Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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Stratford-upon-Avon

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英国にStratfordという地名は数あれど、英国人は親しみを込めて、この地を「エイヴォン川に面したストラトフォード」と呼びます。

そう、Shakespeareの故郷。Oxfordより少し北にある、コッツウォルズの北限とも言える場所(詳しくはコッツウォルズの日記をご覧くださいませ)。この地は、その少し北にあるチェスターなどと同じく、テューダー朝の木組みのおうちが残っていることでも有名なのですが、なんと言っても、シェイクスピア抜きでは語れません。来英中の両親に会いに、10年ぶりに、ケンブリッジから一泊で行ってきました。

前にはまだ民営化される前のBritish Railで、オックスフォードを通って行ったのですが、現在の鉄道ルートでは、この駅はロンドン・メリルボーンからバーミンガムまでのルートの途中にあります。車だったらおそらく2時間半位でつくのでしょうが、この辺りが非効率的なイギリス。ケンブリッジからはわざわざバーミンガムかロンドンを通って行かなくてはなりません。どちらのルートをとっても4時間半ほどの旅。せっかくだから、行ったことのないバーミンガム経由で行くことにしました。英国料理に苦戦しているらしい両親におにぎりを持って(笑)、ケンブリッジを出たのは9時半。バーミンガムまでは直通で2時間40分。駅を移動して(こちらの駅はこれがややこしいですね・・・ロンドンと同じく、方角によって駅が違うので、街の中を移動します。野性的土地勘のおかげであまり迷子にならない私が見事に迷いました。入り組んだショッピングセンターばかりの駅前。バーミンガムについてはまた後日)、小さな電車に乗り換えゴトゴトとさらに1時間。のんびりと、英国固有のガングロ羊を見ていると、少し大きな都市が見えてきて、それがStratford-upon-Avonの街です。

いわゆるMidlandsと呼ばれる美しい田園地域(ここは県でいうと、Warwickshireなのです・・知らなかった。Oxfordshireだと思っていましたが、Birminghamの手前ではNuneatonも発見!!分かる方だけ分かってください。George Eliotの出身地です。今度行くぞー!!)。そこを流れるエイヴォン川のほとりの小さな街ですが、今年はロイヤル・シェイクスピア・カンパニーが全作品上演を試みているせいか、ずいぶんと人でにぎわっていました。残念ながら私の予定に合う劇はなく、もう一度、今度は観劇のために来ようと思いながら、駅近くのB&Bにチェックイン。そのまま、シェイクスピアの生家に向かいます。木組みのおうちでも、本当に古い、16世紀から続いている家は、かなり曲がったりゆがんだりしているのですが、景観重視のために、最近できた建物も木組みのおうち風にしてあります。そういう家はまっすぐでゆがんでいないのですぐに分かります(笑)。ゆがんだ家こそ由緒正しいとは、地震のない国はいいですね。もちろんシェイクスピアの家も木組み↑。16世紀そのままの建物です。彼の父親は裕福な革手袋の職人で、市長にまでなった人物ですから、典型的な名士の家と言えるでしょう。入ろうかと思ったところで日本人の団体客に先を越され、狭いおうちなので団体さんがいると思うだけで気持ちがしぼみ、まぁ10年前に入ったからいいか、と入る気をなくしてしまいました。そのままシェイクスピアのお墓に向かって歩きます。c0105386_8185062.jpg10年前にも行きましたが、お墓フェチとしてはまた行かずにはいられません。town centreからは外れたところにあるHoly Trinity Church。埋葬記録と出生記録も保管されていますが、命日は良く分かっていないようです・・誕生日と同じ4月23日と言われてはいますが、正確には分かりません。でも有名な「この骨を荒らすヤツは呪われろ!」という墓石銘は健在でした。この教会もボランティアが世話しているのでしょうが、中の受付のおばあさまもとても優しく"darling"と呼びかけて、にっこりと話しかけてくれるし、やっぱり田舎の良さをしみじみ感じました。

c0105386_8183162.jpg前回来たのは2月。寒かったし、霧が立ちこめて、それなりに風雅な教会でしたが、今回は尖塔を修理していたのが残念。けれども良いお天気で、エイヴォン川がゆるやかに流れ、白鳥が泳いでいるさまは10年前と同じでした。きっと、この風景は、シェイクスピアの時代から変わっていないのでしょう。(田舎に慣れた私は、思っていたより都会だったことに驚きましたが。10年前にもショッピングモールとかスタバとかあったかなぁ・・変わるところは、たぶん、変わっているのですね。)両親とも無事再会、どうやら食べ物にはめげているようですが、イギリスの穏やかな田舎は気に入ったようで、ゆっくりご飯を食べながら、今までの旅行話を聞きました。明日からしばらく両親に付き合って、ロンドンに滞在、それからケンブリッジを案内します。
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by ellisbell | 2006-09-07 08:17 | trip
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