Under the English Sky


英国、ケンブリッジでの生活で感じたことを書いていこうと思います。
by ellisbell
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Birmingham

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今日は一日家でのんびり。とてもいいお天気の土曜日でした。

今日の日記ではないけれど、忘れないうちに先月行ったバーミンガムの印象を。先月ストラトフォードに行ったときに、どうせだったら、とバーミンガムを経由したのでした。行きと帰り、合わせても4時間くらいしかいなかった街ですが、やっぱり独特の空気を持っていて印象に残る街です。

バーミンガム、と聞いてまず思い出すのはやっぱり産業革命でしょうか。イングランドのまさに中心、ミッドランドの中核となるイギリス第2の大都市です。産業革命時代に引かれた多くの運河もあり、もちろん鉄道の基幹駅でもあります。ケンブリッジからはバーミンガム・ニューストリート駅まで2時間半ほど。イーリーやマーチ、ナニートンといった街を通り過ぎながら、のんびり羊を眺めていると、運河を越えたところで近代的な工業都市が突然現れます。それが、バーミンガム。第二次大戦の空爆で、古い建物はずいぶん壊され、近代的な建築物が林立する都市になったとミッドランド出身の友達が教えてくれました。ニューストリート駅から乗り換えのスノウ・ヒル駅までは歩いて5分。ネットで調べた乗り継ぎ時間は35分。時間は充分あるはずでした。・・・が、駅を降りたところで目の前にあるのは近代的複合型巨大ショッピングモール。私の野生のカンは、近代的建物の中ではダメなのです・・・大阪駅前の地下街に迷い込んだような感覚。巨大なブルリング・ショッピングセンターと呼ばれるいくつもの建物でしばしうろうろ。「駅こっち」って書いてある標識に従っていっても、こちらではよくあることですが標識が突然消えてしまったり、何度も往復したあげく、ようやく駅を見つけた時には電車の出発時刻を1分過ぎていました。惜しい!野生のカンに頼らずに、人に道を聞けばよかった・・・こういうときに限って電車はちゃんと定刻出発するのです。駅員さんに聞いてみたら、次の電車は1時間後とのこと、街を再度散策することに即決定です。

c0105386_125040.jpgグラスゴーがそうであったように、この街も文化都市として認められることで街の再生、活性化、そして治安回復を構想しているようで、美術館やコンサートホールがたくさんあります。。バーミンガム博物館は特にラファエロ前派が充実しているらしく、見てみたいところではあったのですが、1時間ではとうてい不可能なのであきらめて、街をふらふら。ブルリング・ショッピングセンターですから、ちゃんと雄牛がいました↑。ブルリングとは大昔の英国で、牛のお肉を柔らかくするために、牛に犬などをけしかけて見せ物にした残酷な競技を行っていた場所。古い街にはたいていその跡があると聞きます。(コッツウォルズの闘鶏といい、アングロサクソンはやっぱり獰猛なbeefeaterですね!)そしてさらにこの街は、宝石街でも有名だし、何よりもバルティ・トライアングルがあることをご存じの方もいらっしゃることでしょう。街の南東部に広がる、インド・パキスタン人街のことです。ショッピングセンターからちょっと外れたところに大きな市場があって、お買い物に来ている人たちのエスニシティもさまざま。中華街も近いし、グルメも充実している街なのです。 c0105386_131120.jpg

帰りにも乗り継ぎ時間が多少あったので、スノウ・ヒル駅のすぐ近くにあるバーミンガム大聖堂の中に入ってみることにしました。ふらっと中に入って、まず目を引いたのがその赤い色が印象的なステンドグラス↑。思わず近寄っていくと、にこやかに別の人と話していた司祭さんがこちらに近寄って来られました。「どこから来たの?」と話しかけてくれる司祭さんに、「このステンドグラスは素晴らしいですね」というと、「ここのステンドグラスは特別なんですよ、Sir Burne-Jonesの作品ですから」とおっしゃいます。え、あのEdward Burne-Jonesですか?と聞くと、彼はここに葬られているのですよ、とお墓を示してくださいました。今はケンブリッジにいるというと、彼もケンブリッジマンだとか、どこのコレッジだの何だのいうお話にしばし興じて、電車の時間がありますから、とその大聖堂を去りました。バーン・ジョーンズは、自らのデザインしたステンドグラスに囲まれて、都心のオアシスのような教会で眠っていたのですね。とても素敵な雰囲気を持った大聖堂でした。(え、墓フェチだからよかったって訳じゃありませんってば。もちろんお墓の写真はバッチリ撮りましたけど☆)

バーミンガムからすぐ近くのナニートンやコヴェントリーはジョージ・エリオットの故郷でもあります。ジェイン・オースティン、ディケンズ、ブロンテ姉妹を制覇したから、次はエリオットとラファエロ前派を訪ねたいものです☆
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by ellisbell | 2006-10-08 01:00 | trip
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