Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 09月 22日 ( 1 )

地の果て

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イングランドの最果ての地、その名もランズ・エンドに到達しました。本土の最西端、コーンウォール半島の先っぽです。

日曜の朝、起きたら相変わらず熱はある様子ですが、ボリュームたっぷりのコーニッシュ・ブレックファスト(内容はイングリッシュと一緒でした!)をいただいて、バス乗り場に出かけます。ペンザンスが電車の終着地、そこからはバスで西に向かうしかありません。日曜なので、本数が少なく、300番のバスでとにかくミナック・シアター、ランズ・エンド、セント・アイヴスの3カ所をまわることが今日の目標。外に出ると、雨が降った様子がうかがえますが、ラッキーなことにお天気は持ちそうです。しかし、バス乗り場に行くと、乗ろうと思っていたバスがなく、急遽予定を変更して、ローカルバス17番でまずセント・アイヴスから逆回りすることにしました。セント・アイヴスまでは1時間ほど。バスに乗った途端に寝てしまい、気がついたらそこが、芸術家の愛した小さな街でした。

c0105386_85396.jpgセント・アイヴス。バーナード・リーチやヴァージニア・ウルフが愛した街として有名ですが、現在でも小さな街のあらゆる路地にたくさんのギャラリーやアトリエがあります。細々とした路地をぬって歩いていると、突然眼下には青い海が広がり、石造りのかわいらしい家々の並んだ街並みを、ゆっくり歩いていると時間を忘れそうになります。彫刻家バーバラ・ヘップワースの美術館、そして、ロンドンのテート美術館の分館もここにあり、時間があればその辺りもゆっくり鑑賞したいところでしたが、残念ながら先を急ぐ旅。ハイ・ストリートで手作りCornish Pasty(コーンウォール名物の肉詰めパイ)を買い、ついでにたくさんあったCornish Fudgeのお店でファッジ(柔らかいキャラメルのようなお菓子)もついつい買って、ランズ・エンドへの300番のバスに乗り込みます。ファッジというのはお砂糖とバター、牛乳などで作っているようですが、やっぱり乳製品が有名なコーンウォールならではということなのでしょうか。街中にたくさんのファッジ屋さんがあり、創業以来30年というお店で詰め合わせを買った時にも、次のお客さんがプレゼントにしたいから、とあれこれ注文していました。日本人にとっては甘すぎるお菓子だというのは知っているのですが、ついつい本場!と思うと買っちゃうのです・・やっぱり甘かった・・(でも、想像よりはイケてました。)

ランズ・エンドに向かう途中、雲行きが怪しく雨がぱらついていたことには気付きましたが、やっぱり私は眠りこけてしまいました。時折目を覚まして見る風景は、360度の平原でその奥に青い海が見え、アイルランドの西の果て、イニシュ・モアをマイルドにした感じ。生け垣に囲まれた、バスが通るのがやっとという細い道を通りながら、見渡す限りの岩がちな牧草地、牛たち、石造りの家、そしてその奥に広がる青い海を見ていました。アイルランドの苛酷さはありませんが、やっぱり果ての地というのは似た雰囲気があるのでしょうか。幸い雨も止み、到着した「地の果て」は、聞いてはいたものの、先端にホテルが建ち、アトラクションが作られ、観光地化されていたことには少し落胆しました。そして、何よりもペンザンスと同じく、気候が温暖であることも、期待とは反していました。もっとharshな自然を想像していたせいですね。(だってすぐ近くで山羊まで飼われているんだもの!)けれども、3つの海が混じり合うその景色はとても雄大で美しく、海の青さと広さは感激ものでした↑。ランズ・エンド・ホテルの先には標識が立っていて、ここがランズ・エンドと書いてあります。日付も入っていて、そこでOfficial photographerなる人が写真を撮る仕組み。うーん、やっぱりちょっと商業化されすぎ??その標識には、ほかに、NYまで3147マイル、John O'Groatsまで874マイル、と書かれています。John O'Groatsはスコットランドの最北端。うーん、季節的にもう行けないだろうと分かってはいますが、興味をそそられますね☆

c0105386_854139.jpg続いて、いろんな人に勧められていたMinack Theatreへ。崖っぷちに、Rowena Cadeという女性が、たった一人で作り上げた劇場です(切れていますが写真の下の方が舞台です)。南国ですから、珍しい植物もたくさん植えられ、運が良ければ友達はマチネを見ながら、向こうの海にアザラシが見えたそうです。ここは、圧巻でした。美しい青い海と、その上にそそり立つ絶壁の劇場(決して絶壁好きだからここが良かった訳ではありません!)。眺めが素晴らしかったです。シェイクスピアをよくかけている劇場のようですが、数日前まではマクベスをやっていた模様。日がずれて残念でした。その日はアイーダが演目でしたが、夜なので、公共交通機関では行けず断念。でも、ドレス・リハーサルを見ることができました。野外劇場ならではの開放感と工夫のある、そして素晴らしい眺めを持った、素敵な劇場でした。

夜には、絶対おいしいお魚を食べなくては!と、B&Bの近くで勧められたパブで、Cornish soleを食べました。風邪を引いて熱はありましたが食べ物はすべて食べられて良かった♪おいしいヒラメでした。明日は最終日、ペンザンスから見えている、St Michel's Mountに行って、ロンドンに戻ります。もう1日だけ体力が持ちますように。
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by ellisbell | 2006-09-22 08:03 | trip


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