Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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Halloween Formal & Guy Fawkes Night

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まだまだ旅行記を書きたいのですけれど、閑話休題。話題が新鮮なうちに☆

ダークシーズンに突入した英国。秋も深まり、ウィンタータイムになったということもあって、最近ではもう4時過ぎには暗くなります。そしてこの時期こそ、さまざまな行事が楽しめるのが欧米の文化。ハロウィンは日本でも知名度が上がってきましたよね。10月31日の夜、子供たちが仮装して、trick or treat!と家々の門口を叩きます。もともとはアイルランド発祥の伝説ですが、さすがにアイルランド移民の多いアメリカでもっともポピュラーになっているようですね。昨日お話ししたアメリカ人は、11,2歳頃まで仮装して戸口をまわり、ご近所さんとも親しくなれて本当にいい行事だった、こちらではあまり盛んでないのが残念だと言っていました。ハロウィンといえば、「かぼちゃのお化け」だけをご存知の方もいらっしゃると思いますが、実際には万聖節(All Saint's Day)が11月1日にある、その前夜祭のようなものなのです。HalloweenはHallow eveningのことなので、かぼちゃお化けJack-o-lanternだけではなく、あらゆる霊がこの世をさまよう百鬼夜行の宵。夜にはたくさんの霊が家々に宿ります。悪霊を追い払う秋のお祭りといえば、日本でもたくさんその例がありますから、少し親しみもわきますよね。古代ケルトからの伝承です。(クリスマスもケルトからやってきたものだし、やっぱりイギリス、アイルランドは文化的に豊富ですね☆)

さて、ハロウィンが英国でそれほど盛んでないのは、おそらく、Guy Fawkes Dayに飲み込まれてしまっているからではないかと私は思っています。こちらの方が知名度は低いですが、英国ではこちらの方がずっとポピュラー。11月5日(そう、今日!)です。ヘンリー8世の個人的宗教改革の後、エリザベス1世が英国国教会を国教と定めたことは歴史的にも有名なことですが、国教会が国教となると当然、カトリックへの迫害が強くなります。特に国教が定められた直後などはまだたくさんのカトリックもいるし、エリザベス1世自身も内外のカトリック教徒に脅威を感じているので、自然と迫害は強まります。当然そのことにカトリックは不満を抱いて、エリザベスの後を継いだジェイムズ1世(スコットランドのジェイムズ6世ですね)の治世下にある1605年に、カトリック教徒Guy Fawkesが国会議事堂を爆破し、国王の暗殺をたくらみます。しかし事前に見つかってGuyは処刑されることになります。このGunpowder plotの日がGuy Fawkes Dayで、その前夜には英国では大がかりなたき火と花火が催され、子供たちはガイ人形を持って、"A penny for the Guy"とねだりながら練り歩き、最後には大かがり火にこの人形を投入するという伝統的な行事。「不思議の国のアリス」の続編、「鏡の国」の冒頭で、アリスが「昨日男の子たちが、たきぎを集めてかがり火の準備をしていた」と言うシーンがあります。これによって、「鏡の国」は、初夏の「不思議の国」からちょうど半年経った初冬、11月5日の設定となり、アリスがハンプティ・ダンプティに「私はちょうど7歳半」というのがぴったり当てはまるという、そういう仕掛けになっているのです。

c0105386_5324330.jpgさて、結論から言うと、私はGuy Fawkes Nightに行けませんでした(涙)。今日も花火の音は聞こえていますが、昨日が一番大きい花火だったようです。昨日は所属コレッジのハロウィン・フォーマル・ディナーに行っていました。献立もおどろおどろしく、「首を落とされて焼かれたチキン」だの、「死ぬまでゆでられたツナ」だの(笑)。お隣に座ったジョン・レノン似の男の子との話も弾んで、とても楽しい夜でした。そしてその後はダンス・パーティ。大きなかぼちゃの置物のそばで数人仮装した人たちが見えるでしょうか。結局、うるさくてしゃべれないから、と友達数人で移動した別のパブも、おそらく花火帰りの人たちでいっぱいで、みんなで飲みながらダンスを楽しみ(笑)、帰ったのは、真夜中過ぎでした・・今回まっすぐ歩けなくなったのはL。ワイン、ビール、ウィスキー、テキーラ!と飲む羽目になりましたが(どれもちょっとずつではありますが)、スッキリ目覚めた私って、結構お酒が飲めるのでしょうか(笑)??楽しい夜でした。トップの写真は、ヨークからご招待に応じてわざわざ来てくれたお友達とゆっくり午後にお茶をした後に見た、Parker's Pieceの夕焼け。今日は、満月なのですね。
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by ellisbell | 2006-11-06 05:37 | culture
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