Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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2006年 08月 14日 ( 1 )

アイルランド(ダブリン編)

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英国の隣国、アイルランドを旅行しました。まずはダブリン編。

ロンドンからダブリンは、格安航空会社Ryanairの仰天価格、ホントに飛ぶのか?というお値段のフライトで1時間強。easyJetもそうでしたが、さまざまなサービスがないというだけで、それ以外は普通の航空会社です。こんな価格で飛行機が飛ぶなら、電車やバスは大変だろうなぁ・・と思います。なぜ安いか。あまり人の使わない不便な空港を使うことで、人を呼びたい空港が補助金を出すそうです。確かにライアンのは本当に不便そうな空港に到着することもありますが、さすがアイルランドはお膝元、ちゃんとダブリン国際空港に到着しました。タラップを降りて空港の建物に入る時から、ゲール語(アイルランド語)と英語の併記。感激しました。美しき国Eireに来たのです。

空港から市内まではバスで30分ほど。最近はITなどでめざましい経済発展を遂げていると聞いていましたが、北側から街に入ると、それほど繁栄しているようにも見えず、イギリスよりは人もずいぶん少ない感じです。リフィ川が見えてきた辺りでバスを降りて、今日のホテルはグレシャム。ダブリンといえばJames Joyceですが、Dublinersの中に出てくる、ダブリンを代表するホテル。オコンネル・ストリートに建つ、ひときわ重厚な建物です。チェックインを済ませてから街に出て、まずはイースター蜂起の舞台となった中央郵便局へ。イエイツの詩でも知られていますが、反乱自体は失敗したものの、共和国設立のきっかけとなった事件です。その近くにあるジョイス像を見て、すぐ近くのパブでランチをしました。英国のパブと基本的には同じですが、アイルランドではバーと呼ぶのですね。そして、英国よりもちろん安くておいしい。量の多さは同じくらいかな。でも、何よりもアイルランドの人はフレンドリーで、どこから来たの?としょっちゅう尋ねられるのが印象的でした。思ったほど赤毛と緑の目の人はいなかったけど(笑)。

c0105386_5402172.jpgリフィ川沿いを歩いてアビー・シアターへ。イエイツやレディ・グレゴリーが中心となって成立した有名な文芸劇場ですが、常にアイルランドの演劇の中心的存在であり続けています。向かう途中で、劇場の斜め前にこのような壁を発見。イースター蜂起で処刑された人々の顔写真が貼ってあります。もちろん現在のアイルランドはEUの一員であり英国の支配下にはありませんが、長い間の英国支配に対する根強い反感のようなものをここでも感じました。本日の演し物はオスカー・ワイルド、The Importance of Being Earnestでした。しかも全部が男性というキャスト。もちろん大喜びで席を取ります。その前に、トリニティ・カレッジのケルズの書を見に行きます。美しい装飾本。人が多くて大変でしたが、さすがにケルト芸術の最高峰とされるだけあって、不思議な、美しい写本でした。それからグレシャムでアフタヌーンティー。似てはいますが英国と違って、スコーンが主役じゃない。しかもアイルランドではバターで食べます。バター版も好きだけど、ちょっとしっとりしてパンみたいで、私はイギリスの方がいいなぁ・・と思いました(が、その後感激的なスコーンに次々と出会うことに!)そしていよいよ観劇です。主演の役者はあまりにもワイルドにそっくりで、笑ってしまうくらいでした。大昔に日本語で読んだだけの作品、最初は台詞を聞きとるだけで大変でしたが、次第に慣れてきて楽しめるように。コメディらしい、味のある役者さんがたくさん出てくる楽しい作品でした。劇というのはやっぱり読むものではなくて、演じられるものなのですね。間の取り方や声の抑揚で本当に楽しめます。全身で感じる舞台芸術だと再認識しました。

c0105386_540860.jpg次の日は市内観光。アイルランドにおける英国国教会の大聖堂、クライスト・チャーチ大聖堂を見学するのもそこそこに、アイルランドといえばギネス!ということで、ギネス・ストアハウスへ。大麦からスタウトと呼ばれる黒ビールができる様を見学した後、一番上のバーでできたてギネスを試飲します。これが、おいしい☆本当にスッキリして、ギネスの香ばしさがあっさりしていて、とてもとてもおいしかったです。その勢いで、アイルランド・ウィスキーの代表銘柄Jamesonの蒸溜所へ。今はここでは蒸溜されていませんが、バーボンが1回だけしか蒸溜されず、スコッチが2回であるのに対して、アイルランドのウィスキーは3回蒸溜されるそうです。だからスッキリした味わいの、くせのないウィスキーになるらしい。その通り、とってもおいしいウィスキーでした☆

その後はジョイスの通ったバー、ディヴィ・バーンズで晩ご飯を食べて(このアイリッシュシチューはとてもとてもおいしかった!素朴な味でした。お芋ごろごろ(笑))、ダブリンの日程はひとまず終わりです。ユリシーズに出てくる、オーモンド・ホテルが閉まっていてバーに入れなかったのが残念でしたが、なかなか盛りだくさんのダブリンでした。ロンドンのような都会ではなく、暖かみの残る大きな街ダブリン。ここから、次は西に向かってドライブします。
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by ellisbell | 2006-08-14 05:38 | trip


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