Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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イスラムの栄光(1)

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バルセロナを発って向かったのはイスラム最後の拠点、グラナダ。

グラナダからイスラム勢力が一掃されたのは1492年。コロンブスがアメリカ大陸を発見したと世界史で習う年ですね。スペインの威光を知らしめることになった記念すべき年なのですね。

c0105386_834237.jpgさて、グラナダに向かうのは飛行機。使うのは国内線、Spanairです。朝のフライトでお昼にはつくはず・・が、これぞスペイン、電器系統のトラブルとのことで、フライトが遅れてしまいます(しかも全員乗り込んだ後で!!!)。どうなることかと思いましたが、1時間少しの遅れで出発。ホッと一安心です。しかし、グラナダ空港から市内までのバスというのは1時間に1本しかなく、すでに予定を大幅に遅れている私たちがどうしようかと思っていると、香港からひとり旅をしている女の子が声をかけてきました。彼女は同じフライトで着きましたが、夜にはマドリッドに飛ぶそう。アルハンブラだけを見たいと言うので、ちょうどアルハンブラ宮殿内にホテルを取っていた私たちは、彼女とタクシーに相乗りして宮殿に行きました。タクシーの運転手さんとのお値段交渉も、スペイン語ができないから一苦労ですが、何とか無事市内に到着です。 写真はアルハンブラ内の遊歩道。

c0105386_8361894.jpg荷物を置いて、まずはグラナダ市内へ。グラナダの街はこんな風に、窓辺に花が飾られた可愛い街並みです。南国らしく、木々も緑に覆われていて、特にアルハンブラは自然がいっぱい。たくさん鳥の声がしています。 アルハンブラは二日目に取っておいて、とりあえずはイスラムの勢力下にあったグラナダの、モスクを改築したカテドラル、そしてカトリック王の建てた王室礼拝堂を見に行きます。しかしこの日はどうも運が悪く、ランチの後、グラナダ中が大停電・・orz。礼拝堂は閉まっちゃうし、カテドラルは真っ暗な中での拝観になりました。細かいところが見られなくて残念でしたが、でも、それはそれで雰囲気があって良かったです。

c0105386_841014.jpg壮麗な大聖堂。内陣に飾られた美しい聖歌の楽譜が、とても装飾的で思わず見入ってしまいました。礼拝堂は諦めていましたが、近くのお店などをちょっとのぞいている間に、電気が復活して、結局入れました。スペイン黄金時代を築いた二人の王と王妃が眠る礼拝堂は、彼らの大理石でできた素晴らしいお墓と、金細工の素晴らしい祭壇が見応えあります。イスラムを放逐したスペイン・カトリックの威信を見る感じでした。

c0105386_8413625.jpgこの日の夜は、フラメンコを予約していました。情熱的なジプシーの踊りは、是非本場アンダルシアで見たいと思っていたので、ロマ族の住む洞窟住居を舞台とするフラメンコです。狭い場内はぎっしりと観光客が詰め込まれていささか息苦しいほどでしたが、いざ踊りが始まると、ギター一本の伴奏に踊り子たちの手拍子が響き渡り、中央にいる踊り子のステップがどんどん白熱していきます。素晴らしいリズムと迫力、そしてもの悲しいまでに激しい生の躍動。とてもとても感激的でした。踊りが始まると、目はそちらに吸い寄せられ、場内が狭い分、自分の全身が楽器になったように、身体中に音がダイレクトに響いてきます。そして、若い人だけが踊るのではなく、それぞれの踊り子たちが、即興で自分を力強く表現していきます。そのシンプルで、本当に躍動的な生の迫力に、感動しました。

c0105386_8382323.jpgフラメンコの後に、送迎バスはアルバイシン地区から、夜のライトアップされたアルハンブラ宮殿を見に行きます(冒頭)。この、少し小高い丘にあるサン・ニコラス広場から見るアルハンブラは絶景です。美しい眺めでしたが、寒かった!!! アルバイシン地区の様子。グラナダでもっとも古い地区らしく、タイルや窓辺に置かれたお花で細く曲がりくねった路地が飾られ、とっても雰囲気のある地区です。残念ながら最近はこの辺りも治安が悪いそうですが、白い壁に陶器のプレートがたくさん飾られた可愛らしい街並みは、とっても素敵ですよね。

グラナダの夜を満喫しての帰り道。そもそも、集合時間にも30分遅刻して来た運転手さんが、契約にあるホテルへの送迎をするのがイヤだと言い出しました。この日は本当にすべてがちょっぴりうまく行かない日。私はスペイン語ができないので、途方に暮れましたが、とにかく英語で文句を言おうと運転手さんのところへ。たまたま乗り合わせた別の観光客の方が本当に親切で、私の英語をスペイン語に通訳してくれて、さらに彼女自身も口添えしてくれて、最終的には一つのホテルからタクシーで送ってもらえることになりましたが、真夜中のグラナダの街で放り出されたら本当に困るところでした。最終的に、助けてくれた彼女は、疲れている真夜中に30分ほども私たちを助けて言い争ってくれたのでした。見知らぬ土地での親切って本当に身にしみますね。彼女が、「私も日本でこういう状況になったら困り果てるだろうし、よく分かるもの」と言ってくれた言葉にも感動しました。情けは人のためならずとは本当ですね。彼女に直接、この親切をお返しすることはできないけれど、私もどこかで少しずつ誰かを助けられたらいいなぁと思った夜でした。

最悪だったのは、この感激的な夜、あまりにも冷えたせいで風邪を引き込んでしまったこと・・・グラナダ二日目は、そう、今回のスペイン旅行の目玉、アルハンブラ宮殿が控えています。長くなったので、これはまた明日♪
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by ellisbell | 2007-04-03 08:42 | trip
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