Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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The Lion King

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今日は暗くどんよりとした、冬の一日でした。

夜の間に強い風が吹いたり雨が降ったりするので、1週間でまったく景色が変わってしまいます。だんだんケンブリッジの街もお買い物をする人が増え、クリスマスムードが濃くなって来ました。お昼に友達と待ち合わせてコレッジのcanteenに行きましたが、ホールはすでにフォーマルのためのセッティングがされていました。今日は学部生のクリスマスフォーマルだそうです。そうそう、そういえば、今日は生まれて初めて我がコレッジの真ん中にある芝生を堂々と横切っているフェローを見ました!!写真を取り逃してしまった・・・(ケンブリッジは徹底した階級社会ですから、作家Virginia Woolfが批判したように、芝生を歩いて横切っていいのはフェローだけなのです!!それ以外の学生や職員は全員芝生をよけて遠回りします。でも実際に横切っている人を見たのは初めてでした!!我がコレッジは、15世紀創立なので、フェローと学生の食べるものが違う、昔ながらのコレッジです・・・)

さて、今回ロンドンに行った最大の理由は、ミュージカルを観ることでした。「ライオン・キング」です。子供ばっかりだったよ、という意見も聞きましたが、大絶賛する友達も多く、楽しみにしていました。結論から言うと、素晴らしかったです!とても力強いステージでした。日本でも公演していたのでごらんになった方もいらっしゃるかと思いますが、最初の場面からさまざまな衣装とかぶり物をつけたアクター達がダイナミックに歌い踊ります。ライオンの顔とか、シマウマの身体とか、言葉で聞くと子供っぽく思えますが、実際には衣装もとても凝っていて、手足に竹馬のようなものをつけて出てくるキリンなど、うわ〜って思わず声が出るほどダイナミックでした。そして、アフリカなのです。パーカッション・プレイヤーがオーケストラとは別に左右のボックス席でプレイしていますが、とてもリズミカルで迫力があります。衣装、音楽ともにやっぱりアフリカを強く意識しているし、生命力そのものといった感じの演出が素晴らしいと思いました。「オペラ座の怪人」や「美女と野獣」のような洗練とはまた違うエネルギッシュな舞台が良かったです。そして、印象はやっぱり肉体的だということ。こんなに重そうな衣装を付けていながら、これだけ動き踊る舞台はこれだけではないでしょうか。本当に肉体賛美というか、野生の生命力がうまく人間の身体を使って表現されていると思いました。

c0105386_5455674.jpgストーリーは、ぱっと観て、「あ、ハムレットだ」と思いました。ライオンの王がねたみ深い弟に殺され、その息子(主人公)は国を追われます。しかし、彼は恋人と再会して自分が何者であるかを思い出し、自分の中にある父親を思い出して(父親の亡霊が出てくるところもハムレットそっくり!)国に戻り、見事に国を奪還する物語。初めての舞台でしたが、歌ばかりでなく台詞も多いので、英語も比較的わかりやすく、誰でも楽しめます。シェイクスピア劇と同じく、コミカルで皮肉な道化役も健在です。善悪をはっきり単純に割り切ってわかりやすくした舞台ですが、今回は悪役(王の弟役)のアクターが素晴らしく上手で、そちらに感情移入してしまいました(とは言っても、彼の演技は素晴らしかったので、カーテンコールではお客さんのブーイングを受けていました(笑))。前の席に小さな女の子がお母さん、おばあちゃんと一緒に座っていましたが、身を乗り出すようにして見入って、手拍子を取ったりしていたのがとてもほほえましかったです。いろんなレベルで楽しめる舞台だし、やっぱりアフリカのリズミカルでエネルギッシュな舞台に自然と反応していたのだろうなぁと思いました。

写真はLyceum Theatre↑、劇場の集まるウエストエンドの中心、コヴェント・ガーデンにあります。コヴェント・ガーデンでは、イルミネーションに加えて、メリーゴーラウンドがお祭りムードでした。
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by ellisbell | 2006-12-01 05:46 | culture
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