Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 09月 30日 ( 1 )

オランダ(ライデン編)

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オランダは昔から日本と縁が深い国ですよね。

オランダと聞いて、誰もが真っ先に思い浮かべるのは、おそらく風車とチューリップでしょうか。世界でもっとも伝統ある航空会社KLMによる日本からの直行便もたくさん出ているし、私もスキポール空港は何度も行ったことがあるのですが、オランダ自体に入るのは初めて。今回は、ロンドン・スタンステッド空港からの出発です。昨日も書いた通り、異常なまでの厳戒態勢をとっている英国の空港のセキュリティ・チェックが、私の中での大問題となっていました。たった2泊なのに荷物を預けるのは面倒だし時間がかかる、しかし歯磨き粉もお化粧品も持ち込めない、という例のジレンマ。私が考えついた方法は、きわめて原始的なものでした。ポケットに入れる(笑)。これです。

もちろん、たくさんのメイク用品を持って行くことはできません。幸い日本から持ってきていたトラベルグッズの中に、小分けの袋に入った使い切りのリキッドファンデーション、普段使っているメーカーでもらった新製品の、小さな袋入り基礎化粧品がありました。袋を確かめてみると表示はPET。もの知らずの私でも、ペットボトルのPETで、金属ではなさそうだと想像できます(でも、確信がなくて、ギリギリまでものすごくびくびくしていました)。コンパクトは大丈夫だし、足りないものはあきらめるか空港で買うとして、それ以外のものはオランダで会う友達が持ってきたものを使わせてもらうとして(笑)、リップクリームをジーンズの右ポケット、残りのものをバッグの奥深くとジーンズの左ポケットにそれぞれ重要度に応じて押し込んで、いざ空港に到着です。思った通りの長い列、どきどきしながらゲートを通過。やった!鳴らなかった!と思ったのもつかの間、前の男性がピーッと鳴ったせいで、私もついでに身体を触られてしまいました。左ポケットの小分け袋は薄っぺらいですが、右のリップクリームは当然見つかってしまい、ああ、これでリップを破棄かと観念。係員さんに「これは何?」と聞かれて「リップクリーム」というと、彼女は中身をちょっと出して確認し、"OK"とそのまま返してくれました。国内線やEU行きばかりの小さな空港だからでしょうか。なんだか、拍子抜け。ゲートに入る前にはちゃんと係員が立っていて、さんざんこういうものは持ち込むなと言っていたのに、あっけなくパスしてしまいました。ラッキー♪

c0105386_6224852.jpgお昼頃にケンブリッジを出て、もう3時間ほど後にはオランダ入り。すごいですね。スキポール空港からライデンまでは、電車で15分ほどです。ライデンはシーボルトが晩年を暮らした場所としてご存じの方もいらっしゃるでしょうか。オランダ最古の、もっとも権威のある大学があることで有名な、アカデミックな香りのする街です。薬学、医学の分野では世界的に知られた大学だそうで、スウィフトの「ガリバー旅行記」でも、ガリバーが卒業した大学としてその名前が出てきます(と師匠に聞きました)!日本学科も有名だそうで、日本とはいろいろと縁のある場所だそうです。11世紀には街の基礎ができていた、アムスよりも古い街。駅を降りるとすぐに大きな自転車置き場があり、山のような自転車が止められています。ケンブリッジを彷彿とさせる光景。(ここに限らずオランダは自転車大国だそうで、どの街にも必ず道路と歩道の間に、自転車専用道路があります。)歩いている人たちもほとんど学生のようで、本当にアカデミックな感じの古都という印象。川岸の古本屋さんも、パリのブキニストとはちょっと違った雰囲気で素敵です。

c0105386_6233023.jpg街を歩いていると、ライン川沿いにたくさんの風車が残っています。ライン川がオランダにも流れているとは、今回初めて知りました。今も川は重要な交通手段で、古風な風車の隣には白いはね橋。このような光景もかわいらしいですよね。このプット風車の前がレンブラントの生地です。今は公園になっていて、彼らしきお人形が絵を描いている像がありました。とても古い街並みで、石畳の細い路地を歩いているとその歴史を十分に感じることができます。残念ながら街のシンボルである聖ピーテルス教会は改装中でしたが、そこに至るまでの道々、カフェや服屋さんにまでEmily Dickinsonについての講演会のポスターが貼られていたり、ああ、大学街だなぁと感じました。ケンブリッジと同じく、街としての機能がおそらく大学にのみ収斂されていて、それが問題だというのは聞きましたが、立派な市庁舎や、カリオンの響く塔を持つ教会などは、とても落ち着く光景でした。冒頭の写真もライン川と風車。本当にきれいなところです。そして、オランダの人は英語がとっても上手。どこに行っても、最初はオランダ語で話しかけられますが、残念ながらオランダ語がまったくできないので、英語で一言話すとパチッときれいな英語に切り替えて答えてくれます。それもツーリストフレンドリーな部分ですね。明日は、アムステルダムを訪れます。
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by ellisbell | 2006-09-30 06:20 | trip


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