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Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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二つの文化

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一昨日から英国全土に被害を出している暴風雨の名残で、今日も風の強い一日でした。

今日は朝から待望の郵便物が到着。(12月の頭に日本に送ったクリスマスプレゼントは未だに届かないそうですが(涙)・・Parcel Force、信頼できません!!)ご存じの方もいらっしゃると思いますが、1月9日に発売された、The Beatlesの記念切手です↑。予約していたのですが、本日ようやく到着です(遅い!)。特にファンだというわけでもないのですが、このニュースを聞いてからつい欲しくなって予約してしまいました♪ビートルズのアルバムジャケットを重ねた形なのですが、コレクターのために、2007年1月9日の消印をあちこちで押したヴァージョンを用意していたり、解説付きのものがあったりということで、英国のみならず、アメリカ、カナダ、そして日本から注文が殺到して(もともと能率の悪い国ゆえに!)パンク状態だそうです。普段は文句を言いたくなるようなRoyal Mailですが、さすがにおしゃれなデザインですよね。

今日、お鍋の材料などを買うついでに、お散歩がてらショッピングセンターの近くまで歩いていきましたが、「パン屋さん」がほとんどないことに改めて気付きました(こちらでは普通のいわゆる食パンのようなものが一番ポピュラーですから、あまりお総菜パンやお菓子パンが売れないのでしょうか)。その代わり、今でも紳士服などのテイラーがたくさんあるのです。ここに行けば紳士服はすべてそろうというロンドンの通りに行かなくても、普通の街に、ウィンドウにジャケットを飾り、仕立屋さんが中でメジャー片手に布地を裁断しているお店はすぐに見つかります。この国では日本のようにブランド好きな人たちを見ることはほとんどありませんが、ファッションにおいても、パンクロックの国であると同時に、やっぱり紳士の国でもあるのかしらと思いました(イギリスブランドはまさにこの二つにはっきり分かれていますよね!!)。おそらくは階級制度のなせる業なのだと思いますが、二つの文化が共存しているのがとても興味深いですね。そして、文化というのが流動的であることも。例えばビートルズでもストーンズでも、体制に反発して新しいものを作り上げたのでしょうけれど、それが時代とともにまたもや反発されるべき体制となっていくのですよね。

今、これを書きながら、ラジオからちょうどビートルズが流れていました。そして、今はKate BushのWuthering Heights。英国文化っておもしろいですね。この切手を含め、デザインセンスも素敵なものが多いと思います。そういえば、未来のプリンセスと騒がれ、今、パパラッチに追いかけ回されて大迷惑を被っているお気の毒なケイト・ミドルトンさん。彼女が着ていたチュニック・ワンピースは即日完売だとか。(そのニュースによると、彼女が王室に入ったら(あるアメリカの批評家に散々けなされていた)カミラさんのひどいファッションもちょっとはアドヴァイスしてもらえるのでは?だそうです!)こんなに個人主義の強い国なのに、そして、この点においてはダイアナさんのことがあるにも関わらず、懲りない人たちだなぁとため息です。
by ellisbell | 2007-01-13 05:27 | culture
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