Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
link

イスラムの栄光(2)

c0105386_9242974.jpg

昨日の暖かさがウソのように、今日は冬に逆戻り。

日本では今の季節の寒さを花冷えと言いますね。お茶のお稽古の季節感をふと思い出しました。春のご銘は、やっぱり桜に関したものが圧倒的に多いのです。日本人にとって、あの淡いピンク色はとっても特別なものなのですね。今日は私は滞在最後のロンドン郊外へのエクスカーションに行ってきて、チャイナタウンのCrispy Dragonというレストランで北京ダックをいただいてきました♪♪さすが中国系の友達のお薦めだけあって、どのお料理もとっても美味しくて、大満足。またまた、おなかがいっぱいです!

c0105386_9245793.jpgさて、スペイン旅行。グラナダの二日目はいよいよアルハンブラ宮殿を回る予定をしていました。ところがその前の晩の寒さがこたえたようで、朝から少し調子が悪く、この日もさらに追い打ちをかけるような寒い日でした。アルハンブラ内のホテルを取っていましたから、たやすく朝一番にチケットを取れたので、グラナダ観光のハイライト、アルハンブラのナスル朝宮殿から見学をスタートしました。チケットを切ってもらってから、庭園をしばらく歩きますが、とても美しい緑にあふれる、南国の木々で埋め尽くされた庭園はとてもきれいなのですけれど、寒くてゆっくりまわることもできず。チケットに記載された時間にナスル朝宮殿に行く必要もあるので、急いで宮殿の方に向かいます。

c0105386_9252778.jpgスペイン・イスラム最後の王朝であるナスル朝の歴代王の居城。アルハンブラは、外側から見ると、要塞のような普通のお城なのですが、中に一歩足を踏み入れると、息をのむような幻想的な世界が広がります。庭園自体も噴水やアーチで飾られてとても美しいものですが、宮殿内の豪華さは本当に目を見張るばかり。あまりにも繊細な彫刻を施された柱、素晴らしく精巧な壁面装飾、壁や床を飾る見事なモザイクタイル。本当に、そこには別世界が広がっていました。それぞれの壁や柱の素晴らしく繊細な装飾の緻密さは息をのむばかり。アップで写真を撮ると、その細かさがよく分かりますよね! 世界中から巧を集めて作られたことがよく分かる精巧な細工は、それを作った者たちの技量の高さを示していますが、その巧たちは完成後、すべてその技量を外に伝えないように盲目にされたのだとか。イスラム文化の最高傑作と言われるのがよく分かる、ただただ豪華絢爛で、そしてかつ繊細優美な宮殿でした。

c0105386_9255657.jpg中でも素晴らしいのが、ライオンの中庭(2枚目の写真)。残念ながら、中央に置かれているはずのライオンの噴水は修理中で、全景は写真に撮れませんでしたが、この彫刻の見事さは素晴らしいの一言に尽きます。とはいえ、あまりにもこれが続くと、いささか疲れて来るのですけれど・・・インド風の彫刻もあれば、日本を思わせるもの、アラブ風、中国風とバラエティに富んだ装飾があちこちになされていて、イスラム帝国の栄光をまざまざと感じました。そしてここでもう一つ思わず感嘆の声を上げてしまうほど美しかったのが、鍾乳石で装飾された二姉妹の間の天井(写真)。イスラムらしく、美しい繊細なドームの部分はその華麗な装飾のなせる業で、とても立体的に見え、眺めているとまるで吸い込まれそうになります。ブラックホールのような、宇宙的広がりを持つ天井。本当に、ああ、これは小宇宙だと感じさせられました。写真に撮るのが惜しいほどの見事さ、立体感。とても不思議な空間的広がりを持つ場所でした。

c0105386_927334.jpg中庭もとても美しく、散策を楽しめるはずが、この日の寒さと吹きさらしの宮殿散策ですっかり気分が悪くなってきていた私。でもせっかくなので、この日は、スペインで有名な国営高級ホテル、パラドールでのランチを予約していたのです。グラナダのパラドールは人気の高いパラドールの一つで、アルハンブラ内にあります。そこでしっかり3コースのランチをいただきました。せっかくのグラナダですから、アンダルシア風の前菜とメインをいただきました。これはメインの鶏肉。とても美味しかった上に、雰囲気も素晴らしくて、堪能できたランチでした♪ ランチはとても美味しかったのですが、元気が続いたのもここまで。朝のチケットだったので、時間的にも、そして体力的にもアルカサバ(要塞)やヘネラリフェ(離宮)に行く元気がなく、少しお土産ものを見たり買ったりした後は、ホテルに戻ってしばらくベッドで休みました。風邪だったのでしょうね。

c0105386_9263825.jpg夕方には回復し、晩ご飯を買い込みに外出。その時に撮った、夕方のアルハンブラから眺める、夕暮れのアルバイシン地区の写真がこれ。最終日はとてもお天気が良く寒かったので、美しい夕焼けを見ることができました。その前の夜に散策をした、グラナダでもっとも古い地区アルバイシンは、夕闇の中でその白い家々をはっきりと浮かび上がらせていました。せっかくのアルハンブラが、最後までまわりきれず残念でした。でも、とてもとても素敵な体験で、十分イスラムの歴史と栄光を満喫した実感を得た、グラナダ滞在でした。次の日は、朝から高速バスでコルドバへの移動です。
[PR]
by ellisbell | 2007-04-04 09:30 | trip
<< Hot cross buns イスラムの栄光(1) >>


ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧