Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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patience

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今日からLent Termが始まりました。

ケンブリッジは、今日も嵐かと思うような強い風。村上春樹がギリシャの嵐を経験した時に、凄まじい迫力の雷を見て、「まるでゼウスが自ら出陣して雷の矢をはしっ、はしっ、と射ているような迫力。ギリシャ悲劇はギリシャに来てみなくては分からないものだ」というようなことを書いていましたが、最近、「galeだのgustだのというのはこれのことかぁ」と、身をもって体感しています。辞書を引くとgale(強風)というのは時速32-63マイルの風のことだそうですが、細く開けた窓がガタガタ言うような風。窓から外を見ると、木々が大きく揺れていて、うなるような風に近くのおうちのテレビのアンテナが折れそうに傾いでいます。朝にパラパラと雨が降っていましたが、いつものごとく20分ほどでそれも止み、ただただ風の音が聞こえる一日でした。週末のお鍋パーティのためにMill Road(多国籍なお店がいっぱいあるあたり)へ行こうと思っていましたが、風の音を聞いて断念。台風並み?

英国は自然災害がそれほど多くない国なのですけれど、さすがにこの風は事故をもたらしています。倒れてきた木が車に直撃して死者も出ている模様。予報では、最大風速80mph(時速80マイルってことは・・秒速35.5メートル!巨大台風並みです!)の警報が出ていた地域もありました。そしてそれとともに出ているのがflood warning(洪水警報)。山の少ないこの国では、低地を川が流れている上に、川の周りをコンクリートで固めるなどの護岸工事は行われていないところも多いので、しょっちゅう洪水が起きるとか!(でも、だからこそあんなにも自然が美しいのですよね!)ケンブリッジももともと湿原帯だそうですから、ケム川が自然とあふれて来ることはよくあるようです。グランチェスターへ向かう途中の草地(meadow)などは、そのおかげでいつも青々としてるのだそうう。洪水になったって、別に誰もあわてている様子はありません。「だって、3,4日待てばお水は引くんだから」という英国人の言葉を聞いて、さすがこの国の美徳はpatience(忍耐)だなぁと思い知りました。

queueが大好きな忍耐強いお国柄。けれども忍耐強くないところもあるようですね。Harry Potterの最終巻、"Harry Potter and the Deathly Hallows"の出版はこの夏だそうですが、発売日すら未定のこの本が、現在UK Amazonのトップだそうです。年末にタイトルが発表されてから、2人死ぬと予告されている主要登場人物が誰かという話題がヒートアップしていますが、ハリー・ポッターばかりは待ちきれない!!のですね(笑)。かく言う私も、早く注文しておかなくては・・・!

写真は年末の濃霧の中のGrantchester Meadow。霧と霜で幻想的です。雪を待ちわびているのですが・・・
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by ellisbell | 2007-01-12 05:07 | society
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