Under the English Sky |
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今日はSt.David's Day。 英国(the UK)という国が、England, Scotland, Wales, Northern Irelandの4つの国(地域)による緩やかな連合体だというのはよく知られたことですが、それぞれの地域はそれぞれの守護聖人(the patron Saint)を持っています。そして今日、3月1日はウェールズの守護聖人、St Davidの日。この日はウェールズを象徴する花、黄水仙がウェールズ中にあふれかえり、人々は民族衣装を着てお祝いするそうです。今年は例年になく暖かい冬ですので、もうすでに黄水仙は花盛り。先週通ったときには、まだつぼみだったジーザス・グリーンの水仙も、みごとに黄色い花を咲かせていました。春のお花は春に活動する虫を惹きつけるために、彼らの一番見やすい色である黄色を持つことが多いと読んだことがありますが、今年は早くも春色でいっぱい。英国の春は、多くの人が待ちわびる水仙で始まります。日本の春が桜で始まるのと同じですね。今年は桜も早いそうですけれど。 この4つの地域、それぞれの守護聖人(とthe patron Saints' days)は、イングランドがSt George(4月23日)、スコットランドがSt Andrew(11月30日)、ウェールズがSt David(3月1日)、そして北アイルランドがSt Patrick(3月17日)。それぞれの旗を組み合わせたのがユニオン・ジャックなのですよね(ウェールズのドラゴンがいないのはかわいそうですけれど!)。それぞれが国花も持っていますが、イングランドのバラ、スコットランドのアザミ、北アイルランドのシャムロック(三つ葉のクローバーみたいな草)はいいのですが、ウェールズは正式にはリーク(長ネギ)だというのがいつも気にかかります(笑)。でも、それと並んで黄水仙もウェールズの国花として愛されているので、少し安心しますよね☆ウェールズには様々な文化と伝統がありますが、独特な美しい文化の一つがラブスプーン。ウェールズに行ったときに、私もお土産に買いましたが、様々な模様を彫り込んだ木彫りのスプーンのことです。これが伝統的に愛の印としてウェールズでは贈られるのだとか。結婚の時に贈られるのが一番伝統的ですが、ヴァレンタインデイなどにもよく贈られているようですね。それぞれの文様(蹄鉄、ベル、リボン、ハート、結び目、等々いろいろあります)が一つずつ意味を持っているというのは、お隣アイルランドの複雑で緻密なケルト文様と同じですね。 ガーデニングを愛する人が多いこの国では、チャールズ皇太子をはじめとして、自分の植物に名前を付けて話しかけてあげる人が多いそうです(チャールズさん、オーガニックを愛するのは分かりますが、名指しでマクドナルドを批判して大きな問題になったそうですね・・・)。昨日も友達と話していたら、いきなり「うちのルーシーが」というので、「?」と思ったらお庭の鉢植えの木でした(笑)。同じく自分のお庭が自慢のガーデナーSが、自分のお庭から植え替えた、鉢植えの黄水仙を持ってきてくれました↑。暖かいお部屋の中では1週間ほどしかもたないだろうけど、ということですが、明るい春の日差しの中、黄色い可愛いお花を楽しませてもらっています♪
by ellisbell
| 2007-03-02 06:44
| culture
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