかにもありますよね。)そしてそこから東に向かい、「東インド会社」の建物を見に行きました。現在はアムステルダム大学の所有だそうですが、かつて東方貿易を独占し、搾取によって莫大な利益を上げていた当時の栄華のほどがうかがえる、壮麗な建物でした。その後を、英国が引き継ぐのですよね。帝国主義の夢の跡です。

そこから北を向くと、運河越しにきれいな建物、計量所が見えます↑。さまざまな物資の取引に使われた、市場の跡です。それを見に行って、駅前に戻ろうと曲がったところで、雰囲気が怪しくなりました。飾り窓地区は思ったより大きかったようで、中華街だなぁと思っていたら、いきなりショウ・ウインドウのようなところに下着姿の女性たちが現れたので、びっくりしました。これが飾り窓かぁ・・かつて吉原や島原のような日本の遊郭でも、このように女性を檻の向こうから値踏みさせていた時代がありましたよね。同じことです。フェミニストどうこうという話ではなく、やはり時代は下っても、例えばルーマニアやブルガリア(といういわゆる"最貧国")が来年からEUに参加することに"西欧"諸国が危機感を抱いていることからも推測できるように、今でも貧しい東欧の女性たちがそのような職に就かされることも少なくないようです。オランダという国は確かにとても成熟した国で、自由主義が徹底していることはその良さですが、このように国としてのボーダーが少なくなった今では、移民などの問題も多く、それに絡む麻薬や売春組織の問題も大きくなっていると聞きます。実際、その地域のはずれを抜ける間だけでも、まだ午前中なのに、何人もの警察官が巡回しているのを見ました。問題はいろいろありそうです。

午後はゴッホ美術館へ。まだまだ書きたいことがありますが、今日はこれからpub meetingなるものに参加するので、続きはまた明日書くことにします。pub meetingっておもしろいですよね。つまりは、コンパ(笑)。
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by ellisbell | 2006-10-01 06:23 | trip


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