Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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We are doing our best, although it's not enough.

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ロンドンから帰ってきました。

なんと、9時間かかって!!!ロンドンーケンブリッジは、通常なら電車で50分くらいなのですが、今日は8時間。理由は、またもや英国全土に吹き荒れている強風です。思えば地下鉄も、乗り換えなしでわずか10駅足らずの間に、(この電車はここで止まります、などというアナウンスで)2回も電車を乗り換えさせられたのでした(予兆?)。そして、いつものKing's Crossに着いたのがお昼の12時過ぎ。プラットフォームを示す電光掲示板には、軒並み「遅れ」や「キャンセル」が並んでいました。駅に流れるアナウンスによると、ひどい天候のため、すべての電車が時速50マイルに制限されていて、大幅な遅れやキャンセルが相次いでいるとのこと。Cambridge経由、King's Lynn行きは、10分ほどの遅れで出発するようだったので、ああ良かったと胸をなで下ろして、プラットフォーム10bに急ぎました。

乗ったのは12時45分のキングス・クロスからのケンブリッジ・エクスプレス。遅れてはいますが、ノンストップなので、2時には着くだろうと思っていました。ところがのろのろと出発して15分ほどのところで電車が突然止まりました。例によってアナウンスはなし。よくあることだし、今回は天候のためと前もって言われているから、そのうち動くだろうとのんびり構えて読書していると、電車が止まって15分ほど経って、アナウンス。"high wind"のため、木が倒れてレイルと電気系統に障害が出ている、いつ動けるかは分からないが、新しい情報が入り次第知らせる、とのこと。時刻は1時過ぎです。検札に来ていた女性の車掌さんに、みんなが「どれくらいで動く?」と聞いていますが、彼女も「分からない」と繰り返すばかり。「15分では動かないでしょう」と彼女が言うと、30分経ったら動くのか、と聞く乗客。彼に対して「前向きに考えましょうよ」と言っていた車掌さんも、長引くにつれて行き来が増えてきました。1時間ほど経った辺りで、迷惑を被った乗客すべてのリストを作ると、車掌さんが紙とペンを持って回ってきてくれます。カスタマーセンターから後日連絡するとのこと(どうだか、と思っていますけれど!)。結局1時間半ほど経ったところで、最寄り駅Oakleigh Park(聞いたことない!)まで進み、もし緊急の用事がある人は、ここで別の手段を考えてください、とのアナウンス。けれどもalternative wayというのが全くないに等しいのです。車掌さんも情報がなく、次々と質問攻めにあっても、「もちろん十分でないのは分かっているのですけれど、私たちも最善を尽くしているのです」と繰り返すばかり。場所はまだロンドン郊外、バスも近くにはスクールバスしかなく、タクシーすら通らないところ。運の悪いことに、私は携帯をケンブリッジに忘れてきていました。夜に予定があるのに、連絡すらできない!!

ラッキーにも迎えに来てくれる知り合いや、ロンドンに帰ることを決めた人たちはそのOakleigh Parkで降りていきます。だんだんその頃になると、乗客の中に連帯感が生まれてきて(笑)、「どうすればいいのかしら」、「君もケンブリッジ?」などと会話が生まれます。途中、車掌さんがお茶を配ってくれたりしながら待つことしばし。結局別のルートを通って北上、ケンブリッジに行く人は途中で乗り換えるようにとのアナウンスが出て、動き出したのが4時半前。3時間以上閉じこめられていた訳です!!でもとにかく、ケンブリッジに帰れる、と思ったのはつかの間、その次の駅を越えたところで、「別の電線が切れた、ロンドンに引き返す」とのアナウンス。おいおい、ちょっと待ってよ〜(涙)と思う間もなく、先ほどの駅に戻ってきました。そしてそこでまた1時間。再度アナウンスが流れ、「ピーターバラ行きに変更、ケンブリッジはスティブニッジで乗り換え」とのこと。情報も錯綜し、二転三転しています。行きつ戻りつしつつも、とにかく乗換駅に着いたのは夜の6時過ぎでした。車内アナウンスでは、「ここからケンブリッジにシャトルが出る」とのことでしたから、隣のおじさんや前のおばさんと、何とかこれで、と言い合って電車を降りました。

結果的にはこの駅で、また1時間半待たされることに。何とかケンブリッジの駅に着いたのは夜の8時半でした。帰ってみてびっくり。全英で少なくとも9人の死者が出ているほど大きな嵐なのです。何事もなく帰ってこられただけでも良しとするべきでしょうか。けれども、残念なのは、今日はPembroke Collegeのフォーマルを予約していたのです。もちろん、それには間に合わず、断念しました。残念きわまりないです・・(涙)。ただ、驚くべきことは、英国人はこういう状況になってもみんな忍耐強く待っていますし、さすがに最後には駅員さんに食ってかかった人も何人かいましたが、基本的におとなしく静かにしています。そして、周りの見知らぬ人としゃべったり笑ったりするのです。年末の英国の濃霧でフライトが飛ばないなどということもありましたし、日本でも時々自然災害で交通機関が止まり、何時間も閉じこめられる乗客がいますよね。テレビで疲れ切った顔を見ますけれど、日本ではそういうときはみんなどうしているのかしらと思いました。あんまり周りとしゃべったりしないのではないでしょうか・・・閉じこめられてすることもなかったので、持っていた本(カズオ・イシグロです♪)は読み進みましたけれど、とにかく、散々な一日でした。
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by ellisbell | 2007-01-19 07:13 | society
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