Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
カテゴリ
以前の記事
お気に入りブログ
link

St. Michael's Mount

c0105386_804258.jpg
コーンウォールも最終日、ペンザンスからも見えている、St. Michael's Mountを残すのみです。

たまたま先ほどBBCをつけたら、Cornish Wild Summerという番組をやっていました。舞台はLand's End、St.Ives、そしてSt.Just。5月から夏にかけて、さまざまなワイルドライフがコーンウォールの夏を享受します。たくさんいるアザラシ、イルカ、サメ(basking sharkという、水面近くでひなたぼっこをする、プランクトンを食べるサメがたくさんいるらしい)、そして時にはクジラまでが、3つの海の混じり合うコーンウォールで夏を過ごすのだそうです。俯瞰カメラがとらえる美しい海には思わず息をのみました。素晴らしく美しい、透き通ったエメラルドグリーンの海。私が見たのもそうでした。しかし、とてもトリッキーなこの海は、時には激しい嵐で人々を襲います。昨日の日記で書いた、360度に視界の開けた風景は、実は、風のために大きな木が育たないためでもあるのです。私が見たマイルドな風景は単に、コーンウォールの一面でしかないことがよく分かります。

St.Michael's Mount。イギリス版のモンサンミッシェル。大天使ミカエルは邪悪なものを倒す守護天使ですから、このようなharshな土地にそれを祀る修道院が作られたのでしょうか。アイルランドにも、スケリッグマイケルという本当に絶海の孤島で近づくことも難しい修道院の遺跡があります(うう〜行ってみたい)。ナショナルトラストの管理下にある、英国のミカエル修道院は、もともとはベネディクト派の修道院として建てられ、その後ノルマンの征服によってミカエルのための修道院になります。いささか残念なことに、その後は要塞を兼ねたお城となったので、今はその修道院自体の姿は見ることができません。

体調は相変わらず悪いので、朝はゆっくりめに10時頃のバスに乗りました。ペンザンスからセント・マイケルズ・マウントの対岸まではバスで10分ほど。お天気も良かったし、着いたときには干潮で、風はありましたが島までゆっくり歩いていきました。島までは石畳の道が敷かれ、モンサンミッシェルを小さくしたその姿がはっきりと見えます↑。もちろんモンサンミッシェルのように長年かけて作られた修道院ではないし、城下町があるわけではありませんが、今は無人となっているこの花崗岩の島に、昔は人が住み、牛などを飼っていた跡ははっきりと分かります。頂上のお城に登っていくと、その向こうに青々と広がる水平線が印象的です。この城は、重要な要塞でもあったことがよく分かります。その絶海に向かって、たくさんの砲台がつきだしているのです。そしてはためいているコーンウォールの旗。c0105386_805832.jpgコーンウォールはもちろんイングランドの一部であり、連合王国の中では弱いウェールズのような地位さえありませんが、セント・ジョージの旗(白地に赤十字、イングランドの旗ですね)とは違う、黒地に白十字のCornish flagを持っているそうです。(旗の写真を撮っていると、登ったところで砲台に座って一休みしているおばあさまが、「それはCornish flagだって知ってる?」と教えてくれました。)お城の中は、マナーハウスのようなものでしたが、むき出しの石造りの部屋が一部にあったのは珍しいし、何より窓から見えるのが青い海だけというのがとても印象深いところでした。こんなところで毎日を過ごしていた家族は、何を思いながら暮らしたのでしょう。

c0105386_811514.jpgそんなことを考えながら、テラスから下を見下ろしてびっくり!なんと、道が消えています。30分で道がなくなるとは・・とても干満の差が激しいところなのでしょう。それを見越して、たくさんの小さなボートが観光客を待っています。帰りはそのボートに乗って帰りました。最後に、もう一度対岸のMarazionからぱちり↑。すっかり道は消えてしまいました。海を見ながら最後のパブ飯。そして、再度Great Westernに乗ってロンドンに帰ります。帰り道で、丘に描かれた白い馬の絵を発見。White Horseと呼ばれる白亜の斜面に掘られた先史時代の遺跡の一つでしょうか(そんなものの存在は、昨日のテレビ番組Seven Manmade Wonders南部編で初めて知りました。Berkshireにあるらしい・・)ちょっと場所が違うので、あるいはそれを真似たものでしょうか。珍しいものをたくさん見ることができました。

コーンウォール。西の果ての地。ケルトの文化が色濃く残る、独特の場所でした。英国はこんなに小さな国なのに、いろんな顔を持っています。無理をしたせいか風邪はいっこうに治らず、今は「のどにいいから」と、Ruthが作ってくれた、干しいちじくを煮出したホットジュースを飲んでいます。明日は彼女ともお別れ。彼女の好意とともに、このジュースが効きますように☆
[PR]
by ellisbell | 2006-09-23 08:06 | trip
<< 再びロンドン 地の果て >>


ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧